『話し方研修』 (313) 「できれば 綺麗に聞こえる 鼻濁音」
(2020/03/13 18:53 投稿分)
【リンク修正 記事補充】
ID:8559fx
寺子屋ラッキ
こんばんは。今回は「一口アドバイス」です。独りよがりなタイトルで恐縮です。これだけでは何が綺麗に聞こえるかが分かりません。タイトル修正は時間ががかかるため言葉を補充しませんが、「発音」です。
ときにあなたは小学校当時、国語の時間に先生から指名され、教科書を自席で立って読んだ記憶がおありですか。あるとすれば先生から『鼻濁音』(びだくおん)を注意された覚えがあるでしょうか?
「ゆとり世代」とは違い小学校から「英語」および「プログラミング」教育が必須化されている現在、鼻濁音は不必要な知識の部類に入るのかもしれません。仮に知っていたとしても、出来ないから恥ずかしいものではありません。反面、発音が綺麗に聞こえることも確かです。因みに、次の言葉を読んでみて下さい。
〇 「小川」、「小学校」
「おがわ」、「しょうがっこう」ですね。ただ、話す時には、「おか゜わ」、「しょうか゜っこう」と発音します。
「か゜」は、「パ」と違い見かけない表記ですが、『鼻濁音』を示す特有なもので鼻にかけて発音します。これができないと、発音が〝キタナク〟聞こえるかもしれません。
この<コツ>は、頭に「ン」を付け、「ンが」、「ンぎ」、「ンぐ」、「ンげ」、「ンご」と発音することです。「鼻濁音」の練習をすれば、あなたの言葉が聞き手には〝キレイ〟に受けとめられるでしょう。
ただし、これには規則性があり一文字目の場合、たとえば「学校」は「がっこう」とそのまま発音します。
かつて、某民放局で夜11時からのニュースアナウンサーを公募したことがありました。主婦(?)が採用されましたが、この「鼻濁音」ができず視聴者から不評を買ったと聞いたことがあります。おそらく他の理由もあったのでしょうが、間もなく降板となりました。
「鼻濁音」の発音ができない人は、私が好きな坂本九を始めとする歌手のほかタレントにも思いのほか多いものです。『敬語』と違い「知らない(できない)からどうした?」ということではありません。その点九ちゃんの場合は、持ち味の一つとして溶け込んでおり全く問題ないと思えます。
鼻濁音については、中学校の国語の「口語文法」の時間で習った覚えがありますが、今は学習指導要領には入っていないようです。関心のある方は、詳細をネットあるいは図書で調べてお試し下さい。ありがとうございました。
❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・