『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (275) 「パブロフの条件反射にみる 言葉の刺激」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。人は誰しも建て前と本音を適宜適切に使い分けて生きています。話の大半は建て前であるといっても過言ではないと思えることもある。職場でも会議や打ち合わせの場で正論を押し通すと「何を青臭いことを言ってやがるんだ!」と、陰で嘲笑されることもあるでしょう。


 また、こちらが腹を割って話していても、相手はその<地位・立場・役割>があり本音が言いたくてもペルソナを外せず鎧(よろい)を脱げないことも当然ある。そのようなこともあり、相手が本音で話しているか建て前で話しているかを推し量らないと、『説得』の効果を上げることは難しい場合が多いものです。 


 コミュニケーションとは、話し手が言葉の刺激を与えて聞き手の心に反応を惹き起こし、その行動を変化させる「プロセス」とも言える。言葉の刺激から反応へ、反応から行動へのプロセスについて簡単な例を上げましょう。


 日本人は梅干を食べると刺激を受け酸っぱいという反応を起こし唾液を出します。次に顔をしかめていかにも酸っぱそうな顔で、相手に梅干しという言葉で刺激を与えてみる。
 あなたの音調、語調による言葉の刺激だけで相手は反応を起こし思わず唾液を出す人もいることでしょう。これをロシアの生理学者の実験から「パブロフの条件反射」ということはあなたもご存知のことだと思います。


 このように実物の梅干ではなく、言葉の刺激だけで相手の心を動かすことができるとすると、我々の生活の中で『話し方』というものがどんなに大きな役割を果たすかが分かります。


「どうもうちの課長は、俺(アタシ)たちの気持ちを分かってくれない。困ったもんだ」と嘆くサラリーマンは、言葉の刺激の与え方が拙いのではないでしょうか?
 梅干と言うべきところをケーキと言っているのかもしれない。買わせるためには買いたくなるような言葉の刺激を工夫しなくてはなりません。


 ただし、上司に『意見具申』するときに「あぁしたらどうですか?」、「こうすべきではないですか?」といったような強すぎる刺激は、コミュニケーションの橋を壊してしまうことが多いでしょう。  
 だからといって、逆にインパクトが弱すぎると相手(聞き手)の心までは届きません。ここが実際には難しいところです。


 人間関係がある限り<コミュニケーションの橋>が上手く架かるかどうかは、あなたの言葉の刺激の与え方もあるでしょう。そのため上司にあなたの考えを理解、納得させ行動に移してもらうことは容易なこととは思えません。


 したがって、真に説得するには<心と心>の結びつきが必要です。ラポール(心のベルト)を架けるのが「言葉」。その架け方を話の「技術」という。これが上手くできないと、心の交流が簡単にはいきません。


 欲を言えば言葉の刺激だけでなく、できれば体全体(全身全霊)で話すことにも意識を向けないと本当の効果は上がらないものです。スマホを活用して研究なさってみて下さい。


 では、良い週末をお過ごしください。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
   向かって挑戦しよう ‼」)
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