『管理者研修』 (232) 「親と子の人間関係が 希薄になる理由」(書庫変更)
ID:8559fx
寺子屋ラッキー
こんにちは。おくつろぎですか?
さて、人は誰しも<関心>を持ってもらいたいという「潜在的欲求」があり『本能』ともいえます。反面<無視>されることを嫌い、時には恐れもします。家庭事例から考えてみます。
家庭のリーダーであるお父さんがこういうことを言っていた。東京から大阪へ出張することになった。
「オィお父さん3日ほど出張するぞ。お土産買ってくるからナ。お母さんの言うことをよく聞いて待っていろよ」と、子供に言った。するとお子さんが
「お父さん3日もいないの。僕寂しいな~。お父さんがいないとボクやっぱり寂しいよ。お父さん好きだからさ」なんてことを言ってくれると父親としては物凄く嬉しいものです。
ところが、「オィ、3日ほど大阪へ行ってくるぞ」と言ったときに子供さんが、
「お父さん、たった3日? もうちょっと行ってきてよ、ゆっくりネ」。さらに続けて
「何なら帰ってこなくてもいいよ」とまでは言わないまでも、似たようなことはあるものです。夫婦間ならいざ知らず、これでは感心できません。
もっと厳しいのは、あるお父さんが「俺もやられたよ」と、こんなことを言っていた。週休二日制のある土曜日、午前中会社へ顔を出し午後すぐに帰宅した。そこで奥さんが、
「アンタこれからお使いに行くから留守番しててね。子供が帰ってくるまで頼みますよ」
― あー行ってこいよ ―
と、茶の間でテレビを見ていたという。そこへ小学生の上の男の子が「ただいまー⤴」と元気よく帰ってきた。そしてドアーを開け「アッ! お父さんもう帰っていたの」と、てっきり言ってくれるものと彼は思っていた。
確かにドアーは開いた。そこで子供は何と言ったか?
「ナンダー誰もいないのか?」と言うやいなや二階へ上がっていったという。
― 誰もいねーとは何だ! 俺がここにチャンといるじゃないか。何を言っているんだ、アイツは ⁉ ー
つい子供は本心を言っちゃったんですネ。お母さんがそこにはいなかったから。これはどういうことですかね? その理由はある程度察しが付きますが・・・・・・。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・