『管理者研修』 (353) 「人の動かし方は 人の本性を理解してこそ スキルとなる」
【リンク修正 加筆補充】
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寺子屋ラッキー
こんにちは。今回のタイトルはここでのテーマです。また、私の好きな同一「テーマ」の2本の中の1本でもあります。
さて、人間の祖先といわれるホモサピエンスが旧人類であるネアンデルタール人と共存した時期があったといわれる。そのホモサピエンスのルーツはアフリカだそうです。あなたはご先祖が何処から来たかを考えたことがおありですか?
朝鮮半島経由の帰化人でしょうか。北方系でしょうか。南方系でしょうか。それとも大陸系でしょうか?
DNAが発見される前は鼻の穴と形を真下から見て鼻の形状とその穴の形を勘案してから判断していたと歴史学者の大学教授からお聞きしたことがあります。
その点、1年前の大事なことでも「公式の場」で尋ねられると「記憶にございません」と応える方を見てきていることもあり 古代史学者の話は簡単には信じ得ない。
それはともかく歴史上、「人の動かし方」は<話力・金力・権(武)力>に大別できます。<人を動かす秘訣>ともなると、古今東西リーダーなら誰もが求めていたことであり、求めていることでしょう。
ときに、戦後間もなく当時の通産省の肝煎りでアメリカから入ってきた定型教育訓練方法に、「MTP」と「TWI」があります。
「MTP」(Management Training Program)研修は管理者向け、「TWI」(Training Within Industry)訓練は監督者向けとなっており、現在でも導入している企業はあります。
いずれも国から移管された民間の指導機関がある。関心のある方は、ビジネス専門書あるいはネットで検索し導入経緯などの詳細を勉強するのもよいでしょう。
「TWI」は、あなたがお住まいの県の外郭団体「職業能力開発協会」へ問い合わせても教えてもらえるでしょう。
「TWI」は、米国軍需工場の男女従業員の指導に当たる生産現場監督者向けとなっており、<仕事の教え方><改善の仕方><人の扱い方><安全作業のやり方>の四部から構成されている。
「TWI」における<人の扱い方>は、人間関係を良くして部下に協力してもらうための技能のことである。何と言っても『行動科学』発祥の地、言語が違えば宗教も異なる多民族国家アメリカである。いろいろ研究した結果編み出された技能である。
国民性は違っても、日本の事務・技術系職場の「監督者」であっても参考になることは多々あるはずです。この技能を参考に部下と接していれば職場の業務は円滑に流れ、職場の問題も未然に防げ、仮に問題が発生しても上手に処理するための参考とすることができるでしょう。
でもどうなのでしょう? 経営資源としての<人>は〝自尊心の塊〟でありエゴイストかもしれないが、血の流れた『人間』である。女工哀史の時代とは違い「道具」でもなければ「設備」でもない。このことは多民族・多言語国家のアメリカ人も同様である。
それでいてTWIでの<人の扱い方>とはどういうことでしょう? 人は犬猫ではありません。おそらく語彙の翻訳が適切でないと思える。内容は良いはずだが、人を物扱いするイメージがして感心しません。
人の動かし方は 人の本性を理解してこそ スキルとなるでしょう。その点日本には「マーケットイン」の視点からの名言があり、熟読玩味する価値があると考えます。以下再掲します。
〔その1〕 『やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ』
〔その2〕 『話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず』
〔その3〕 『やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず』
今年も終戦(敗戦)記念日の8月15日が近づいてきました。当ブログでもタイトルを変え取り上げてきましたが、関心のある方は「山本五十六『男の修行』」をキーワードに検索してお調べください。ネット世代のビジネスパーソンにも十分役立つメタタグタイトルがヒットすると考えます。何故なら世代間格差はあっても人の性(サガ)には変わりがないと確信しているからです。
なお、当ブログは<政治・思想・文化・宗教>とは一切関係ありません。念のため。
では、暑さに負けないようしっかり食べ睡眠をとり仕事にお励みください。御覧いただきありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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