社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『話し方教育』 (59) 「声の表現力向上を目指すなら 人の傷みのわかるリンカンに学ぼう」 (その2)

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 こんにちは。間もなく昼休みですが、前回に続け更新します。


 リンカンは朗読によって抑揚や声の区切り〝間〟のテクニックをマスターしたと伝えられている。手紙や「新聞」に目を通す時は、いつも<声>に出して読んでいたそうです。
 やがてそうした努力の成果が表れ、リンカンは『説得の名人』といわれた。話をしているときに重大なところへくると必ず一瞬沈黙したという。この一瞬の沈黙は、大きな声で怒鳴るより何倍もの効果があったという。


 聞き手に影響力を与える<声の表現力>には、第一にイントネーション(抑揚)、第二にプロミネンス(強調)、第三にインターバル(間)があります。
 人前での話が原稿の棒読みあるいは一本調子になりがちな癖を矯正するには、リンカンの声の訓練方法を真似しない手はないでしょう。そのための例題を1年前の昨年10月下旬にお示ししたことがあります。 


 新聞は文字量から単行本2冊分に相当すると聞いたことがある。したがって、紙面毎の大見出しおよび小見出しに目を通すことは可能でも、丹念に読むとなると多忙なビジネスマンには無理がある。
 反面、新聞コラム欄に絞って日々書き写すことはその気になれば可能である。しかし、他人が手を加えることができない練りに練られた名文は大学入試に出題されることもある。そうしたことから書き写したとしてもプロの書き方の習得は極めて難しいでしょう。


 しかし、『声の表現方法』として<一人密かに、お金をかけずに>新聞を教材として日々〝意識〟して声に出して読むことは、スピーチにおける主題の述べ方、話材の生かし方、話の展開等の「生きた教材」として勉強になります。そのように考えると、新聞代は安いものだと思いません?
 ただし、仕事と同じく〝やりっぱなしのそれっきり〟では何事も期待できません。NHKに出演していた綾小路きみまろさん(敬称)の話では、講演が終わると夕食後仮眠をとり夜中に起き出し、その日の講演音声記録をその都度チェックしスパイラルアップを図っているそうです。おそらく昔から「板場百回」と言われる噺家の世界でも同じでしょう。


 同じく声の表現力向上訓練も不精せずにスマホをはじめICレコーダーを併用し、一日15分でも抑揚も含めて繰り返し実践すれば『継続は力なり』です。相乗効果が表れその成果を実感できることでしょう。
 ただし、時間をかければいいというものではありません。自己満足で無駄な努力にならないよう、家族をはじめ気の置けない友人に音声記録の感想を訊くことも大切です。


 そうしたことから、仮に自己啓発の一環として「話し方教室」へお金と時間をかけてせっせっと通っても、「実地練習」をその場限りで終わらせてはいたのでは意味がありません。
 前にも申し上げた通り綺麗な発音発声で流暢に話すことは二の次として、肝心の業務遂行上求められる「話し能力」アップの効果確認は得にくいものです。
 とにかく実践無くして効果なし。声の表現力訓練で成果を上げた<人間性>をベースとした説得の名人「リンカン」の努力を見習いたいものです。


 以上、ここでのテーマを今回でキリを付けるため別けずに一括投稿しました。前回と合わせ長くなり失礼しました。(終)


 アメリカ大統領選挙もあと2日。テレビ観衆が固唾を吞んで見守る中、逃げ切りか追い込みかの鞭がピシピシ入るゴール直前となりました。選挙は水物。神のみぞ知る結果は如何に?


 広い日本のことです。サラリーマンの中には、ビジネス能力としての『先見力』を競う意味でアメリカ大統領の〝選挙結果〟を賭け事の対象にしている方がおいでかもしれません。
 株式投資を資産形成の対象としている方は、選挙結果が材料となりお持ちの銘柄に良くも悪くも影響するでしょう。
 それよりも選挙結果で日本経済がこの先どのような影響を受けるかが気になるところです。気が揉める世界のリーダーとなる最終結果はいつ判明するのでしょう?


