『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『社員研修』 (189) 「K.K.D.も必要だが 考えることも 習慣付けよう」

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寺子屋ラッキー 


 おはようございます。『教え方の原則』の一つに反復継続があります。そのため社員研修では「テーマ」をご理解いただくため、限られた持ちネタから手を変え品を変えお伝えします。
 今回は考えることの必要性としての「頭の体操」です。次の問題のAとBはいくつでしょう。


(1) A+2=B、A×2=B


    答えは、A=2、B=4 です。簡単ですよね。では、


(2) A+3=B、A×3=B の場合は?


    答えは、A=1.5、B=4.5 です。


 できなかった方はおそらく(1)を〝勘〟でお答えになったと拝察します。では、最後です。


(3) A+10=B、A×10=B


 いかがでしたか? 易しそうで難しかったと思います。よく『問題解決』では、「わければ分かる」といいます。出来なかった方はお手数でも二つの式の意味するところを図に書きわけてお考え下さい。眺めていると突如〝閃き〟解けると思います。


 ビジネス現場ではKKD(勘・経験・度胸)は必要です。しかし「勘」だけに頼っていると応用が利きません。混沌とした時代、仕事を科学的・合理的・効率的に進めるには、ジックリ『考える』ことも大切です。「Simple is Best」でここまでとします。


 では、青空が広がり昼間は昨日より気温が上がるでしょう。今日も一日お元気で。ありがとうございました。



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『話し方研修』 (248) 「大勢を前にしての話では 聴衆分析し 共通する言葉で わかり易くを」

【注】今日現在 #ハッシュタグがないため、本更新は明日(2/7)行います。


ID:8559fx
寺子屋ラッキー 


 こんばんは。今日の国会テレビ中継の中で午後に始まった答弁を聞いて感じたことを、日頃のビジネス現場から『話し方研修』の切り口から問題提起します。


 大勢を前にしての話では聞き手を分析し、難しい話もできるだけ共通する言葉に配慮し分かり易く話すことが大切なことだと考えます。これを専門用語では「聴衆分析」と呼びます。舞台に上がった噺家も本題に入る前には羽織を脱ぎながら観客の性別・年齢層を客席を見回しながら必ず行っていることです。


 しかし実際には、分かり易いことを分かりにくくしてレベルの高いあるいは高尚な話としての印象を付けることを「公言」していた人がいた。無論の事対象者が研究者などであれば専門用語で問題なくむしろお勧めすべきかもしれません。


 現在でも難しいことを敢えて難しく、「意味付け」も怪しい抽象的な漢語以外にも、<場・視聴者>を考慮せず横文字を盛んに交えて話すことをこれまた公言している人もいる。しかし、私には鼻持ちならず、『上手な話し方』の参考例としてはお勧めできない。
 たとえば、思想・信条・宗教は当然として性別・学歴が異なるだけでなく高齢者を含む年齢層の幅広い住民を対象とした県政などのテレビニュースでの話を聞いていても「舞台」が国際間ならともかく日本です。見識が感じられず問題意識を持ちます。


 では、政治の専門化集団である国会の答弁の場は該当するのでしょうか? 


 国会答弁書は優秀な日本の将来を担う下級官僚達がまずは原案を、それもケースによっては前の日に夜を徹して作成し、これまた優秀な各階層上級管理者の添削を受け担当大臣に提出するのは十分推測できることです。


 その点今日の午後からのテレビ中継を聞いていて現在のビジネス現場でもあまり遣われない横文字が出てきた。おそらく発言者は「反対語」も含め真の意味をご存知なく自分の言葉として咀嚼せずに使用しているように思えた。これは単なる勘で申し上げていることではなく、あなたの職場でも部下への理解度テスト行えば裏付けられると考えます。
 今回の問題提起について、あなたはどのようにお考えになりますか?


