社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方教育』 (171) 「スピーチ実習に見る 登壇から降壇までの 留意事項」

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 こんにちは。コロナ禍でこの2~3年人前で話す機会は社内外合わせても減っていると思えます。それでもいつどこでスピーチを求められないとも限りません。そこで、スピーチでの登壇から退席までの留意事項を態度(外面的)を中心に「自己紹介」を例に順を追って申し上げていきます。


 さて、仮に研修会場に壇があるとします。あなたが出ていらっしゃって段に乗るとしたら壇に向かって左側にお座りの方々はどっちの足から乗ったらいいのでしょう?  
 壇があったら左足からなんです。右足から乗りますと参加者に背中(お尻)を向けることになります。指名された時からみんなの注目は集まってきていますから、それをハッキリと受け止める形の中で左足から壇に乗るというのが正式ですね。


 したがって、壇に向かって右側に座っている方々は出て来る時に右足から乗るということになります。壇から降りる場合でも同じです。参加者の視線をそのままに受け止めて席へお戻りになる。そのようなことも頭に置きながら立ち方も含めいくつかの事に気を付けていただきます。


 本当に基本的な事ですが〝立ち止まる〟。これが第一です。


  第二は〝目を配る〟。


 第三に〝キチット挨拶〟をなさる。ここまでが「基本」です。  
 つまり、出ていらっしゃったら、キチッと立(たち)位置を占める。位置を占めたら座っている方々に親しく目を配る。それから挨拶です。
 「皆さん、おはようございます」。 挨拶をする時に立ち止まる。位置が決まらないと崩れてしまいおかしいものです。背筋を伸ばし参加者に目を配る。それからシッカリと挨拶する。


 第四ですが、これは姓名です。自己紹介です。フルネームでハッキリとおっしゃる。
したがって、挨拶と同じような調子でお名前をおっしゃると平板(へいばん)になります。  「皆さんおはようございますわたくし松木錠です」。これはおかしいです。「皆さんおはようございます。・・・わたくし松木↑錠と申します」。チョット声を張るんですネ。  


 五番目、そのお名前が印象に残るようチョット工夫なさってごらんください。 若い方ですと色々な工夫をされますね。お名前一つでも工夫のできる方というのは、だいたいスピーチ能力があるとみて間違いないです。  


 自己紹介の目的は名前と人柄を知ってもらうことです。自己紹介で次のようなスピーチをなさった方がいらっしゃいました。実に短いスピーチでした。どのようなスピーチをされたかと言いますと、
「皆さん方お分かりのように汁粉というのは砂糖だけでは本当の甘さが出ません。一つまみの塩が必要です。私はそのサトウとシオ、佐藤敏雄です。本当に味のある人生を歩きたい。そのようなことを考えています」。
 他の人が通り一遍ですから目立つんですネ。


 六番目。名前が済んだら、今度は人柄です。〝差し支え無い範囲〟でお出しになる。どんな仕事をなさっていらっしゃるのか。結婚をなさってご家庭をお持ちなのか、独身でいらっしゃるのか。趣味はどんな趣味をお持ちなんだろうか。そういう一つ一つのことを知れば知る程その方がよく分かります。同じ趣味を持っている方には心を引かれるものがあります。「同郷のよしみ」という言葉がありますが、出身地が近かったというだけでもお互いの関係が深まります。  


 七番目にその集まりの性格がありますから、その場で要求されるものに応える。


 八番目として話はもう終わりですから、最後にもう一度姓をおっしゃる。
  
 九番目として挨拶をなさる。これは終わりの挨拶です。「一つよろしくお願いします」。  
 最後は、一呼吸されてから席へお戻りになる。これが大切です。終わった瞬間にホット安心なさるのでしょうか? 頭からつんのめるようにして戻る方がいます。早く席に就きたい気持ちは分かりますが、これはおかしいですね。実に単純なことですが申し上げておきます。  
 以上を基本にスピーチをなさる時はTPOに合わせ、どうか個性的なお話しを工夫なさって下さい。これで終わります。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)