『話し方教育』 (4) 「学問なき経験は 経験なき学問に勝る」 ※ 加筆修正再投稿
社員教育【2019年8月15日投稿分 加筆修正再投稿】
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こんにちは。
私の尊敬する方は、100年に一人の逸材と評されるノーベル賞受賞者田中耕一氏(田中耕一記念質量分析研究所所長)です。ほかにもう一人元東京地検特捜検事「堀田力(つとむ)」氏がいます。将来の検事総長と目されていたが突然退官し、その後は『さわやか福祉財団』を設立しボランティア活動に取り組まれご活躍なさっている。
この方のお顔は、幾度かテレビで拝見したことがある。笑みを湛(たた)えた顔(正確には目)、話しぶりからは、『カミソリ検事』の異名は想像できなかった。しかし、検事の取調べは想像を絶するものがあると読んだことがある。
初めて同氏のご尊顔を拝した時、堀田氏の厳しい取調べを受けているある人物の顔がイメージされた。それはコンピュータ付きブルドーザーこと田中角栄元総理大臣でした。
私は個人的には行動力があり機微を読むことに長(た)けた田中角栄氏に没後20年になる今でも<人間的魅力>を感じています。しかし、カミソリ検事の前では、田中角栄元総理といえども、かつて克服した「吃音」が出る場面もあったのではないかと、脳裏をよぎったものでした。
ときに、人前で『あがる』ことは、カラオケで歌う酔っ払いとか幼児にはありません。反面、お見合いの席上相手を意識しすぎるとあがります。
つまり、〝正常〟な神経の持ち主であれば、誰にでもある至極当然なことです。あなたも例外ではないとお見受けします。
ただ、話すことを生業としているプロも「あがる」が、「さがる」ことも早いのは、日頃の〝訓練〟の賜物です。
その点、あがり症以上に厄介なのが『吃音症』です。その克服者として、デネスデモスと田中角栄元総理を例に挙げお話ししたことがあります。田中角栄元総理だけでなく、厄介な吃音にチャレンジし乗り越えた人も数多くおいでです。
例えば、『とくダネ!』の司会者である小倉智昭氏(フリーアナウンサー)は子供の頃に吃音で悩まされていたそうです。しかし、敢えて話す仕事にチャレンジし、アナウンサーとして「早口」で明瞭な「発声」を求められる競馬中継まで担当したというのですから、その精神力のタフさには頭が下がります。
また、人気講談師であった田辺一鶴氏(故人)も同じく吃音を克服するため講談の世界に入り、80歳にして社会に恩返しをする目的で「吃音矯正講談道場」を開いたと聞きました。
もしもあなたが、ビジネス能力としての個性を生かした<話し方>上達を〝心底〟望むのであれば、本・CD・スマホからのダウンロードによる知識の習得だけで済ませずに、パソコン技術の習得同様〝訓練〟し場数を踏み、技能のレベルまで高めることが大切なことです。プロサラリーマンにとっての業務スキルの習得と同じです。
なお、世間には『あがり症』で真剣に悩み、医療機関でのドクターあるいは専門機関でのカウンセラーの指導を受けている方もおいでです。突き放す言い方になりますが、あがり症であることを悩むよりそのまま受け入れ、本業でのスキル習得の自己研鑽に励まれることが賢明だと考えます。
英語には、『学問なき経験は、経験なき学問に勝る』という言葉があるそうですが、何事も上達したければ、「畳の上の水練」で済ませては、その効果は期待できません。
『継続は力なり』ともいいます。実践行動に踏み切り努力することで、『未見の我』に挑戦しましょう。その成果が実感できるものと考えます。ありがとございました。
❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)
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