社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者教育』 (5) 「人文社会科学の世界には 原則はあっても原理はない?」 ※ 再投稿

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 こんにちは。


 さて、自然科学の世界には、「万有引力の法則」、「慣性の法則」といった<原理>があり、応用は利くものの普遍妥当性があり、人の力によって変えることはできません。 
 これに対し、人文社会科学の世界では<原則>と呼ばれるものはあるものの、これには例外が数多くあり、原理と言えるものが果たしてあるのか疑問に思える。
 仮に原理があるとすれば誰しもその通り行えば良い訳で、古今東西の指導者・為政者は説得・交渉事で苦労しないで済んだ筈である。強いて言えば人の『心理』が原理に近いものだと私は考えます。 


 ところで、これからのゼネラリストあるいはスペシャリストが、企業経営についての理論(学問)を研究することは、殊のほか肝要なことだと考えます。
 そうでなければ、たとえば囲碁および将棋で言えば、<戦略・戦術・戦闘>の各場面で〝定石(定跡)〟を知らずに打つ(指す)様なもので、「変化への対応」が出来ず、そこには自ずと限界があると思えるからです。


 同様に企業組織を取り巻く経営環境も変動要因が多く、理論どおりにはいかず、株価予想に導入されているAIをもってしても景気予測には限界があるでしょう。
 ただ、プロ棋士高段者の中には、数千ある定石の中で数百程度しか知らなくても、打った手が結果して定石になっていると聞いたことがある。「企業は人なり」。人間の秘めた無限の可能性を信じたいですネ。


 かつて、高度成長期の真っ只中、転職本だけでなく会社経営の本がベストセラーになったことがありました。当時は、トレンドで需要予測が出来た時代でもありました。(経験則上)
 著者の某国立大学の教授はその後退官し、会社を興したが結局は倒産。社員の能力を活かしきれなかったのかもしれないが、ビジネス社会では、中々理論どおりにはいかなかったようです。
 ビジネス現場は学校ではありません。「話し方」同様、原則はあっても例外も数多くあり、特にこのご時世、管理者にとっての組織運営は難しいものと考えます。


 さらに言えば、御社に規程・基準類が整備されていたとして、仮にお客さまから相談があった場合、<原則>で押し通すことは誰にでもできることです。
 顧客ニーズに応えるためには、それをあなたの<権限>の中でいかに解釈し運用するかが、あなたの「プロサラリーマン」としての〝腕〟のみせどころであり、顧客サービスにつながるものと考えます。


 この<原則>は、「社員教育(研修)」にもあり、〝あるべき姿〟を示すことはできます。
 しかし、日本的経営の三本柱が崩壊し非正規雇用率4割が依然として続いている現在、企業規模・業種・業態により、これが正解だと決め付けることは、やはり難しいものです。


 この先職場マネジメントで<人の側面>(含むOJT)を中心にアトランダムにサブテーマを取り上げていきます。よろしければお手すきの時お立ち寄り下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)