 なお、上記のようなことを書くと「ナニヲ偉そうに」とリピータの方には不快感を与え数を減らすことは承知しています。分かっていながら治せないのは性格からくる癖(くせ)かもしれません。


 「癖(くせ)とは何か?」については、前にその<意味付け>と良い癖、悪い癖に分けてお話したことがあります。リピータが入れ替わっているためご参考までに癖(くせ)について、アナウンサーも含む職場で見られる話の構成要素に絞ってこの先適宜申し上げたいと思います。社員教育ブログのネタ切れではありません(念のため)。


 以上で3分間スピーチを終わります。今回もご覧いただきありがとうございました。



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『社員研修』 (188) 「サラリーマンの忠誠心は 昭和二世より劣るか?」

                           【一部未反映のため 再投稿】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー       


 こんにちは。新年は不幸な震災のニュースでの幕開けとなりました。その他は連日朝から派閥解散のニュースが占め当該政治家の「合理化」話からは責任の所在が不明確であり、その場しのぎの発言で「抜本的対策」とは思えず政治改革への期待が持てない。それよりも人手不足の現在、来年に控えた大阪万博の景気復活策からの話題があっても良いように思えますが、国民の関心が低いのか目立ちません。


 半世紀前の日本万国博当時の日本を取り巻くエネルギー資源環境は、統計数値を見る限り現在と比較して安い原油と鉱業資源の輸入を武器に輸出面で良かったことは確かです。技術開発の向上で「石油可採年数」は、オイルシェール、オイルサンド等がプラスして心配することがないのは有難いことです。


 不安なのは原油産出国を取り巻く政治不安によるオイルショックの再来です。しかし、フェイク動画が悪用されるご時世とはいえ、戦後の「豊川信用金庫」の取り付け騒ぎ程度なら未然に防げるでしょう。いわんやリアルタイムで世界中に情報網が張られたネット社会です。1929年の世界大恐慌当時とは違い首脳間のホットラインもあり、国際間で事前に手が打たれ勃発することは防止されると考えます。
 それよりも昨年末からの紅海問題で船舶が喜望峰廻送を余儀なくされることによる物流問題と諸物価高騰が危惧される。


 ときに、2023年の企業倒産件数は、4年ぶりに8,000件台に乗ったと報じられ、4月以降の新年度への影響が心配される。コロナ禍での人手不足は人口減少が続く日本だけの要因とも思えない。
 日本万博の20年後にバブル景気が終焉し、低成長続きの欧米からも注目された日本的経営が崩壊した。現在200万社あると言われる「法人企業」での終身雇用と年功賃金の両制度の現状は知りません。


 では、バブル期以前の平均的サラリーマンのモラールは高く「企業忠誠心」は現在と比較して高かったのでしょうか?


 『忠誠心』は三銃士(アレクサンドル・デュマ)にみる17世紀中世騎士団にもあり、日本のそれより高かったかもしれない。明治時代以降の戦前サラリーマン史からも日本の専売特許とも思えない。そのようなことから社員教育をライフワークとしてきた教場での体験から申し上げると、参加者に限定したサラリーマンはバブル期前と後とでは次世代を担うべく努力している人が多く所属組織へ貢献しており「企業忠誠心」にはさほど変わりがないというのが<持論>です。


 サラリーマンであれば現役中に2度や3度は転職を考えるのが普通でしょう。一昨年から「団塊の世代」が後期高齢者の仲間入りした現在、営業目的を伏して介護施設で体操指導などの面で無料奉仕したとしても意図する事業への利用者を招じ入れることは容易とは思えません。
 人は誰しも「慈善事業」に貢献している訳ではなく、自分自身と家族を養う義務を果たすために働いています。企業には寿命があると言われても、生活の糧を得る場が簡単に倒産しては、サラリーマン人生そのものが破綻・崩壊します。


 加えて「転職の時代」と煽ぎたてられていても絶対数からそうおいそれと誰もが好条件の企業へ再就職できる訳がありません。世の中そんなに甘くはないと考えます。 「青い鳥」を求めて人生を彷徨していては人生の敗残者になることが危惧されます。質量とも仕事の改良・改善に努め「サービス向上」に心がけたいものです。


 ソクラテスの言葉に『汝自身を知れ』があるが、時には自己のハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアの棚卸しを行ない「リングワンデリング現象」に陥らないよう強み・弱みを今一度把握してみてはいかがでしょう。


