社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者教育』 (89) 「ビジネス活動に役立つ 話し方にも意識を向けよう」

ID:8559fx


 かつて、ある産業心理学者の調査によりますと、トップマネジメントの活動時間は、その80%を「話し方」に費やしているということでした。ネット社会と言われる現在でもおそらく同様だと推測します。
 職場で業務上の話をする目的は、突き詰めればその組織の<目的・目標>を達成するためのものです。それだけ話し方がビジネス活動に大きな影響を与えていると言えます。


 セールスマンを例にとると、買う気のない見込み客を訪問し商品の価値を分からせ、納得させて買って頂くというのがセールスマンの仕事です。そのためには人柄もあり全てとは言わないものの、話し方の「技能」も必要になるでしょう。
 また管理監督者になると、部下に対して指示・命令をしたり、必要な知識を与えたりします。そのほか、仕事のやり方を教えたり、注意・叱責をしたりもする。さらに、部下の〝モチベーションアップ〟を図るため、<認める・励ます・褒める>なども大事な管理技術です。そのためには日頃の話し方を振り返り問題意識を持つことも大切だと思えます。


 実際には価値のある話し方について、案外無関心な人が多いのは一体どうしたことでしょう。
 例えば、会議参加者の〝並び大名〟の中には「雉も鳴かずば撃たれまじ」、「物言えば唇寒し秋の風」というような考え方から非常に消極的な態度をとっているメンバーはいないでしょうか?
 反対に言論の自由だとばかり、まるで機関銃の玉が飛び出るように、相手の立場も何も考えず自分が言いたいことだけをぺらぺらしゃべりまくり、相手の〝プライド〟を平気で傷つけたり、人から嫌われたりしている社員・職員はいないでしょうか。


 言葉というものは自分の意思や考えなどを、相手に正確に伝えるための『道具』です。自分の言いたいことを<必要な時に・必要なことを・必要なだけ>分かってもらい、共感を与え納得させ行動してもらうためには、「話し方」に無関心という訳にはいかないでしょう。
 部下指導面でも人には厳しく自己には寛大では、部下はおそらく表面的にしかついて行かず、「威服」は出来ても「心服」させることは中々難しいように思えます。


 でも、どうなんでしょう? このご時世を考えると、リーダーが部下を「心服」させることにエネルギーを費やす必要性の有無がどの程度求められているかは分かりません。
 ですが、世間には我が子のやる気さえ削ぐ親がいるという話を聞くにつけ、管理者は組織メンバーの〝モラールアップ〟を図る言葉に意識を向けることも肝要なことだと考えます。 あなたはどのようにお考えになりますか? ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)