 では、明日の休日は時間を作り、NHK朝ドラ「エール」のモデルである古関裕而氏作曲のオリンピックマーチ・応援歌をはじめ普段馴染みのない大学校歌あるいは旧制高等学校寮歌をYOUTUBEで聞いて(見て)はいかがでしょう。SNSのご時世、時代背景は異なっても異性との出会いと同じく相性が合えば、明日への応援歌として英気が養えるかもしれません。


 とにかく「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ 〝コロナ〟ニモ負ケヌヨウ」心身とも健康に留意して、今月も大いに頑張って下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


『話し方教育』 (66) 「話すことが不得手でも 良い聞き手になれば 人から好かれる」

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  おはようございます。前に『自慢高慢馬鹿のうち 加えて避けたい三つの話題』と題して申し上げたことがあります。加えて「失敗談・苦労話」は良いが「成功談・自慢話」は鼻に付くので、できれば避けたいものだとも申し述べました。

 とは言うものの、実際には立場・役割もあり<組織の置かれた条件>、<個人・集団の成熟度>から一概に決め付けることはできません。


 問題はWEB会議は別として意見を出し合う職場内会議の席上などで独演会になる人がいることです。聞いている方は、「ありゃ! また始まったよ、まいったナ~」と諦めている。中には、露骨に嫌な顔をして見せる人もいるが、人の〝迷惑〟などなんのその、当の本人はお構いなしでしゃべっている。しかも、誰も注意しないから始末が悪い。悪い癖はいつまで経っても治らない。
 以下は職場で散見される話し方で部下後輩「指導のヒント」のご参考までに箇条書きします。


 1.相手の話、言葉の揚げ足を取る。


 2.相手が話していても、遠慮なく相手の話を遮る。


 3.相手の話を聞いていてああ言えばこう言うといった具合に、相手の話を聞こうとしな
  い。


 4.恩着せがましい話をする。


 5.得々として話がくどくなり、自分だけで話を独占する。


 以上を忠実に守れば、同僚間では間違いなく敬遠されることでしょう。


 そもそも人は、年寄りの愚痴話に代表されるように、聞くよりも話すことを好む動物と言える。しかし世間には、「俺(あたし)は口下手だから」と言って、人との接触を避ける人もいる。


 でも、どうなんでしょう? SNSのご時世で対面コミュニケーションの場が減っていることに加え内向的性格もあるのでしょうが、実際には〝合理化〟であり聞いてくれる相手がいないからではないかと思えることもあります。


 とにかく洋の東西を問わず『話し上手は聞き上手』であり、ここに職場での『良い人間関係』を作る〝秘訣〟があるように思えます。その理由はこれまでにもイソップ寓話の「北風と太陽」を例に挙げ申し上げてきました。具体的職場事例はこの先テーマを替え逐次申し上げていきます。ご覧頂きありがとうございました。



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『話し方教育』 (57) 「たかが会話されど会話 会話を快話とするために」

ID:8559fx


 おはようございます。前に「話し方とは何か」、『話し方』での会話をはじめとする各種目的とその働きについては申し上げたことがあります。


 会話は『言葉』というボールを投げあう〝キャッチボール〟のようなものだといった人がいる。キャッチボールには投げるコツがあり、受けるにもコツがある。投げたボールがキャッチャーのミットの中にどうしたら上手く入るかを意識する必要があるでしょう。
 ボールがバウンドしたり高く飛んだりしたりしていては、キャッチャーは翻弄されてさっぱり面白くない。中にはキャッチャーの顔にボールをぶっつけて喧嘩になる場合もある。


 会話でも言葉のボールがキャッチャーである「聞き手の心理」のツボにはまらなければ、話し方での目的は達成できません。ピッチャーはキャッチャーの顔を見て体の構え方、ミットの位置を計算に入れ心理のツボにはまった的確なボールを投げる。キャッチャーはピッチャーの顔を見て体の構え方、モーションを十分に計算に入れる。心理のツボにはまった的確な受け方をする。
 つまり、お互いが相手の立場になる。これがキャッチボールの基本的なコツです。


 <たかが会話、されど会話>である。あなたの会話も同様です。友情ある言葉のキャッチボールでなければなりません。下手な話し手には、次のような二つの傾向がある。
 第一は、聞き手の立場や感情を理解しない。
 第二は、聞き手の好むような方法で話さない。