 昨年評論家「大宅壮一」氏の言葉『テレビが日本人を総白〇化する』を紹介しました。
 たとえば、今年の新年番組で「紅白歌合戦」の振り返りを放映していた。歌と言うより司会者の掛け合いを面白可笑しくばたばたと局内現役アナウンサーが持ち上げながら音頭を取る司会振りには腹が立った。
 木島則夫氏以降NHK現役アナウンサーの民放への移籍が珍しくない時代、紅白歌合戦の名司会者宮田輝氏、鈴木健二氏ならどのような状況対応を行なったでしょう。


 少なくともその時点では能登地震の詳細を知るべく由もなかった。それでもNHKトップの国会発言にあった出張中でも宿泊先のホテルでも気になる大河ドラマの視聴率と同じく、放送料を徴収する公共放送でありながら視聴率を競うだけの放送責任者の識見を疑い不愉快になりチャンネルを切った。
 <公共事業>の法的解釈は知らないが、NHKの存在を否定するつもりはない。しかし、前に事例を挙げ申したとおり、衣の下から見え隠れする鎧と同じく「親方日の丸」意識には好感が持てない。
 その点、講演会を含む安価な「チューナーレステレビ」の無料番組の方が役に立つ。


 現在本を読まずスマホ中毒症と思えるゲームに興じる若年層あるいは違法であるスマホでのながら運転者を見ていると、「これでいいのかな?」と問題意識を感じる。乳幼児の母親の場合、子供の性格形成上で懸念を感じることは機会を改め申し上げます。


 問題意識に続けると、芸能人・自由業の人は別としてサラリーマンが茶髪・ピアスで自己主張し屁理屈をこねる光景を見ていてもこれまた感じます。
 ただし、身だしなみを変えさせることは就業規則に抵触していない限りは本人の自覚を待つほかはなく『説得』の難しい事柄の一つでもあります。


 そこで結論です。米国IBMのエグゼクティブ(管理者)以上の席には『THINK』と書かれたプレートが置かれていると聞いたことがある。同じく高学歴化した日本のビジネスパーソンも読書などで「考える」ことを習慣付け、習得した知識を<創造力>を発揮してさらに『知恵』にする。
 これによりご本人およびご家族のためだけでなく所属組織>への貢献につながる。さらには世界に伍して経済戦争に勝ち抜く日本人の強みになると考えるからです。


 以上について、部下・後輩の指導に当たる上司・先輩であるあなたはどのようにお考えになりますか? 
 


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『追記』 お立ち寄りいただきお礼申します。投稿タイミングがつかめないため、未読記事
    が溜まっているようです。ついては、投稿頻度を落とし調整します。ご了承下さ
    い。退社時は外勤の方も含めて降雪での足元に注意してご帰宅ください。ご覧願い
    ありがとうございました。
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『話し方研修』 (247) 「できれば肯定的気持ちで 協力し合える 住みやすい職場に」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。スマホ・SNSの時代、あなたは背中に羽のあるキューピットとエンジェルの違いをご存知ですか? 常識外でどっちでもいいことです。
 そもそもが登場する宗教が違います。「エンジェル」は神ではなく神様の使い走りで弓矢を持ちません。


 その点、「キューピット」は<愛の女神>です。キューピットの矢というのは、相手の胸に刺さるとその人は「幸せ」になるそうです。言わば人の心を守って言える人がキューピットです。キューピットのような言い方をされると、相手は怒られていても「何かいいな~」とか「ホノボノとするな~」と思える場面もあるものです。


 政治の世界の実際は知りませんが、ビジネス現場では実に合理化上手で<責任回避の達人>と思える人がいます。そうした相手の首根っこを掴み会議の場でキュッキュととっちめると気分スッキリコカ・コーラと自己満足できるでしょう。
 しかし、人間は感情の動物です。当然シコリは残ります。「江戸の敵を長崎で討つ」と、いつ何時しっぺ返しを受けるか分かりません。


