『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (285) 「何もしないで寝転んで 成果だけ期待するのは 虫のいい話」

                            【ブログ  15分ミニ講義 】
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寺子屋ラッキー

 
 こんばんは。職場では、朝礼・ミーティング・夕礼・会議のほか、説明会・報告会・安全大会・サークル発表会など大勢を前にしての話す機会は数多くあります。


 でもどうなのでしょう? 


 たとえば、お客さま・経営幹部に対するプレゼンテーションの場では、パワーポイントの作成には工夫が見られるものの、プレゼンターの話し振りが平板なため訴求力だけでなく熱意が感じられず、残念に思えることがあります。


 職場で仕事の説明・指示をする場合でも伝わればいいと淡々と話すだけでは無味乾燥に
なります。声の出し方では、① イントネーション(抑揚)、② プロミネンス(強調)、③ インターバル(間)の三つを意識するだけで『生きた話』となり、話の効果をさらに上げることができるものです。違いますかね?


 次の(1)は説明するつもりで普通に、(2)は弔意の気持ちを込めてしんみりと暗く、(3)は明るい調子で読んでみて下さい。また、(4)は心から感謝の意を込めて、また残念に思う気持ちが相手に伝わるよう黙読ではなく必ず『音読』して下さい。
 『実践なくして効果なし』。できればご自宅でスマホを利用して録(と)り、自分の声を再生して聞く努力は必要でしょう。スマホ操作ができれば大した手間がかかるわけではありません。
 もしも一本調子の「棒読み」で単調だと思えば時間を捻出し、ご自分で満足できるまで<繰り返す>ことも無駄にはならないと考えます。


〔例 題)


(1) 「この道を200メートルほどまっすぐ行き、銀行の角を左に曲がるとその学校が見
     えてきます」


(2) 「このたびはご愁傷さまでございました。つつしんでお悔やみ申し上げます」


(3) 「それでは、お二人のスタートを祝って、皆様と共に乾杯したいと思いま す。お
     めでとうございます !」


(4)「お招き頂きまして、ありがとうございます。うかがいたいと思っておりましたが
    あいにく当日は急用ができまして、うかがうことができません。皆さまによろし
    くお伝えください。ご盛会をお祈りしております」


 ということで、引き続きイントネーション訓練としての「宿題」を出します。次の言葉を指示内容に従って、感情を込めて言い換えてみて下さい。やはりスマホに吹き込み聞いてみると良いでしょう。
 人によってははじめのうちは、どれを聞いても同じに聞こえ、変化がないことが自覚できます。職場での<挨拶・返事>にしても同じという場合もあります。それだけ言葉に<気持ちを乗せる>、つまり「感情移入」することは難しいことなのです。プロポーズする場面と同じく必要性を感じる方は<一人秘かに>に練習してみてください。


 『イントネーション訓練法『これが千円 ?』」(スマホ活用による)


 次はご自身の著書の末尾の著者紹介欄にに日本の『話し方教室の開祖』と記載されている方から教わった方法です。日焼けした眼光鋭いスリムな紳士のイメージが残っています。
 講談調の<テンポ良い>語り口調から繰り出される渋い声での説得力ある話振りに25歳当時の私は魅了されたものです。
 ただ、喫茶店で対面していると葉巻のような良い香りの巻煙草ではあってもその煙が気になった覚え憶が未だにあります。


 では、ネットオークションに入札し落札商品が送られてきて開封する場面をイメージして発声練習してみて下さい。


(1)うれしそうに、(2)驚いたように、(3)疑(うたぐ)るように、(4)あきれたように、(5)後悔したように、(6)珍しそうに、(7)悲しそうに、(8)絶望したように


 失礼ながら他人が聞くとおそらく最初は同じで区別がつかない事と思います。サラリーマンですからむしろ当然といえましょう。ただし、相手に不快感を与える「能面」のような<表情・言い方>に問題意識を持ったならば多少でも改善するよう心掛けたいものです。
 いいか悪いかは別としてその気になれば極端な「お国言葉」が矯正できるのを見ても分かります。限られた自己資源(お金と時間)を勘案すると先ずは生活の生業としての職務遂行能力向上を優先すべきでしょう。何事も『努力無くして成果なし』は間違いないことです。


 ときに以前、いずれ私の「発声訓練方法」をご紹介しますと書きました。約束を守らないことは、〝誠実さ〟を疑われます。そこで、私の丸秘テクニックを、あなたにはご披露します。どこにも書いていないことです。ネタ元を次に紹介します。


 日本の大脳生理学の権威者時実利彦博士(東大名誉教授)の客員研究員として招かれていた豚カツが大好物の学者らしくない先生がおいででした。先生は社員研修講師として90歳まで教場に立ち後輩の指導に当たっていた。その先生の研究によりますと、大和言葉のリズムは右脳(感情脳)との関係があり、低い響く「声の訓練」だけでなく『憂鬱・鬱憤を晴らす』にも効果があると教えていただきました。


 それは、祝詞(のりと)に抑揚を付け、1回当たり息が続く限り声に出し読み上げることです。そして、息継ぎ時間を徐々に延ばしていくことです。お経は「漢語」から構成されていますが、祝詞(のりと)は「大和言葉」です。右脳(感情脳)の<記憶の座>に刺激を与える効果が心身共に期待できるようです。


 祝詞の文言はネットから動画と共に無償で入手できます。私なりに「効果の確認」をした上でお勧めしています。照会はしたものの如何せん裏打ちするデータがなく残念ながら説得力に欠けます。
 信じるかどうかは「あなた次第」です。よろしければお試し下さい。今週も遊びにおいで下さりお礼申します。では、また次回に。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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