社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『管理者教育』 (200) 「経営理念を 職場へ 定着させるには」

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 おはようございます。前回に続けます。


 「部下は十人十色」です。属性だけでなく「理解度」、「習熟度」も皆違います。そのため部下を十把一絡げにして、一度言っただけでわからせた〝つもり〟は禁物です。その点は前に申した、人を動かすための『説得』(頭・心・行→ズシンギョウ☞ 当方の造語)と同じです。


 その観点から前回申し上げたことはどこに問題があるのでしょう? 管理者の中にはごくまれに経営者の経営理念を理解・納得していない方が皆無とは思えません。あるいはそれを知ってはいても部下に正しく徹底させる努力をしていない人もいるかもしれません。
 それでは「笛拭けども踊らず」となり、どんなに立派な経営理念を掲げていても役には立ちません。


 したがって、経営理念を全社員に徹底させることは、管理者の大きな責務だといえます。そのために必要なことを三点申し上げます。
 第一は、管理者が何よりも先ず「経営理念」を正しく理解し、それを自分の<信念>にすること。
 第二は、その真髄を知りそのことを固く信じること。
 第三は、その経営理念を具体化して部下に<徹底>させることです。
 要は、経営理念が職場の末端まで徹底すればいいわけですから、その方法は自由です。


 ところで、難しいことを難しく話すのは学者です。聞き手はこれを格調高い、高尚な話として感心して聞き入ることもあります。そのためか、やさしいことを敢えて難しく話すことを自認している人も数多い話し手の中にはいました。ですが、こうした話し方は職場の管理者には不向きです。


 時々「経営理念が現場に思うように浸透しない」ということを耳にすることがあります。「お題目」では意味がありません。〝連結ピン〟としての管理者が咀嚼(そしゃく)して、部下に正しく理解させる工夫をしていないからではないでしょうか。
 ただ、自分が分かっていることを他人に理解・納得させることは、思いのほか難しいことです。


 ですから経営理念を徹底させるためには、職場の管理者に感じ良く話すことを求めることは無理だとしても、管理者の「コトバ」で聞き手のレベルに合わせ、わかり易く伝えるための配慮をする必要はあるでしょう。ここに上司の<コミュニケーション能力>としての「説明スキル」が求められます。


 ドイツのエビングハウス(心理学者)の「忘却曲線」にみられるように、人は一度言われただけでは直ぐに忘れてしまうものです。そこで、いろいろな機会を捉え、教え方の一つである『反復効果の原則』に則り、繰り返し繰り返し根気強く話をすることが大事なことです。これにより部下にも信念として〝インプリンティング〟できれば望ましいことと言えます。


 繰り返しになりますが、経営理念は企業の発展には勿論のこと、社員とその『家族』の運命さえも左右するほどの影響力を持っています。ですからこれを部下全員に徹底させ、<衆知を結集>して具現化することは管理者の大きな責務と言えます。
 仮にあなたが管理者またはその候補者であるならば性別を問わずぜひ実行していただき、勝ち組企業としての道を辿っていただきたいと考えます。


 では、今日は久しぶりにカラッとした一日となるようです。気分爽快で仕事にお励み下さい。ご覧下さりありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)