『話し方研修』 (200) 「電話応対者は 属性・正規非正規を問わず 企業の顔」(その6)
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寺子屋ラッキー
4.話し方からみた留意事項 ②
(7) お客さまと話す場合には、「敬語」にも気をつけましょう。
(8)電話を怖がらずに積極的に受けるよう心掛ける。
ネット社会になっても「方言」はあります。青森県の「ゆさ どさ」が残っている
かは分かりません。薩摩藩は江戸幕府の〝隠密(スパイ)〟対策として藩内情報が漏れ
ないよう敢えて分かりにくい方言を使ったとも教わりました。今でも青森県人と鹿児島
県人が面と向かって方言で話し合ったとしたらおそらく聞き取るのに苦労するのではな
いかとも思います。
SNSのご時世でも「地方なまり」はお国言葉です。標準語(江戸弁)と比較して過剰
に気にする必要はないでしょう。新入社員 の中で〝地方なまり〟の強い人は話すこと
をひどく嫌います。別に恥ずかしいことではありません。周囲に同化され徐々に変わる
ものです。
以前〝ズーズー弁〟に悩み命を絶った新入がいました。他にも理由があったのでしょ
うが、そこまで追い詰められた気持ちを考えると、なんとかできなかったものかと残念
な気がします。
あなたは、別に気にすることではありません。とにかく一所(生)懸命話しましょ
う。その姿勢が大事なのであって、話すことが不得手であっても同じです。何事も逃げ
ていては、いつまで経っても進歩はありません。
(9) 他係に関することでも、電話を受けたからには責任をもって受け継ぎましょう。電
話を「タライ廻し」することだけは、絶対に避けなければいけません。そうでないと
かつてのお役所のように所属組織が、お客さまの信頼を失います。
(10) 『終わり良ければ総て良し』と言います。ガチャン(?)と切られると不愉快で
す。スピーチと同じく電話の終わりでは、必ず「ありがとうございました」とか「失
礼しました」といった挨拶言葉を忘れずに好印象の「余韻」を残して終わりたいもの
です。
以上お話したことは現在自宅で待機中の来年度入社内定のフレッシュパーソンも視野に入
れ6回に分け申し上げました。ここまでのことは『お客様第一』で思考すると至極当然のことです。
でも、どうなんでしょう? 「知ると出来たは大きな違い」。当たり前のことを当たり前にするのは難しいことです。(続く)
❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』(「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)