『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (332) 「時には風の流れが変わるのを待つのも一法」 ※ 記事補充

【2022年09月13日投稿分 記事補充】


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寺子屋ラッキー


 こんにちは。リーマンショック前の為替相場になりこの先を予測することは、気象予報と違い変動要因が多いためAIでも難しいでしょう。『神のみぞ知る』世界です。
 今日の日経平均株価は小幅高ながら株式投資で資産形成を図っている方は銘柄によっては1分足チャートが気になることでしょう。スマホで推移を追いたいところでも懲戒処分の対象になっては困ります。その点、テレワークの場合にはチョットだけなら可能なのでしょうか。
 プロサラリーマンは悪魔の囁きを全て排除しハッピーなサラリーマン人生を送るためにも家庭生活と並行させ仕事で頑張りましょう。


 ときに、あなたは職場で次のような光景を見かけたことはないでしょうか。


 役員会への説明を終えた部長が部屋に戻ってくる。持っていた書類を机に投げ出すようにして、自席にドカッと座り込む。椅子の背にもたれかかり、メタルフレームの眼鏡を外し窓外のあらぬ方を見ている。その様子を見て〝女房役〟の筆頭課長にはピーンとくるものがあった。それでもツカツカと部長デスクの前まで歩み寄り、背をかがめて低い声で単刀直入に話しかける。


ー 部長、お疲れ様でした。今回の企画は通らなかったようですね。


 「あぁ君か、お察しのとおりだ。残念だけどな。社長の景気見通しは当社の株価予測同
様慎重でおいででね。時流には乗っているが当社では時期尚早だと言われて却下されたよ」


ー ほかの役員からのご発言はいかがでしたか?


 「企画部長をはじめ関係部署への根回しでは感触が良く上手くいくと考えてたんだが、油断していたようだ。今回はいつもと違い担当役員以外はどなたからも〝援護射撃〟がなくてね。下半期から一部でも導入するには予算外支出の稟議書合議もあり上半期末までに役員会でのオーソライズを得たいと先を急ぎすぎたようだ。調整の場である委員会で十分な合議を得なかったことがまずかったと反省しているよ。 
 ただネ、君たちにこれまでご苦労いただいた根拠を示すデータにはどなたからも異論はなかった。どうも私の「調整力不足」にあったようで期待に応えられず申し訳ない。副長以下主なメンバーには取り敢えず君からよろしく伝えておいてくれ」


ー ハィかしこまりました。


 「だがな、ここで私は諦めたわけじゃないよ。君たちの努力を無にせぬよう、『風の流れ』が変わるのを待って、別の切り口から再度役員会に諮りたいと考えている。みんなには、私から日を改めて経緯を説明させてもらい、また力を借りたいと思ってる。悪いが少しこのまま一人にさせておいてくれないか」


 このような時、憔悴しきった部長の気持ちは、表情(目)・姿勢だけでなく『声』にも自然と出てくることについてはこれまでにも申し上げてきました。


 いつもの蛇足になり恐縮です。こうしたことでストレスが溜まった場合、居酒屋で気軽に愚痴をこぼせない上級管理者の中にはごくごく一部とはいえ、息抜方法として外泊する方もおいでのようです。
 家族には急遽出張と電話し、あえて都内の高級ホテルに宿泊する。大切な家族に不機嫌な顔を見せるより、いつもいつもというわけにはいかないが、一人でゆっくり食事をした後、バーの片隅でひっそりと琥珀色のグラスを傾けながら孤独を楽しみ明日への英気を養う。お金はかかるもののストレス解消法としては賢明策と言えましょう。
 異論を承知で言えば、ここが日本旅館にはない高級ホテル(人の出入りのない自由な個室空間)の醍醐味とも思えます。


 どうも世の中これだけ経営環境が変わってくると自社製品価格の安定供給を仮に経営理念に掲げていたとしても「企業努力」だけで維持継続することは容易でないと思えます。既述した期限のない『自己啓発計画』で問題提起したのと同じくその達成面で、所得倍増政策にどの程度期待できるかは疑問です。


 会社生活だけでなく私生活面でも別途採り上げる「人生3大支出」の削減と同じく「入るを量(はか)りて『出(いずる)を制す』」の精神は必要でしょう。イソップ寓話の「アリとキリギリス」を参考に長寿化社会を<心豊かに生きる>『未見の我』のためにも意識したいことだと考えます。どうか午後からもお元気で業務にお励み下さい。ありがとうございました。(寺子屋ラッキー)



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
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