『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (224) 「部下を巻き込む リーダーの3条件」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。ご多忙中お立ち寄りいただきお礼申します。一日早く今年度最後のブログを更新します。


 さて、雇用形態が多様化している現在、組織には様々な役割を担った人がいます。組織ですから管理者をはじめとするリーダーが当然います。いつの時代のリーダーも組織にとっては<要(かなめ)>であり大事な役割を担っています。そのため、期待されるリーダーを目指してネット・書籍を活用し自学自習されている方もおいででしょう。
 そこで、寺子屋なりに『リーダーの条件』に焦点を当て3点に絞り申し上げてみたいと思います。


1.明確なビジョンを持っている
  ビジョンは組織にとって大切なものですが、漠然としていてはいつまで経ってもビジ
 ョンのままで終わってしまうことが考えられます。ビジョンを明確にすることで職場メ
 ンバーのモチベーションも上がり、組織の成長へと繋げることができます。明確なビジ
 ョンを掲げることは、リーダーとして重要な役割と言っても過言ではないでしょう。


2.良い人間関係を築ける
  組織を引っ張っていく人間として、部下および上級管理者双方との良い人間関係を築い
 ていくことも大切な役割の一つです。信頼まではいかなくても信用関係があるからこそ、
 部下もパートナーとして共についてきてくれるものです。


  信用関係を築くには、普段から<組織の血液>とも言えるコミュニケーションを積極的
 に取っていく必要があります。仕事をする場は職場です。チームワークが求められても
 「仲良しクラブ」にしようということではありません。そのための取組み方法はいろいろ
 とあります。
  管理者はリーダーとしての考え方を伝えるだけでなく、部下の意見を聞く姿勢が求めら
 れます。ただ聞くことが得意だけならわざわざ断らなくてもできることです。
  しかし、ヘッドシップおよびリーダーシップを適宜適切に使い分けるためにその実際と
 なると難しいことです。


  米国の社会心理学者R.リッカートが提唱した「連結ピン」としてのリーダーは、一方
 通行ではなく部下の意見にもしっかりと耳を傾ける<双方向コミュニケーション>を図る
 必要があります。円滑な情報の共有を図る職場を構築することで組織としてのメリット
 を遺憾なく発揮することが期待できます。


3.現状維持から打破への挑戦をする。
  普通人は失敗を避けたがるものです。結果責任を問われる管理者も家族を抱えるサラ
 リーマンですからこれまた当然のことかもしれません。そのため慎重になり過ぎ能力を
 思う存分発揮できずにいる場合もあるでしょう。それでも管理者は逃げずに「身を乗り
 出す」チャレンジする姿勢が〝時には〟必要でしょう。


  しかし、部下の<指導・育成>が不得手な管理者の場合、表面的にでも人間関係維持
 を気遣うせいか「笛吹けども部下は踊らず」ということが起こりうるものです。そのため
 部下への『示範』としての<率先垂範>が「笛を吹かずに独走」するリーダーが世間には
 おいでかもしれません。


 経済・社会情勢共に不安定なご時世です。ややもすると「リング・ワンデ(ダ)リング現象」に巻き込まれないとも限りません。それでも「ピンチはチャンス」というように失敗の仕方によっては、成長のチャンスと捉えることもできます。管理者はマイナスのイメージに支配されることのないようプラスに変換することも肝要なことでしょう。
 例えば、部下が業務に挑戦してみようと思えるような『職場風土』を形成することもリーダーの役割であり、先日来申し上げている広義の「OJT」の一つです。


 でも、どうなんでしょう? テレワークを実施している会社では在宅勤務の社員をリモート(カメラ・マイク)越しに部下を巻き込むOJTの実施は、容易にいかないようにも見受けます。
 そのようなことから隣国に伍して、賃金上昇のベースとなる<労働生産性>を向上させるには、過日申し上げた時間管理の『原価意識』の観点からも現行のテレワークを見直す余地があると思えます。


 以上「狭義のOJT」は監督者に任せ、マネジメント活動の一環としてのOJTの責務ある管理者は今回も含め申し上げてきた五つの『広義のOJT』に機会を捉え創意工夫なさってみてはいかがでしょう。


 では、時間になりました。今年度もお疲れ様でした。新年度でのマネジメント活動のご成功をお祈りします。どうぞ頑張ってください。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
   しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (243) 「職場での 話上手のメリット」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。年末の大掃除には適した陽気ですがいかがお過ごしでしょか?  


