『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (327) 「各階層リーダーは <上司補佐>の役割を再確認し 力強い組織を」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


【2021年11月30日 投稿分】(一部修正再投稿)


 おはようございます。今回もお越しいただきありがとうございます。


 さて、「消費は美徳」(ケインズ理論)といわれた当時の企業リーダーは、極論すれば当該組織の幹部であればどなたがなっても〝それなり〟の成功を収めることができた時代ではなかったかと思えることがあります。
 それに引き換え昨今は、社員とその家族並びに株主の期待を託された経営者が「社会性」を配慮した<意思決定>に苦慮する場面もあることでしょう。


 時代背景は違うものの、前に取り上げた名提督と謳われた東郷平八郎大将でも日本海海戦の最中のT字戦法では一度だけ判断ミスをした。しかし、これを第二艦隊司令長官上村彦之丞中将の機敏な判断行動(「上司補佐」)がカバーした。


 主砲級弾丸を20箇所以上被弾し110名以上の死傷者を出したといわれる旗艦「三笠」が沈没を免れたことも含め<運>も味方したのでしょう。しかし、「士官より下士官(含む兵隊)」が強かったと世界から評された旧海軍では、結果的には日頃の〝猛訓練〟の成果が功を奏し日露戦争を勝利に導いた。一方、大鑑巨砲主義の『前提観念』がその後の日本に大きな影響を及ぼすこととなる。


 中小企業では負債総額1,000万円以上の倒産件数が、交通事故による死亡者数と同じくコロナ発生前は減少傾向にあったことは歓迎すべきことでした。組織が一丸となり〝乾いた手拭〟を絞るように鋭意努力した結果でしょう。
 しかし、一連のコロナ禍が未だ尾を引き「予期せぬ出来事」となって遭遇しないとも限りません。


 独創力・技術力(腕)があり<信用・実績>を築き上げてきた中堅企業でも大型倒産に名を連ねかねないご時世です。日頃から各階層毎に『危機管理意識』の再徹底を図り、非常時体制での情報ルートの見直し融資先との再調整等を練っておくことは肝要なことでしょう。


 殊にコンプライアンス重視の時代です。リーダーが「もういい。君たちの話は必要ない !」と『聞く耳持たぬ』の姿勢では〝裸の王様〟にもなりかねません。
 したがって、各階層ごとのリーダーは前に申し上げた「意見具申」を含む『上司補佐五つのリクワイヤメント』を見直し自己点検することは、ゴーイングコンサーンの観点からも必要なことだと考えます。
 組織一丸となり経済危機の大波を乗り切るよう鋭意努力なさって下さい。健康管理に留意して。


 では、今日も一日業務にお励み下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)


      『俺の後 誰がいるんだ 君以外! 期待されつつ 早定年』



マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・