 社員(話し方)研修として申し上げたいことは、職場では出てくる言葉は<NO>だが内面は<YES>ということがあります。言っている言葉は否定的だが、言っている当人の気持ちは相手を認めている。これを『否定の肯定』と表現します。
 たとえば、部下を<叱る>(実際には怒る)にしても、「お前らしくないぞ ‼ 今回の失敗は!」と言えるのはうまい人です。「またやってくれたナ。駄目じゃないか ‼」と言われるのと、受ける感じはだいぶ違うでしょ。


 反面、「毒矢」というのがあります。これはブスッと人間に突き刺さるとその人は死に至ります。言葉の毒矢では死ぬことはありません。ですが、死ぬのと同じように相手の気持ちを<叩く>ことになります。
 ただ刃物で相手を傷つければ血が出るので分かりますが、言葉で聞き手の心を傷つけても目でみることはできないので言っている当人は気が付かないことが多いものです。


 「ア~お前は確かにここの仕事については知っているよ。ナンテッタッテ入社以来うちの職場から一歩も出たことない主(ぬし)だからネ。ただナ、今のお前の担当業務は余人を持って代えがたいほどの難度の高い仕事なのかネ? その程度のことで偉そうな顔すんなよ」などと、嫌味を言う「皮肉屋」もこの部類に入ります。


 ですから、毒矢の多い人は職場だけでなく子供さん・奥さんに対しても、私と同様どうしてもうまくいきません。国民性は違っても「生きた事例」は欧米にもあるはずです。「生成AI」に訊いて知識を『知恵』にするよう研究してみてください。


 「同じ釜の飯を食う」職場は〝縁〟あって働く者の集まりです。いずれ辞めるにしてもサリーマン生活を託す大事な職場でもあります。できれば肯定的な気持ちで周囲と接し、協力し合える住みやすい職場にしたいものです。いわんや気の置けない夫婦間においてをや。


 以上、現在放映中の「ビートたけしのTVタックル」をヒントに日頃考えていることを「話し方研修」として「開運!なんでも鑑定団」の放映前に投稿します。
 では、週明けからもお元気で。ありがとうございました。



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『管理者研修』 (308) 「組織力を高めるために <相手を受け入れる> 職場風土の醸成を」

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。あなたの職場では来年度の業務計画立案策定と併せて予算計上を同時並行的に着手進行で、2月入りした来週からは多忙を極めることと拝察します。数が少なく入れ替わりの激しいリピーターの皆様に感謝の気持ちを込めて一部前回(307)を受け以下申し上げます。
 拙宅では毎年明日の立春が新年です。一括投稿するため長くなります。お手すきの時にご覧頂ければ幸いです。


 さて、人は『深層心理』面では、誰でもが〝あるがまま〟の自分を受け入れ、理解してほしいという気持ち(欲求)が大変強いものです。これは『本能』ともいえます。SNS時代の「Z世代」,「α世代」も例外ではないでしょう。
 仮に人から拒否されると、命に賭けてでもこれを守ろうという態度に出る場合もあります。こうしたことは古今東西の歴史書を読めば理解できると思います。
 そのため『人間関係』を「信頼」まではともかくとして「信用」以上に維持するためには、相手をできるだけ理解し受け入れるという<態度>をとることが大切です。


 しかし、数多い社員の中には、育った家庭環境あるいは教育環境歴により形成された<性格>から人を拒否するような態度をとる従業員がいるものです。
 たとえば、自分の能力が少々高いとか、育ち・家柄・出身校がいいという人の中にテレビ報道を見ていても思いのほかいるものです。こうした態度は「組織人」として決して褒められたことではありません。


 反対にレアケースではあるが高校進学時に親の再婚で親子の縁を切られ技術技能の付与を意図した企業内学校で寮生活を余儀なくされ苦学した管理者がいた。その結果いいか悪いかは別としてデリケートな性格が形成される。人に親切で思いやりのある性格か吝嗇で冷たい性格形成に影響するかは人様々です。