 さて、ビジネスパーソンにとって業務活動に必要な知識・技術(技能)の習得および向上を図ることは当然必要なことです。それだけでなく長~いサラリマン生活を考えると事務系・技術系のいかんを問わず、ご自身の『話し方』に問題意識を持つことも肝要なことだと考えます。  


 世間には「おしゃべり上手」であることを自慢げに言う人がいます。商談上での「雑談上手」とは違い業務上での「話し上手」とは必ずしも評価されません。
 たとえば、プロダクトアウト的な性格もあり職場には話の目的に合わせた話し方が出来ない人がいます。そのため<余計な時に、余計なことを、余計に>言って仕事で失敗する。あるいは仕事の実績を正当に評価されず、いわゆる<損>をしている人がいることでしょう。
 また、数多いビジネスパーソンの中には、無目的なまとまりの無い話をしていることを自覚していないため「俺は大丈夫だ!」と、〝過信〟している人がいても不思議ではありません。


 仮にこれが職場リーダーだとしたら、部下が助言(逆OJT)できる訳が無く、職場メンバーはあきらめの心境になっているかもしれません。このことはごく一部とはいえ、各種会合でのスピーチを聞いても感じることであり、勉強会での参加者の発言から類推しても必ずしも見当違いとは思えません。


 では、職場での話し上手の<メリット>にはどのようなことが考えられるのでしょう。結論のみ申し上げます。


 1.自分の思っていることが言えるので、ストレスが起きない。  
 2.自分の考えが正しく伝わるので相手に分かってもらえ、<誤解・曲解・歪曲>される
  ことが少なくなる。
 3.行動範囲が広がり、交友関係も広がる。  
 4.上司、同僚から評価される。  
 5.実生活もしっかりできる。  


 などが、挙げられます。


 なお、職場でのスピーチは、使い慣れた持ちネタ(話材)に〝隠し包丁〟の入れ方(切口)をチョット工夫するだけで、タイトルを替えればテーマはそのままに<個性>あるスピーチに仕上げることは可能です。オンライン朝礼など機会があればお試し下さい。


 では、今回はここまでとします。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『管理者研修』 (293) 「アイデアは永遠にして不滅のもの」 (その1)

【2021年12月28日投稿分 記事補充】


ID:8559fx


 おはようございます。


 さて、職場の問題解決に欠かすことのできないものにアイデアがあります。もしもアイデアが無くなったら、それは「人間の歴史の終わる時だ」とまで言われているほどアイデアは重要なものです。


 アイデアの重要性については、あなたも既によくお分かりのことと思います。「三人寄れば文殊の知恵」です。企業によっては「アイデア発想会議」を実施している会社もあることでしょう。


 一番良く知られているのが頭の中に嵐を起こす意味での「ブレイン・ストーミング法」です。ブレイン・ストーミング法(略してブレスト)のルールは下記の「四つの約束事」だけの簡単なものであり、頭の柔らかい感性豊かな若手社員にはとっつきやすいといえましょう。


 (1) 他人の発言内容はいい悪いの批判を一切しない。
 (2) 世間の常識にとらわれない奇抜な発想を歓迎する。
 (3) 人の意見に刺激されて乗っかることは全く問わない。
 (4) 質を問わず量を大いに求める。


 そこで雇用形態が複雑化している現在、誰にも分かる改善のヒント(キーワード)を次回挙げてみます。
あんりしゃ
 でも、どうなんでしょう? 前に「卍亭(桂離宮)」を例に挙げ申し上げた距離空間としての個体距離(1.2m)が3密防止で維持できないご時世です。直ぐに使える集団発想法としてのブレストがカメラ・画面を通してのオンライン職場を想定すると、問題解決会議を含め白熱した意見を交わす場の設定からしてその効果の程には疑問が残ります。ベテラン上司・先輩の皆さんはいかがお考えになりますか?(続く)


【参考】 : 次は教場での「創造力開発」の体験実習の資料として作成したものです。30年
      前から見直すことなく未だに使っている「直観力テスト」の抜粋です。 例題を参
                考に仮名を並び替え意味の分かる言葉を考える問題です。よろしければお試し下
                さい。
       一発回答できないのが普通ですが、同じ文言を繰り返し呟いていると思いつく
     かもしれません。これが<ヒラメキ>です。(補足記事は別途投稿)
      答はこれまでと同じく次回の最後に記載します。