 たとえば、心臓に毛の生えたような無神経な男は、人前で相手の劣等感を刺激するような言葉を平気で投げつける。「君のおしゃべりな性格は生まれつきかい? それとも遺伝かね?」と。


 話し方における働きの一つに前回も申し上げた『説得』があります。その目的は相手を動かすことです。
 説得には押し付けもあるが、人の機微に長けた「心理説得」がベターといえる。これの上手な人はある提案を売り込むときに次のように言う。


「あなたがその問題の最も良い解決方法をお考えになるのを、私がお手伝いさせていただきます。そのためには二つの方法がございます。二つの方法を良くご覧ください。そしてご自身でそのどちらが良いかをお決めください」。


 では、自宅でテレワークの方はご家族とオフィスワークの方は同僚と、昼休みを日常会話(快話)で楽しみ午後からの業務効率を上げて下さい。ありがとうございました。



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『話し方教育』 (63) 「挨拶の心得 三条件」 (その2)

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 おはようございます。早速前回に続けます。


 これは相手が同僚だけでなく、あなたの上司に対しても同じで〝ゴマすり〟とは違います。ハラスメントが問題視される現在でも、自分に関心を示されて不愉快になる人はいないものです。これは、心理学・行動科学を持ち出すまでもなく『人間の本性』です。いるとすれば当該者に対する日頃の職場行動を振り返ることが必要かもしれません。


 たとえば、あなたが配偶者あるいは恋人からプレゼントされたスーツ・ネクタイなどを身に付け出勤したとします。忙しい職場だからといって、気が付いてはいても誰も何も言ってくれなかったとしたら、その夜枕に頭を乗せた時に寂しい気がしませんかね?


 ただ実際には、口で言うほど簡単なことでないことは、あなたの職場を見ればお分かりでしょう。よく観察してみて下さい。いずれあなたが部下を一人でも持つ立場になった時、ここで申し上げている意味が多少はご理解いただけることと思います。
 挨拶の仕方の工夫は、動作、時機なども勘案しましょう。このことはお客さまとの応対あるいは日常の職場生活の中で各自研究なさってみて下さい。


 第三は、挨拶は「投げ」、返事は「受け」だということです。
 煩わしい『人間関係』は、ここから始まります。返事をしないのは、人間関係を拒否している姿ともいえます。どうせするなら気持ちよく、「ハイ」の二文字の出し惜しみをしないように気をつけたいものです。


 あなたが、「ハ~イ⤵」などとイヤイヤ返事をすると、上司は、あなたが〝ヤル気〟がないと受け止められる場合もあるものです。「ナンだ、そのけだるそうな嫌ったらしい返事の仕方は?  他の者に頼むからもういい! 松木には頼まん」と気分を害されます。この場合の返事の仕方は、話し方の面から見れば〝良い返事〟とは言えません。


 外交面での首脳会談をイメージして考えてみて下さい。仮に「シェークハンド」しようと〝片手〟を差し出したが相手から拒否をされたとします。あなたが挨拶をしても、相手が返事をしてこないのと同じです。どんな気持ちになりますか。そういうあなたも、気分が悪い時、返事をしないことがあった筈です。


 たとえば、子供の頃団塊の世代の父親から「太郎聞こえているのか? 返事くらいしたらどうなんだ !!」と、叱られた記憶がありませんか。
 返事をしないのは、あなたには悪気がなくても、相手には無視されたと誤解されることもあるので、「テレワーク」であっても気をつけたいものです。
 つまり、挨拶とは本来は「一方行為」であり、〝見返り〟を期待すべきものではありません。とは言っても人は<無視>されることを大変気にする動物です。


 ここで申し上げたいことは、挨拶は<関心の表れ>だけでなく、<好意・敬意の表明>でもあり、相手の心理に「プラスの影響」を与えるものだということです。
 サラリーマン生活を送る上で最低限の「人間関係」を維持するために必要なだけではなく、ときには『人を動かす力』があります。ですから、挨拶は仕事と同じく「先手必勝」を心がけたいものです。
 なお、「挨拶の働き」についてはこの先テーマを変え管理者研修の中で逐次問題提起していく予定です。


 では、「我慢の3連休」に該当する方には、忙(せわ)しない12月入りまであと10日、お金をかけずに貴重な時間を活かす良い機会だと考えます。たまにはスマホ・パソコンから離れ、「思考力」の涵養を目途に、〝読書三昧〟にふけってみてはいかがでしょう。ご覧頂きありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


『社員教育』 (69) 「人は誰しも 建前と本音の狭間で 生きている」

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 こんにちは。コロナの終息は中々先が見えませんが、インフルエンザの予防接種はお済ですか?


