『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへ
にほんブログ村

『話し方教育』 (93) 「管理者の話し方 セルフチェック25」

ID:8559fx


 こんにちは。ナイス頂いている方をはじめリピーターの皆様には今回もお立ち寄り頂きお礼申します。


 さて、話し方での広い意味での音律・態度は、良くも悪くも『癖(クセ)』の範疇に入る項目が多いものです。そのため「改善点」は他から言われないとご当人は中々気付き難いことです。
 以下はスピーチの仕方といった狭い範囲のことではなく職場リーダーにマネジメント遂行上振り返って頂きたい事柄です。機会があれば気の置けない方と相互チェックなさって下さい。


【話し方セルフチェック25】


1.聞き上手か。


2.話題は相手の興味に結びつけているか。


3.単調な話しぶりをしていないか。


4.相手の話を上の空で聞いていないか。


5.専門用語や外国語をやたらに使っていないか。


6.要点を正しく述べているか。


7.不必要な話題に話をそらしていないか。 


8.要点を正しく述べているか。


9.相手が複数の場合、一人だけに話すことはないか。


10.相手の話を横取りしていないか。


11.口の中だけでボソボソ話していないか。


12.極端に大きな声とか小さな声で話していないか。


13.会話を独占していないか。


14.「エー」とか「アノー」などの間投詞を連発していないか。


15.誠実な態度で話しているか。


16.話題を豊富に用意しているか。


17.相手の喜ぶ知識・ニュースを提供しているか。


18.正確に話しているか。


19.相手の理解できるコトバを使っているか。


20.イエス・ノーだけで答えられる質問の仕方をしていないか。


21.やさしい話で例を引いているか。


22.必要なところは反復しているか。


23.話に間をおいているか。


24.調子やテンポを加減しているか。


25.普段は明るい調子で話しているか。                   以 上


 では、また次回お越し下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


『管理者教育』 (145) 「褒めるのは 叱ることより難しい」 (その1)

ID:8559fx



 こんにちは。歴史上「叱り上手の清水の次郎長」に対し「褒め上手の加藤清正」と聞いたことがあります。その点「部下は褒めて叱って育てよう」は陳腐な言葉ですが、その実際となると中々難しいことです。


 人は誰しも自分を認めて欲しいと言う「認識欲求」を<本能的>に持っています。例外だという人は少ないように思えます。
 褒める対象は、相手の性格(行為)、能力(仕事)、趣味(特技)、身だしなみ(服装)だけでなく、家族・住居をはじめとする生活環境、ときにはペット・コレクションといった所有物などが含まれる。褒め言葉を使うときの留意点は次の五ポイントです。


 第一は、具体的に褒めること。
 よく口癖のように漠然と「立派ですね」、「素敵ですね」、「凄いですね」という人がいるが、こうした抽象的言葉には心がこもっておらず、言われてもテンデ分からない。具体的にハッキリとどこがどんな風に良いのか、認めた長所・美点を褒めることです。


 例えば部下が「班長、任せてもらった汎用旋盤ですが、教えて頂いたとおりにやったら、何とかオシャカを出さずに操作出来るようになりました。ありがとうございました!」と、喜び勇んで報告してきたとする。


「そうか。あの機械は知ってのとおりチョット癖があってな。俺はあれを使いこなすのに1
ケ月近くかかったかな・・・? その点、松木は器用というか覚えが早いな。次はその上のマシンに挑戦だ。これからも安全に気をつけて、この調子で頼むぜ。期待しているからな!」と言われれば部下はたとえ火の中水の中、これが跳ねずに済まさりょかと、ヤル木(気)に火が付きさらにモラールアップするように思えます。


 ところがまともに受けて「そうか上手くいくようになったか。だがな松木。この際だからハッキリ言っておくがね。技能を早期習得できたのは私の教え方が良かったからであって、自分の能力に自惚れてチャこの先伸びんぞ。いいね! 分かったら仕事に戻りなさい」では、部下はヤル気に水を差されたようでガックリする。


 第二は、あまり目立たない美点を褒めること。
 皆が褒めていることをオーム返しのように同じ言葉で褒めるのでは能が無い。「この人、また同じことを言ってやがる。もっと他にいうことないのかよ。ヨイショしようたってそうはいかないぞ」と本人は構えてしまう。
 例えば「佐藤君、残業がなくなったんで最近スポーツジムへ通っているそうだね。その
せいか一時に比べだいぶスリムになって精悍な顔立ちになってきたな」と言われれば悪い気はしないものです。


 三島由紀夫の「不道徳教育講座」にフランス陸軍のお世辞嫌いの将軍が出てくる。ある時手入れの行き届いている立派なカイゼル髭を側近が事実に基づき心から褒めた。その時難しい顔の閣下がそれまで見せたことの無い満面の笑みを浮かべる件(くだり)がある。それと同じく誰もが気づいている長所を褒めるよりは、本人がひそかに認めてもらいたがっていることを見つけることです。
 欲を言えば誰もが気付かず、たとえ小さなことでも本人も自覚していない点を褒めた方が褒め方の効果は上がるでしょう。そのためには、日頃から部下を注意深く「観察」していなければ褒め言葉は使えません。
 今回はここまでとします。ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」) 


