社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『社員教育』 (117) 「口角泡を飛ばさずとも 話し合いは大いに交わそう」

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 こんにちは。梅雨明けが遅れた今年、今日は二百十日で台風シーズンに入りましたがお元気ですか。


 ときに、一時期話題になった慣用句の「喧喧囂囂」と「侃侃諤諤」の言葉をご存知ですか? 知ってはいても間違えて遣う人は、専門校でビジネス文書を教える30代の元高校国語教諭にもおり寂しい気がしたことがあります。
 それよりもマスク着用の有無は別としてテレビ会議で参加者同士で「口角泡を飛ばす」場面があるのでしょうか。どうもイメージできません。この慣用句も死語の部類に入ってきているようにも思えます。


 コロナ禍が生ずる前のいつかの日、居酒屋へ入ったときのことです。隣のボックスにいた二人連れの話が聞くとはなしに耳に入ってきた。どこかの会社の上司とその部下のようでした。


 「私はネ、午後の部内会議の席上では部長の立場もあるだろうからと、あれ以上言うことは差し控えたんだけどさ、松木は何か感じなかったかい? 今日の部長はいつもと違って歯切れが悪かったように思えてね。何か俺達に言えない事情でもあったのかもしれないって気がしてな。


 でも、どうなんだろう。私が部長ならあの場でアーした発言をすると、せっかくここまでやってきたみんなも戸惑うし、言わない方が良かったようにも思えるんだがね。『親の心子知らず』と昔から言われるからナ、明日にでも部長には真意を確かめてみたいと思っているんだ。


 そこでだよ。今回の件では実質的取り纏め役としてご苦労願った君の忌憚(きたん)の無い意見を聞かせてほしいと思ってね。時間外まで職場の延長で君が迷惑なのを十分わかっていてこうして付き合ってもらったってわけよ。このままビールでいくかい、それとも酒に切り替えるかね?」


 部下の意見を採り上げるかどうかは上司が判断することです。が、建設的・前進的意見なら部下は「敬語」の使い方に気を付けるのは当然として、どしどし交わすべきです。部下は所属組織のため大いに<意見具申>すべきでしょう。
 なんとなく聞こえてくる話しの内容からすると、単なる上司批判とか愚痴話ではないようでした。よく言えば年配の男性は、既に部長の立場になって話しているように思えたものです。


 「言い合い」と「話し合い」は違います。言い合いは<破壊的行為>であり、話し合いは<建設的行為>です。上司・部下双方が言うだけでなく、お互いに聞く(聴く)ことのできる職場が、『良い人間関係』の組織の条件の一つだと考えます。
 上司(課長?)とおぼしき男性は、おそらく職場では部長の良き女房役として、『上司補佐』の役割も果たしていることでしょう。その人が次の人事異動で仮に水平異動となり職種転換したとしても、管理者として立派にやっていけることだろうと、内心エールを送ったものでした。


 この時刻既に就業時間帯に入った会社もあることでしょう。では、あなたが残業なさるかどうかは別として今日もお勤めお疲れ様でした。ありがとうございました。



❒ 社員教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)