 さて、あなたは靴を履くときに左右どちらからですか。家を出る時はどちらの足からでしょう? おそらく上着を着る時と同じく無意識のうちに習慣化していることと思えます。
 マネジメントの仕方だけでなく、大勢を前にした話し方での態度(表情・姿勢・動作)に見られるようにどなたにも癖があります。それだけに「悪癖」を治すとなると注意されないと簡単にはいきません。とにかく、何事も意識しないと分からないものです。


 例えば、あなたのお宅には時刻の分かる類の物が幾つあるか訊かれて即答できますか? 
 時計だけでなく、パソコン右下に時刻表示されると同じくテレビ・電子レンジなどの家電製品にも表示される。そのためトイレだけでなく浴室内でも時刻は分かる。
 もしもオークションに入札し入浴したとしても、終了時刻前に余裕をもって風呂から上がり楽しみを継続することができる。二度と戻らない時間は有効に使いたいものです。


 次の話は、家庭への掛け時計が普及し始めた明治時代中期以降のことです。
 『坊ちゃん』で夙(つと)に知られる、現在の都内文京区にあった夏目漱石の居宅へ知人が訪ねて来た。漱石が歓待したこともあり話が弾み、居心地が良くなった客はついつい長居していた。
 その間、お手伝いさんは酒・料理を運び水菓子・茶も出し終えていた。テレビはおろかラジオも無い当時のことである。いつご主人から呼ばれるか分からない。
 日本全体が貧しかった頃の寒村から上京したが〝ご主人〟に恵まれた。三食付きの部屋付きで、世間相場より高いお給金を毎月キチンと頂ける身である。与えられた部屋へ戻って休んだら罰が当たる。
 薄暗い台所で小さな卓袱台(ちゃぶだい)に両肘をついて居眠りを堪(こら)えていた。時折り楽しそうな笑い声が漏れてきたが、話の内容より正直客が帰るのをひたすら待っていた。


 酒・料理だけでなく漱石との話にも〝満足〟した客がそろそろお暇(いとま)しようと腰を上げ、漱石に時間を聞いた。漱石が奥の部屋から「お~いお花! 今何時かな?」と大きな声でお手伝いさんに訊いた。今や遅しと待ち受けていた彼女は「ハ~イ もう12時で~す!」とこれまた大きな声で返事した。


 来客を送り出した後、漱石は直ぐにお手伝いさんを居間へ呼んだ。
「今日は遅くまでご苦労だった。だけどな、さっき私がお前に時間を訊いた時、『もう12時です』と言ったよな。あれではいけないね。お客さんには追い立てられるように聞こえ失礼なんだよ。せっかく料理でもてなしたお前の努力が無駄になる。
 ああいう場合はネ、『未だ12時です』と言うもんだよ。若いが利口なお花のことだ。今後気を付けなさい。
 疲れただろう? さーッ風呂へ入って寝なさい。明日からも頼んだよ」と、優しく教え諭したと思える話が残っている。


 注意の仕方に犬猫の躾(しつけ)を例えに出すのが相応しいとは思えない。しかし、その場その時を捉えタイミング良くお手伝いさんへ注意した漱石のやり方は、OJTの考え方に叶っているといえるでしょう。


 その後も何か気が付くと漱石はこまめに彼女を指導した。教えを受けたお手伝いさんは当時のことである。尋常小学校へ行ったことは全くなかった。それでも数年後お暇(いとま)を頂く時には高等女学校卒に負けないだけの『教養』が身に付き幸せな結婚生活を送ったと、戦後芥川賞にノミネートされ太宰治と交友があったという恩師からお聞きした覚えがある。(以下「話し方研修」に移し続く)


 では、土・日は二カ月ぶりに晴れ間が覗くようです。秋空のもと紅葉狩りなどで良い週末をお過ごし下さい。情報洪水の中をお越し頂きありがとうございました。



❒ 社員教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)