 本人が自覚していたかどうかは不明だが、当該管理者は後者だった。口達者で人脈も豊富だったが厚かましく嫉妬深いタイプで好感を持てなかった。後に「部下管理」に問題があり、歴史ある外部小規模教育団体へ派遣されその後在籍企業から昇進辞令も受けた。しかし、定年まで出身母体へ復帰することは二度となかった。
 古い話で時効だが、所属長だけでなく人事所管箇所の評価は<公正>で実に良く見ているものだと「忍の一字」のサラリーマンでも一度だけだが留飲を下げたことがある。


 福沢諭吉は『天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず』と言っている。お互いの仕事の能力・財産などは違っていても、人間としての価値に変わりはない。それを地位とか財産・能力などで差別し、相手を拒否する態度は決して自慢にはなりません。むしろ軽蔑される態度です。


 私たちはお互いに「欠点」,「短所」を持ち合わせています。それらはできるだけ他人には知られたくないことであり、そのことについてとやかく言われたくないというのが普通の<人の心理>です。 


 ところがそうしたことについて、重箱の隅を爪楊枝でほじくるようにあれこれ言われたとしたら、あなたは一体どんな気持ちになるでしょう。その人に好意を感じるでしょうか?
 反対に自分の悩みをよく聞いてくれる人、自分の失敗に対して好意的に『忠告』をして二度と同じ失敗をしないよう諭し励ましてくれる人がいたらどうでしょう。おそらくあなたは、その人に好意を持ち感謝するに違いありません。


 そこで前回に関連付けると、これは正規非正規社員を問わず過(あやま)ちを認めろとか、失敗しても目をつぶってやれということではありません。お互い弱い面があるということを自覚し、相手の立場に立って良い結果を生み出すように働きかけてやるということです。
 結果して、あの人には何でも話せる。あの人は自分の気持ちを良く分かってくれる。あの人と話していると気持ちがくつろぐ。あの人の傍(そば)にいるだけで何となく暖かいものを感じる、というような組織リーダーになりたいものです。こうしたことが<相手を受け入れる>という態度にほかならないのです。


 「理屈じゃそうかもしれないがネ、自分のことさえままならないのに、人のことまでかまっちゃいられないよ! 違うかね?」という方もおいででしょう。
 このご時世に限らず自主的目標管理が強制的ノルマ管理となっている職場があることは不思議ではありません。
 どこの職場も人間同士の集まりですから、どうしても「相性」の悪い上司・部下とか先輩・後輩がいて、実際には必ずしも上手くいくわけではありません。


 無い物ねだりではないが部下を通して業績向上を図る立場の管理者は、外部に金を払って指導を仰げば問題が解決するのならどこも苦労をしません。人の性格および行動特性を理論ではなくその実際を研究することも必要でしょう。「管理者不要論」の対象にならないよう<部下指導育成>の面で配慮したいことではあります。


 とにかくこれまでにも再三申し上げた通りビジネス現場では「当たり前のことを当たり前にする」ことを四つに絞っても実施するのは難しいことです。企業の存続にかかることもあります。
 職場マネジメントの<広義のOJT>には上層部のリクワイヤメントの一つとして『職場風土の把握・形成』があります。管理者として<職場目標達成>のためにも創意工夫しより良くする必要があると考えます。


 では、今年に入り『大型倒産』だけでも4件を数える今日現在、運命共同体の職場ではどうすればよいのでしょうか? 簡単なこととは思いませんが多少でも意識すれば誰でも行える方法はあります。長くなるためここまでとし、日を改めタイトル・テーマを差し替えて申し上げます。(続く)


 今日は「節分」です。旧暦での大晦日で明日は<新年>に当たります。
 節分といえば元行革担当の「メザシの土光さん」こと土光敏夫さんが懐かしく想い出されます。仮に土光さんならこのご時期を乗り切るのにどのような手を打ったかと『私の履歴書』の最終回とその文末に記載された「山本五十六」の名言が懐かしく想い出されます。


 昔からニ月は年末年始の反動から売り上げが低調になると商店主は嫌っていたものです。真言宗の「豆まき」には参加せずとも肚の底から大声の豆まきで幸運を呼び寄せて、<心新たに>旧暦新年の立春を迎えましょう。


 では、恵方巻を食べながら今年度末・来年度入りに向け週明けからお励みください。
 ありがとうございました。



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