『社員研修』 (139) 「業務遂行には 問題意識を持ち 原価意識の目を向けよう」
【2023年03月06日 投稿分補充】
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寺子屋ラッキー
通常勤務の職場では、3月入りした週明けの今日は来年度の業務計画の立案・策定そのための今年度の振り返りなどで多忙を極めておいでと拝察します。
さて、技術革新が進展し需要創造に拍車がかかっている現在、業務が高度専門化し多くの職務が複雑・多岐に亘っていることでしょう。
普通職場では、与えられた仕事を間違いなくテキパキと片付けていくことが、優れた社員の条件です。しかしここであなたに考えて頂きたいことがあります。
それは担当業務を洗い出してみた上で今やっている仕事は全て本当に必要なものかどうかを考えることです。ある仕事はそれを止めてしまったほうが逆に能率は上がるという場合もあるものです。
つまり、今までただやってきたからという理由だけでその仕事を続けることは、時にはマイナスになることもあります。
ですから、「新しいやり方」を追い求めるだけでなく思い切ってカットできるところはカットする。そのためには先輩にも相談し上司へ意見具申する。限られた要員での職場では、そういうことに「問題意識」を持つことはこれからも必要なことです。と同時に仕事に対してはこれまで以上に『原価意識』を持つようにしたいものです。
『原価意識』というのは目に見えるお金以外のものについても、お金と同じような意識を向けるということです。「これはお金にするといくらになるか?」ということを考えるわけです。
たとえば、労働力、労働時間、機械、用具などに対してその対象の経済的価値を考えるわけです。その点あなたの職場には時間、事務用品、電話などの無駄使いはないでしょうか?
これらの無駄は金に直してみるとかなりな金額になります。中でも特に問題になるのは部下の労働時間の無駄です。
原価意識は換言すれば「コスト意識」ともいえます。日々の仕事の中でコスト的に倹約・節約できるものを探し出し、それを節減することによって利益に結びつけるよう経費節減する考え方です。仕事の無駄を省きコスト的にプラスの結果を生み出すためには、原価意識に徹することです。原価意識に徹するには、お金は一円もかかりません。その重要性を自覚し、実行する気持ちになりさえすればいいわけです。
あなたも原価意識を高め、特に生産性に非常に大きい影響を及ぼす『労働時間』の無駄を、各種会議の在り方および進め方も含め今一度見直してみてはいかがでしょう。働き方改革が問われる時代、結果して「残業時間の減少」にもつながることと考えます。
では、今週もお元気でお過ごし下さい。ありがとうございました。
❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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