『管理者研修』 (208) 「傷つく言葉は 心に刺さると 引き抜き難く 自他共に厄介」(その2)
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寺子屋ラッキー
おはようございます。早速前回に続けます。
反面、「毒矢」というのがあります。これはブスッと人に突き刺さるとその人は死に至ります。言葉の毒矢では死ぬことはありません。ですが、死ぬのと同じように相手の気持ちを<叩く>ことになります。たとえば、
「お前には配属当初から期待しちゃいないがネ、案の定またやってくれたナ。情けない奴だ。後輩に恥ずかしくないのかネ。それでも〇〇〇〇付けた男か ‼」と、ここぞとばかりに遠慮会釈なくキュッキュッと言い募(つの)るのとでは、『否定の肯定』と比較して受ける感じはだいぶ違うでしょう。
相手の<自尊心>を滅茶苦茶に叩いておいて「オノレ~。月夜の晩ばかりじゃネーゾ。今に見ていろ。この野郎 ‼」と、憎悪の塊にさせては職場のチームワークを阻害する問題児にさせるだけです。
ただ刃物で相手を傷つければ包帯で手当しても血が滲み出るので分かります。が、言葉で相手の心を傷つけても目で見て分からないため言っている当人は気が付かないことが多いものです。
「ハイハイお前は確かに良く知っていてお利口さんだよ。この島の仕事だけはナ。ナンテッタッテ入社以来うちの職場から一歩も出たことのない主(ぬし)だからナ~。ボサットしてて余人を持って代え難い人材とはとても思えないが不思議だネ。今度理由を課長に聞いてみたらどうだい。お前は気が弱いから俺が代わりに聞いてやろうか?」
などと、わざわざ人の嫌がることを言っている〝イヤミユータロウ〟などの「皮肉屋」もこの部類に入ります。
ですから、毒矢の多い人は職場だけでなく、ともすると家庭の<子供さん・奥さん>に対しても、どうしても上手くいかないようです。決して珍しい話ではありません。
会社は学校ではありません。<競争社会>です。時には上司が厳しく「注意・叱責」することは当然あります。また必要な場面も出てきます。
それでも職場は<縁>あって働く者の集まりであり、『同じ釜の飯を食う仲間』です。ついて出る言葉は否定的でも、できるならばお互いの存在を認めるよう肯定的気持ちで周囲と接したいものです。
今年も忠臣蔵討ち入りの日が近づいてきました。ついつい「油断」した結果は家庭事例も含め枚挙にいとまがありません。
古来時の為政者は人を動かすのに「権力」,「金力」,「暴力(戦力)」がある。『コトバ』による「暴力」を油断して不用意に使うことのないよう日頃から相手の<属性>および<人間関係>を配慮する『問題意識』を醸成したいものです。こうしたことは学歴の高低との相関関係は低いと考えます。
では、コロナ禍でも来月冬の賞与が支給される企業の人事部門は査定集計作業で、資金繰りに当たる経理部門も多忙を極めるように思えます。経理事情でボーナス支給が難しいようであればせめて〝新巻鮭代〟替わりの年末手当が若干でも支給されることを期待して、今日も元気で一日お励みください。
【予告】 次回はリピーターの皆様の日頃のご愛顧に感謝して即仕事で役立つ内容を『話し
方教育』の一環として投稿更新する予定でいます。ありがとうございました。
(以上3分)
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
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