『管理者研修』 (396) 「話し上手は聞き上手の <真髄>とは」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。今回は予定を変更し標記について申し上げます。
昔から「話し上手は聞き上手」の諺がある半面「話し上手は聞き下手」とも言われます。これはどちらに軍配が上がるのでしょうか?
人は普通、聞くより「話す」方が好きであり、人の話を上手に聞くということは大変難しいものです。それだけにそういう能力のある人は、価値のある者として人々から好かれ、高くも評価されます。「聞くのが特技」と公言する方を見ていると羨ましく思えます。
ところが、中には人の話をよく聞くという態度や能力に欠けていながら、ペラペラとまとまりのない話をする人がいて辟易することがあります。「一体あなたは何が言いたいの?」と訊きたくもなります。
上司へ報告をする場合には、忙しい管理者から「どうも君の話はまわりくどいね。結論を早く言いたまえ! 結論を!!」と一喝されることもあるでしょう。大体こういう社員は、いつのまにか回りから嫌われてしまいます。陰で笑われているのにも気付きません。
私の知っているビジネスパーソンにもこういう人がいます。彼は人が話しをしていても決して最後まで聞こうとはしません。すぐに話の途中で口を挟むのです。そういうチャンスがない時には、退屈そうな態度をとり、相手の話を無視したりもするのです。
彼は地球が自分を中心に回っているのだと信じているのですからどうしようもありません。そのため、同僚や上司もいつのまにか彼を何となく敬遠するようになってしまいました。
相手の話をよく聞く(聴く<listen>)ということは、相手に対する愛情、思いやりでもあるわけです。ですから、相手に満足を与えるような聞(聴)き方をしたいものです。
因みに「実践的な聞き方」とは、
第一に相手が答えやすい(Yes or No だけでなく)ように上手な質問をすること。
第二に簡単な相槌を打つとか、<喜び・同情・共感>を表すような相槌を打つなどして、相手がもっと話をしたくなるという気持ちにさせてあげることです。
こうした聞き方も、大事な話し方の技術(技能)の一つであり、聴くことは『労務管理』の秘訣なのです。SNSのご時世でも「話し上手は聞き上手」。この言葉の真髄を忘れないようにしたいものです。
なお、『聞(聴)き方の重要性』については、「ブログ ミニ講演会」として別途まとめる予定です。
では、昼休みをおくつろぎください。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
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