社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『社員教育』 (95) 「とかくこの世はままならず 耐性の涵養を図ろう」 (その2)

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 こんにちは。


 前回欲求不満からくる〝退行現象〟も含めた職場不適応行動と思える職場事例を20項目箇条書きしました。こうした行動は、さらに高じてくると心身症・神経症になり出社拒否に陥る要因ともなります。 
 そのため労務管理上「職場のメンタルヘルス」が重視されている現在、部下の監督責任のある管理者は部下の行動を注意深く観察する必要があります。部下の行動に変化があれば部下と「聞き方」に重点を置いた話し方(後述)でその原因に目を向け原因に対して手を打つことが求められます。


 しかし、職場の管理者が所管事項で処置できれば対応可能でしょう。しかし、要因は様々であり全てを処理するとなると当然限界があります。
 仮に、部下の欲求目標の前に立ちはだかる障害が昇進・昇給など社内にある場合、当人が悩んで専門医に相談しても病気への対応は別として障害そのものを除去することは容易なことではないでしょう。


 では、どうしたら解決できるのか? それは過保護な家庭環境をはじめとして本人の育成歴などからくる<心の問題>への対処方法です。一言でいうと自力解決する〝精神の強靭さ〟が求められます。獅子は千尋の谷へ子を落とすの譬えがあるように、過保護扱いせずに時には突き放すことも必要でしょう。
 但し、部下指導では権限委任と同じく、管理者は口を出さずに目を離さない姿勢が大事なことです。


 ここで申し上げたいことは、『すまじきものは宮仕え』という言葉があるように業務上の悩みや不満は誰にでもあるものです。管理監督者も含めむしろ当然のことです。
 したがって、悩みや不満は決して悲観するものではありません、また悪いものでもないのです。それに押しつぶされたときには悲劇になります。 


 しかし、障害要因を克服する精神の持ち主であれば、それはむしろ<生きがい>を生み出す材料になるのです。問題は本人の考え方がどうであるかということです。問題から〝逃避〟していては最悪の場合、<人生落伍者の道>を辿ることにもなりかねません。


 心理学者のアルフレッド・アドラーは人間の最も驚くべき特性の一つは、「マイナスをプラスに変える力があるということだ」と言っている。マイナスをプラスに転換すること、それは欲求不満に打ちひしがれることではなく、それに挑戦し問題を解決することに他ならないのです。


 コロナ禍で景気をはじめ混迷の時代です。情報洪水のご時世、『克己心』の鍛え方はスマホを活用すれば費用をかけずに自身に適した手法を入手できるでしょう。さらに自己の問題解決には、スマホだけでなく国内外の書籍を読むことで〝考える〟ことを習慣づけることが大切だと思えます。


 どうかあなたも不満があれば短絡的衝動行動に走らず、その不満に挑戦しマイナスをプラスに転換する「努力」をしてほしいものです。併せて人生航路で〝漂流〟しないよう今一度<生涯設計>を明確にすることをお勧めします。
 その上で目標に向け、昭和一世がオイルショックを切り抜けたと同じく変異ウイルス拡大の荒波を乗り越えるよう頑張って下さい。ありがとうございました。



❒ 社員教育講師『人材教育研究所』(「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」