社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者教育』 (103) 「部下指導の要諦は 機微に触れた 先人の言葉からも学ぼう」 (その2)

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 こんにちは。


 1951年下半期第26回芥川賞受賞者に小説家阿川弘之氏(文化勲章受章者)がいる。月刊
『文藝春秋』巻頭随筆を長らく連載していた。現在「サワコの朝」などテレビでもご活躍中のエッセイスト阿川佐和子さんのご尊父と言えばあなたもご記憶でしょう。
 その阿川さんのお話では、開戦前のそれも一部のことではあったが、海軍士官には〝ユーモア精神〟があったそうで、そのエピソードをお聞きしたことがある。


 ブラックユーモアはテレビなどで見聞きしても、ユーモア=笑いという単純なものではありません。学問の対象としての「ユーモア論」があるほど実際には難しいものです。英国宰相米国大統領をはじめリーダーのユーモアがエピソードとして未だに伝わっている。日本では戦後連合国軍最高指揮官D・マッカーサー元帥と渡り合ったワンマン宰相として伝わる吉田茂元総理大臣がつとに知られている。
 そのようなことから当ブログでも前に「サラリーマンは厳しいビジネス環境に置かれても 笑い飛ばせる余裕を持とう」と題して記事を投稿したことがあります。が、おこがましいことです。


 『味方千人 敵千人』の世の中、将棋好きの山本五十六の人物評価は人様々でしょう。それでも下記の『男の修行(五戒)』のほか次の言葉があり、とりわけ〔その1〕がつとに知られている。あなたもご存知かもしれませんが、平成生まれの方もおいででしょうからご参考までに記載します。


〔その1〕 『やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ』
〔その2〕 『話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず』
〔その3〕 『やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず』 


 ここで申し上げたいことは、教科書にも載らない軍人の言葉だから「テレワークの時代」にマッチせず役立たないと〝先入観〟で決め付けずに、何が言われているかの<真意>を捉えることが肝要だと考えます。<人の本性>に基づいた言葉には『説得力』があるからこそ名言として未だに語り継がれているのでしょう。


 何事も知ると出来る(た)は大きな違い。リーダーの先輩としての実践的言葉は、管理者
が日頃の『部下指導・育成(OJT)』実施面での役割行動を振り返る参考になると思います。
 人には男と女それぞれに性(さが)があるが、ここに掲載した名言は男女管理・監督者い
ずれを問わず通用するものと考えます。以下は社員研修絡みの余談です。お時間がある時にご覧頂ければ幸いです。
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 夫や息子を戦地に送り出し空襲におびえる日々を配給で残された家族を守った主婦は『母よ、あなたは強かった!』と、称えられた。この言葉は『きけわだつみのこえ』を読んでも納得できる。その後層別できないものの「戦後強くなったのは女性と靴下(ストッキング)」とも言われた。


 戦後企業に採用された女性がOLの前身用語である現在差別用語であり放送禁止用語で呼ばれた頃、「職場の花」扱いされたこともあった。お茶くみ(立派な仕事)の他は能力を活かすことのない単調な繰り返しの業務が多かった。事実かどうかは別にして結婚を理由に退社するかあるいは出産を機に退社するケースが多く、表彰制度がある企業でも20年以上の〝永年勤続表彰〟を受けたということはレアケースと思える。


 昭和60年(1986年)「男女雇用機会均等法」施行までは管理者あるいは監督者も含めて昇進する数が限られていた。その後の「性別による差別の禁止」規定で女性の職域が拡大され『潜在能力』を発揮する機会に恵まれ、〝能力〟に応じて活躍の場が増えたことは好ましい事である。


 「天岩戸(あまのいわと)」は神話だが、そもそも日本は縄文時代前の古代から『母性社会』である。平安時代までは、全てではないにしても男が女性の元へ出向く〝通い婚〟であり、子供は母親側が責任を持って育てた。江戸幕府崩壊の一因として20階級に分かれた大奥の存在があり、隠然たる力を持っていた。コスト面から問題視されていたが手が付けず幕末まで存続した。


 テレワークではどの程度配慮する必要性があるかは分からないが、管理者は<フォーマルグループ>の管理だけでな「同期会・県人会・同好会」をはじめとする<インフォーマルグループ>の存在を軽視すると職場マネジメント活動に支障をきたすことがある。その一つにベテラン女性社員を中心とした〝女性グループ〟がある。


 社員研修では「女性社員研修」の表現なら何ら問題ないが「女子社員研修」としての用語が使用されていた時期もあった。時代の変遷で現在では、ひ弱な男性を女性(総合職?)が慰め励ます光景もあると聞いたことがある。


 昔の海軍兵学校と防衛大学校の難易度では前者が勝(まさ)っていると聞く。それでも一部とはいえ能力(含む体力)・適性のある選抜された女性海上自衛官が、艦種によっては戦力では戦艦大和にも匹敵するとも思えるイージス艦艦長に就任する時代です。
 加えて男社会のそれも居住環境が決して良いとは思えない潜水艦にも、これまた選ばれた女性海上自衛官が乗員することまでは、名提督山本五十六大将といえども予測できたとはまず考えらないことです。


 今は技術革新の面でも日進月歩であり「一年一昔」とも言える激変の時代です。ここで採り上げた当時が、この先世界のリーダーたる次期米大統領として活躍を期待されるバイデン氏が幼少期であったことを照らし合わせても、リアルタイムの現在とでは、隔世の感を禁じ得ません。(この項終り)


 現在17時05分、早くも終業時間帯に入りました。では、今日も一日お疲れ様でした。失礼します。



【参 考】 『男の修行(五戒)』(同じく山本五十六の言葉)


       『苦しいこともあるだろう
        云いたいこともあるだろう
       不満なこともあるだろう
       腹の立つこともあるだろう
       泣きたいこともあるだろう   
       これらをじっとこらえていくのが男の修行である』


       【追記】👉 男女雇用機会均等法が施行された現在男女差別せず、上記男
              には女性も含むと読み替えて下さい。(念のため)



❒ 管理者脅教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼ 」)