『管理者研修』 (324) (続)「性格様々 人を見て法を説け」
ID:8559fx
寺子屋ラッキー
おはようございます。好いて好かれた夫婦でも嫌になったら全てイヤ、ご飯の食べ方から息の仕方まで。ここまで酷いことは無いにしても、これに近いことは決して珍しいことではありません。どうでしょう?
職場では管理者が、人物評価や異動候補者推薦書などに部下の「人柄」や「性格」を記述する際、なかなかピッタリした言葉が見つからず頭を悩まし苦労がいるものです。
仮に「仲人コトバ」で『ババ抜き人事』で売り込みに成功したとしても、当該部下を引き受けた相手先から「ヒデ―奴寄こしたな」と、一度でも社内信用を失うと取り返すのは容易でないと考えます。
でも、どうなのでしょう? 長所がなければ短所のない人もいません。そうした場合でも抽象的・陳腐な言葉やあまりに露骨な言葉は避けるべきでしょう。
そのためには〖語彙〗を豊富にし、日頃から部下を良く観察してプラス面からその人物像を〝彷彿(ほうふつ)〟させる表現を研究しておきたいものです。以下は前回の回答例です。参考になさってください。
【参 考】『性格傾向の見方』 (自他の長所を見るためのヒント)
(A): さらに伸ばしたい性格特性(長所)
(B): みずから治していきたい性格特性(短所)
1.明朗型 (A)👉 快活、明朗、無邪気、社交的
(B): 上っ調子、ふざける、騒がしい、時には沈み込む
2.独走型 (A)👉 気が向けば一気にやる、こだわらない、ハキハキしている、人怖
じしない
(B): 気まぐれ、気分屋、一人よがり、我を張る、でしゃばり、不平屋
3、活動型 (A)👉 気軽、決断が速い、積極的、こまめに動く、元気がいい
(B): 軽はずみ、落ち着きがない、そそっかしい、やりっぱなし
4.従順型 (A)👉 順応、従順、素直、お人好し
(B): 付和雷同、気が散る、あきっぽい、つられやすい、ムードに弱い
5.閉鎖型 (A)👉 冷静、批判的、物事に動じない、おっとりしている
(B): 孤独、進んで協調しない、無愛想、とっつきが悪い
6.生真面目型 (A)👉 徹底、熱心、粘り強い、正義感
(B): しつこい、話がくどい、融通が利かない、受け入れられぬと興
奮する
7.緻密型 (A)👉 真面目、念入り、コツコツやる、綿密、着実
(B): はにかむ、おどおどしている、引っ込み思案、ためらいがち
8.過敏型 (A)👉 直感力がある、よく気がつく
(B): すぐ気を廻しやすくひがみっぽい、人の顔色を窺う
9.慎重型 (A)👉 慎重、堅実、用心深い、きちんとしている
(B): とりこし苦労、気が弱い、臆病、線が細い
職場での【説得】は、相手の性格傾向に合わせた言い方が功を奏するものです。お釈迦様も『人を見て法を説け』と言っています。時間があれば話法だけでなく「主な性格傾向(S・ Z・E型)の特徴」を生成AIに照会するなどして各自で研究なさってみてください。
『リーダーシップ発揮』の参考になると考えます。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・