『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (248) 「仕事の与え方は 『ダラリの法則』も 勘案しよう」 (その1)

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寺子屋ラッキー

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 こんにちは。


 さて、経営環境が猫の目のように激しく動く昨今です。要員数が限られていることもあり「職場コミュニケーション」のあり方一つをとってみても職場実態は<あるべき姿>どおりにはいかないものです。


 そうした中で管理者は部下に新たな仕事を割り当てる際には、その仕事自体に必要な<知識・技術(能)・態度>などと、それに見合う部下の条件および能力(含む潜在能力)をよく見極めあるいは部下の「将来性」を勘案して決めるべく苦慮しているリーダーもおいででしょう。
 ただし、<緊急時・非常時>など、組織の置かれた状況によってはそうはいっていられない場合も当然あります。


 あなたも現在自分に割り当てられている仕事を行なう場合、自分の能力レベルおよびその仕事に費やされる時間並びに仕事量などを正しく捉えておくことも必要でしょう。このようなことを考えないで仕事を進めると、仕事がうまく捗(はかど)らずにあれこれと問題を生じやすいからです。


  例えば、業務遂行上間違いが多かったりトラブルを起こしたりすると、誰もが仕事に対する意欲は無くなってきます。それだけでなく、その仕事を続けること自体が嫌になってくることも懸念されます。
 したがって、仕事を「能率的」に行うためには、自分なりに良く考えることが大切になります。


 その点、あなたは<ダ・ラ・リ>という言葉をお聞きになったことがおありですか?
 これは仕事をする場合に「ムダ・ムラ・ムリ」の3つを無くすことが大切だという意味で、これを『ダラリの法則』といいます。


 仕事をしている部下について考えた場合、仮に10の能力を持った者がいつも5か6の仕事しかしていないとしたら、これは大変ムダな仕事ぶりということになります。反対に10の能力を持った部下にいつも20の仕事を要求してもそれではムリが生じます。これでは失敗をさせたりやる気を無くさせてしまうかもしれません。時には自信喪失にも陥らせます。


  また、ある時は5ある時には15というような仕事のさせ方は、大変ムラのある仕事の与えかということにもなります。こういう場合にもやはり部下はやる気を無くし、定着率減少の要因ともなりかねません。


 以上は一つの例えですが、実際問題としてこれに似たような仕事のさせ方をしている管理者が数多い中にはいるかもしれません。理想的な仕事の与え方は、ムダなく、ムラなく、ムリのない<3ム>を基本に考えたいものです。


 部下の立場から言えば、自分の能力に相応しい業務を精一杯やることが望ましい姿です。そうすれば部下は仕事に張り合いを感じ『達成感』を味わうことができるため相乗効果として<やる気 >の喚起につながることも期待できます。
 そこでムリと思える仕事については、この先上司および部下双方の立場から再度考えてみたいと思います。


 では、終業時間帯に入りました。一日お疲れ様でした。ご覧いただきありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


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