『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『社員研修』 (199) 「学校では学べない ビジネス基本行動(命令・指示の受け方)」

【2023年11月27日18時39分  投稿分】                          
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寺子屋ラッキー


✡(部下・後輩指導のヒント):『命令・指示の受け方』


 中卒を始めとする『期待と不安』を抱いたフレッシュパーソンを受け入れる時期となりました。標記について、以下ご参考までに。


 1.家庭では『立つより返事』と躾られたものですが、両親が高学歴化した現在はどう
  なのでしょう? 
   上司の注意がパワハラと取られるのは「言い方」に問題があるように思えます。とも
  かく部下の指導は「上司の責任」です。部下育成上からも注意すべきことは言う必要が
  あるでしょう。 


   上司から名前を呼ばれたら、若々しい行動力を示して下さい。明るい笑顔で元気良
  く、「はいッ⤴」と気持ちの良い返事をします。直ぐに、メモ用紙と筆記具を持って
  「お呼びでしょうか」と上司の席へ行きます。 


   ここで注意すべきは、「返事がないのも返事」と受け止められることです。騒々しい
  職場では、蚊の鳴くような小さな声でヌーッと立っては〝ヤル気〟が感じられず、上司
  に誤解を与えることもあるでしょう。


   学校では友人だけでなく生活指導に当たる教師も「注意」してくれません。また、家
  庭生活では見過ごされても職場では通りません。問題を引き起こすことは実際あり、先
  月もネットニュースに掲載されていました。試しに「実験」してみれば分かること
  です。もし分からないとすれば「鈍感」な性格と見られることもあるでしょう。
   ストレス対策としての「認知行動療法」を学ぶ以前のことです。
  
 2.メモをとる習慣をつけましょう(特に、数字・日付・固有名詞など)。そのために
  は、メモや筆記具を常に身辺に用意しておきましょう。
  
 3.指示・命令は、とりあえず最後まで聞き、話の途中で口を挟まないことです。上
  司の話が一段落したところで、疑問点は質問し、要点を復唱して確認しましょう。


 4.分からないことは、分かるまで徹底的に聞きましょう。曖昧にして、いい加減にし
  たままにしないことです。


 5.確認する時は、次の八つのポイントでチェックしましょう。これは、あなたが企
  画書(計画書)を作成する時にも必要なことです。


   ○ どういう理由で(目的・意義)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・WHY


   ○ 何をするのか(仕事の内容)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・WHAT


   ○ 誰とするのか(自分だけか)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・WHO


   ○ どこでするのか(場所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・WHERE


   ○ いつまでにやり遂げるのか(期日・時間)・・・・・・・・・・・・・・WHEN


   ○ どのようにするのか(処理方法)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・HOW


   ○ いくら(どれくらいで=予算)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・How much


   ○ どれくらい(どれくらいの量)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・How many


   ※ 場合によっては、Whom(誰に、誰を)を加える必要もあるでしょう。


 6.急いでしなければならない仕事がある時に、別の急ぎの仕事を頼まれることがあり
  ます。そのような場合は、ただ〝できません〟ではなく、どちらを先にやればよいの
  かを上司に「相談」してみましょう。上司も多くの部下・仕事を抱えていて忙しいの
  で、あなたに既に指示したことを忘れている場合も考えられます。


 7.自分の能力・時間・内容を考え合わせ、安請け合いしないことも大事です。この場
  合も上司とよく「相談」しましょう。


 8.他部門の管理者からの業務依頼は、直属上司の了解を得てから行動しましょう。仕
  事の指示・命令は、原則直属上司から受けるものです。これを、「指示系統の統一」
  と言い組織運営上大切なことなのです。分かりやすく言えば、職場では「ワンマン・
  ワンボス」と心得ておいて下さい。


 9.仕事をする時は、どうせするのですから、気持ち良くしましょう。嫌々するのは、
  「退歩の始まり」です。


 10.仕事は<緊急度>・<重要性>を常に頭におき、『優先順位』をつけて実施すること
  が大切です。そして、仕事の「期日」は厳守(納期を守る)しましょう。ここに「時間
  管理」の必要性があります。また、期日までに出来上がらないと思えた時は、早めに上
  司へ「相談」しましょう。                        


  今回は以上です。ありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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