『管理者研修』 (386) 「意識して 必要なことを 必要な時に 落ちなく」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。休日をくつろぎですか。早速前回に続けます。
さて、オンライン職場であっても管理者の一日は、話に始まり話で終わっていると思います。あなたが出社すると、まずは部下や同僚に対して「おはよう」、あるいは上役には「おはようございます」という挨拶から始まります。その時の挨拶の仕方次第で相手は一日気分が良かったりあるいは悪かったりもします。
その他部下に対しては仕事の指示(命令)をする。また、必要なことを伝達する。さらには<訓示・激励・慰労・注意・教育・会議・報告>など話をする機会は数限りなくあります。
仮にそういう立場の管理者が、部下に対して「トップの考え」や「会社の経営方針」などを正しく伝えることができない。部下を指導したり励ましたりすることが苦手だ。あるいは社外の改まった席で満足に挨拶も出来ないとしたらその管理者はどういうことになるでしょうか?
このように考えてみると管理者は話し方の技術というより技能をしっかりと身に付けていないと効率的で効果的な業務遂行をしていけないということもあるでしょう。
反対に話し能力を身に付けていれば、朝礼の時に話をしても部下たちに共感を与えることができる。また、<ヤル気>を喚起することもできるでしょう。あるいはオンライン研修の講師を担当しても受講者をリラックスさせながら、しかも学習効果を上げるような講義をすることができます。
オンライン会議を開催した場合にはリーダーあるいはメンバーいずれの立場であっても、効果的な運営とか発言をすることができるなどメリットは非常に大きいものがあります。こうした話し能力の効果は対外的な面でも発揮されるでしょう。
たとえば、銀行関係者との取引のための話が上手であれば話もまとまりやすい。税務署との折衝にしても同じです。話上手な管理者は早くまとめることができる。取引先との交渉にしても良い取引条件で、しかも気持ち良くまとめることが期待できるでしょう。
管理者の中には多分に謙遜もあるのでしょうが「私はどうも元来口下手でしてネ」などという方がいます。仮に合理化(言い訳)だとすると、これは通らないように思えます。
何故かと申しますと、それは自分だけの問題ではないからです。会社にとっても今申し上げたような時には問題が想定されるということです。
『話は人なり』ともいえ良くも悪くも<人柄>が表れます。そういうことから組織の要である管理者は「話し方」の価値を再認識し、その効果に多少でも関心を寄せる必要があるように思えます。
そこで、結論です。前回申した通り話の上手下手は相手に決定権があり、評価は人様々になるものです。管理者は部下との意思疎通を今まで以上に図るためにも、標記タイトルに記載した『意識』を向けることが大切なことでしょう。
ただ、『実践的話し方』として簡単そうでも、実際には難しいように思えます。
では、明日からの仕事に備えご家族揃っての夕餉をお楽しみください。ありがとうございました。
【参 考】 だいぶ前に「開運!なんでも鑑定団」の中で出品作品の参考として紹介されて
いた『井上ひさし』の名言(劇作家、小説家、放送作家)
「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に、真面目なことを愉快に、そして愉快なことはあくまで愉快に」(原文は全て平仮名書き?)
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所 』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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