『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (210) 「実践的話し方からみた 忠告(注意)の受け方」

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寺子屋ラッキー

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 こんばんは。<叱る>は相手中心になるのに対し、<怒る>は自分中心です。とは言っても実際にはそうした器用な使い分けはできないでしょう。上司の「叱り方」については5段階あり、その仕方については申し上げました。ここでは立場を替え「叱られ方」を考えてみたいと思います。


 さて、仕事で失敗すると、上司・先輩から注意されるだけでなく、叱られることもあるでしょう。辞書の定義は別として、ここでの「注意」・「叱る」は、話の働きでの目的から、広い意味での<忠告>に含めます。そこで、あなたにお考えいただきたいことがあります。  
 世間には忠告(注意)されるのが楽しみだなどという人はいるのでしょうか。まずいないように思えます。 しかし、人間は誰にでも『盲点』があるもので、他人から指摘されないと中々気付かず矯正できないものです。
 これは組織が法人としての生命体を有した『企業』の場合も同じであり、その<盛衰の鍵>が存外ここに隠れていることもあります。


 職場で上司から忠告(注意)されるのは、あなたに見込みありと期待しているから言うのです。どうでもいい人には、〝最低限〟の注意しかしないものです。嫌な顔をされ、怨まれるだけ<損>だからです。そのため上級管理者に対してだけでなく、部下にも言いたいことが言えずジリジリして給湯室で胃薬を飲む管理者を見かけるのは珍しいことではありませんでした。


 <上役・下役・ご同役>の皆さん! そうじゃないですか? 


 仕事は出来ても組織人として好ましくない言動は、態度面から人事考課の対象項目になるかもしれません。忠告されない人間は、スマホ・SNSのご時世でも見放された人であり、〝孤独〟ともいえます。忠告を素直に受け入れる部下は、上役から見れば〝可愛い〟ものです。上司からますます目をかけられることになります。『言われるうちが花』です。


 ですから注意された場合には、先ずは〝感謝〟する気持ちになれればベターです。それを、
 「課長はそうおっしゃいますが、失礼ながら一方的見方じゃないでしょうか? 日頃の私の仕事ぶりを観察されておっしゃているとはとても思えません。たとえばです。・・・・・・・」と、開き直られて上司がどのような気持になるかを考えて見て下さい。家庭でも同じです。
 私なら「何を小癪な片腹痛い。そこになおれ ‼」と、その場で切って捨てるかもしれません。映画館の時代劇で育った昭和二世にしてもいかにも古い表現ですネ。冗談です。


 とにかく、同じ忠告(注意)されるなら、自分を伸ばしてくれる上司には好感を与える「忠告(注意)」の受け方に気配りしたいものです。
 ただしですよ。〝イエスマン〟になることではありません。職場は公的組織です。挨拶の仕方にしても上司には<敬意>を表し、言いたいことがあれば、「質問」する仕方で疑問点を訊いてみましょう。続きは書庫を「管理者教育」に替え次回とします。


 以上サラリーマンは耐性を涵養し『叱り上手 かつ 叱られ上手』になれれば理想です。この点欧米諸外国事情はどのようになっているのでしょう?


 なお、当ブログで申し上げていることは、いわゆる<健全な企業経営>を目指し努力している組織の多少でもお役に立てるようにと考えています。業種・業態・企業(団体)規模を問わないことには、この先も変わりません。


 では、今日も一日お疲れ様でした。気を付けてお帰り下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)