『話し方教育』 (89) 「話の巧拙は 話し手でなく 聞き手が決めること」

ID:8559fx


 こんにちは。加山雄三のテレビを見ながら夕食前に失礼します。


 さて、人間は「感情の動物」です。理性では受け入れても、感情で反発することがある複雑な生き物です。この感情には、「五感」があります。往々にして好き嫌いで物事を判断します。話にしても<視覚・聴覚>で受け止め、ときにはその人の『人間性』までもが、好悪の対象となるので厄介です。


 例えば、あなたがテレビを見ていても、自分の嫌いな歌手などの芸能人が出演していると、すぐにチャンネルを切り替えることがあるでしょう。ビジネス現場でも同じです。いくら良い話をしていても、聞いてもらえなければ意味がありません。


 ですから、セールスマンがマスク越しの〝小さな目〟でたとえ話し方がトツトツとしていても、お客さまに好感を与え理解納得され商品を買って頂ければ話の目的(説得)が達成されたことになります。結果的には「上手な話し手」といえます。


 したがって、話の巧拙(こうせつ)は、話し手本人が決めることではありません。聞き手が決めることです。これを『聞き手の決定権』と言います。その点話し方講師の中には「私は人を感動させる話ができる」とか「私は人を泣かせる話ができる」と、公言してはばからない人も中にはいたものです。これは聴衆が判断することであり不遜な発言とも受け取れました。


 でも、どうなんでしょう? 世知辛い世の中、仮に商売上必要なキャッチコピーだとすると、信用して<金・時間>を費やす人の立場から言えば「誇大広告」とも思えます。
 憲法で<表現の自由>が保証されてはいても、いつの時代でも見かける誤解を招く『表現』をあなたはどのようにお考えになりますか?


 では、加山雄三に負けないようエナジーを蓄え、週明けの明日からもお元気で業務にお励み下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


『管理者教育』 (136) 「特定部下・課員の成熟度を勘案した 命令・指示の与え方」

ID:8559fx


 おはようございます。タイトルに従い以下アトランダムに箇条書きします。


 1.仕事の重要性や優先順位を教え、納期を明示する。(「パレートの法則」を適用)


 2.恒常業務は別として、仕事の「目的」を明確にして本人へのメリットを理解させる。


 3.どうやればよいかの実施方法の〝コツ〟を分かりやすく教える。(事前に質問し理解
  度を把握しておく)


 4.状況変化を加味する。(例)「当日雨が降った時にはどうするのか?」など


 5.質問を受け復唱させる。


 6.意見を聞くときは、ハッキリ述べさせる。


 7.部下の好悪を抜きにして公平に教える。(気に入った部下には優しく、虫の好か
  ない部下にはぶっきら棒はマズイ)


 8.「中間報告」は必ず求める。


  9.   命令・指示は、あれもこれもと細切れに出さない。また、〝朝令暮改〟の命令だと部
  下は戸惑い、時には事故を引き起こす要因ともなりかねない。


 10.難度の高い仕事は、部下への<激励・期待・信頼>の気持ちを「コトバ」に出す。


 では、次回はこれまで通りの書き方に戻します。ご覧いただきありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


『管理者研修』 (134) 「アイデアは永遠にして不滅のもの」 (その2)

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。前回に続けアイデアの種類を列挙します。


  〇 ライバル企業に勝つアイデア
  〇 販路拡大するアイデア
  〇 大量販売をするアイデア
  〇 人の働きを楽にするアイデア
  〇 お金を儲けるアイデア
  〇 危険防止のアイデア


 など、アイデアの対象はいくらでもあります。
 ですからあなたの会社、職場でも色々なアイデアを生み出し活用していることと思います。アイデアこそが経営に根本的な変革をもたらし、会社に新たな<利益>を生み出すもとになるのです。アイデアを生み出す態度としては、『問題意識』を旺盛にすることです。


 たとえば、つとに知られたA.F.オズボーンの「チェックリスト法」を参考にしてはいかがでしょう。


  〇 他に使い道はないだろうか
  〇 何か他からアイデアを借りられないだろうか
  〇 やり方を変えてみたらどうだろうか
  〇 大きくしてみたらどうか
  〇 ちぢめたり、小さくしてみたらどうか
  〇 何か代わりのものはないだろうか
  〇 反対にしてみたらどうだろうか


 人材育成方法を含め考える秘訣は、あれこれと<固定観念>の〝枠〟から飛び出してみることです。発想を転換するとアイデアは面白いほど出てきます。アイデアは「永遠にして不滅のもの」です。この先タイトルを替え適宜続けます。


【前回の答え】 : (1)かづみみつ ☞ かみづつみ(紙包み)
          (2)のきしなび ☞ しのびなき(忍び泣き)
                               (3)らかまめん ☞ かめらまん (カメラマン)
                       (4)こいろきこ ☞ こころいき(心意気)
                               (5)あにとぴす ☞ ぴあにすと(ピアニスト)


 生涯設計を始めとする夢(理想)が公私共に描きづらいご時世です。喧騒が鎮まる明日の都議選の結果次第でコロナ禍の長く暗いトンネルから抜け出ることは考えられません。しかし、暑さが遠のき台風シーズンがおさまる秋での衆院選結果が契機となり経済環境が好転することは期待したいものです。


 では、日進月歩の目まぐるしいご時世、明るい年末年始が迎えられることを夢見て心安らぐ週末をお過ごし下さい。お立ち寄りいただきありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・