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皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『話し方研修』 (283) 「<Human Skill>としての 『人間理解力』に 関心を向けよう」

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。昔から『丸い卵も切りようで四角。物も言いようで角が立つ』といいます。<誠実・熱意>だけではまかり通らぬビジネス社会です。だからといって、誰でも頭から否定されれば、「なにヲ ? 偉そうに言いやがって、許さん! オノレー、いつかみておれ この野郎 !!」と、相手が憤怒の念に駆られるようでは考えものです。


 とにかく、最初からガーンと一発相手の意見を殴りつけてはいけません。そこから論争が始まるのです。折衝・交渉に勝つためには、できれば議論を避け相手の行動を促すことを踏まえて話す必要があります。


 そのためには押し付けたり威嚇したりせず、頭で理解させ心で納得させ行動に向かわせることを目的と話し方、いわゆる『心理説得』(頭・心・行→ズシンギョウ・・・・当方の造語)をあなたなりに工夫することが賢明なことです。


 ところで、『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』という諺がある。「話せば分かる!」と言ったものの「問答無用 ‼」といきり立つ海軍青年将校に射殺されたのが、「5・15事件」の犬養毅首相です。その点〝火急の場〟は別として、ビジネスマンは「聞けば分かる」の内面的態度もビジネス現場では肝要なことでしょう。


 そうは言ってもどうも世の中、言葉と理性だけでは通用しないことが多々あり、<Human Skill>としての『人間理解力』に関心を向けることも必要だと考えます。
 例えば、低姿勢ではあるが〝油断〟のならない人、喧嘩腰に高飛車にでてくる人、揚げ足をとってウルサク質問攻めしてくる人、冷たい黙り屋など色々なタイプの人がいます。
 しかし、そうした相手の態度や断り文句を恐れていては、永久に折衝も交渉も売り込みも出来ないでしょう。そこで人と接するには、次のような「前提条件」を考えて対応することです。


 それは、人間というものは元来、一応反対してみたがる『感情の動物』であると覚悟してかかることです。そうすればハラも立ちません。何故なら人の心理は、ある時はプラス、ある時はマイナスへと複雑に変化する。言葉を変えれば、我々の<心の扉>は開きっ放しではないからです。相手により、時により、場合により、開いたり閉じたりして常に微妙に揺れ動いているものだからです。


 以上のことは、大統領選を控えた<多民族・多言語・多文化・多宗教>国家である米国人だけの話ではありません。ごく身近なところでは2分おきに一組が離婚するご時世、強い絆で結ばれている〝はず〟の夫婦間でも同じでしょう。


 では、夏休みシーズンに入りメンバーが欠け多忙な今週も、心身とも健康に留意し、安全にも配慮して頑張って下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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