     (例)  とっえるし ☞ しるえっと(シルエット)
        えきちうば ☞ うえきばち(植木鉢)


       (1)かづみみつ ☞
       (2)のきしなび ☞
       (3)らかまめん ☞
    (4)こいろきこ ☞
    (5)あにとぴす ☞


 では、貴重な洗濯チャンス日とも言える陽射しタップリのお天気ですが、熱中症にも気を付けて仕事にお励み下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

『話し方研修』 (222) 「言葉遣いより心遣い できれば添えたいクッション言葉」

【2019年12月25日投稿分 記事補充】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。昨日財務省が発表した2021年度の法人企業統計では、2業種を除く全産業の経常利益は過去最高だったとのことです。今年度上半期の決算も上方修正する企業が続くように思えます。御社の場合はいかがでしょう?


 ときに企業(組織)では、上司の命令は違法なもの、あるいは社内規程・規則に抵触しない限り普通は従わなければなりません。それでも、〝No〟と言わざるを得ない場合もあるものです。


 たとえば、納期の迫った案件処理に追われ時間的に余裕がないときに別の仕事を指示されることもあるでしょう。
 その場合ただ「出来ません」では、上司に不快の念が残る。上司にはキチンと事情を説明し了解を得るか、話し合って代替案を出すなどして、上司の判断を仰ぐのが良いでしょう。これが、『言葉使いより心遣い』の一例です。


 また、結果的に断るにしても一言添える気配りも必要でしょう。それが「クッション言葉」です。職場の「マナー」ともいえます。次を参考にあなたなりにケースバイケースで使い分けてみて下さい。


 〇 「すみませんが」(×すいませんが)


 〇 「申し訳ありませんが」


 〇 「残念ですが」


 〇 「せっかくですが」


 〇 「あいにくですが」


 〇 「お手数をおかけしますが」


 〇 「失礼ですが」


 〇 「恐れ入りますが」


 ○ 「差し支えなければ」


 〇 「思い違いかもしれませんが」


 〇 「ご迷惑でしょうが」


 〇 「勝手を申しまして恐縮ですが」etc.


 この先はテーマを代えて部下の立場から申し上げます。


 公務員の世界では来月初旬が下半期賞与支給の時期となりました。消費者物価指数が上昇する中でサラリーマンは会社の経理事情が許す範囲で冬のボーナスを期待したいものです。
 では、また次回も遊びにおいで下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

『管理者研修』 (292) 「報告での事実関係は 質問で過不足をチェックしよう」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。出社された方は今日も通勤お疲れ様です。


 ときに当ブログでは、職場での「話の<目的・働き>」の中で、あるいは持論である「上司補佐五つのリクワイヤメント」の一つとして『報告』を取り上げ、その重要性を詳述したことがあります。
 たとえば、次のようなことを職場でみかけることはないでしょうか。オンライン職場は職場実態に即して適宜お考え下さい。 


 〇 報告時に上司から意見を求められても、自分の意見がない。


 〇 顧客情報を独り占めにし、上司へ提供しようとしない。


 〇 上司への報告に主観を交えるため、事実にフィルターがかかりが歪曲されて伝わる。


 【悪い報告】は早ければ早いほど次善の策としての手を打つことができます。ですから職場マネジメントでは、具体的方法は前に申した通り<質問>を活用して「事実で管理」することが肝要になってきます。そのためには『言わない嘘(うそ)』に気を配ることが大事です。この意味は「言っていることは正しいが、都合の悪いことは言わない」ということです。


 孔子の教えに『罪を憎んで人を憎まず』があり、お釈迦様は『嘘も方便』と言っている。子供や夫婦間あるいは職場の人間関係維持のための嘘なら許容されても「業務報告」では是認するつもりはありません。


 教場での社員研修では「仕事は失敗を恐れずチャレンジしよう ‼」と言っても、減点主義の職場では『創造力の発揮』も含め簡単なこととは思えません。
 「なんだよ。年末へ来てこんなことになっちゃって弱っちまったナ。ついてネ~や。マァいいか。バレたらバレたで謝るとして取り敢えず『結果報告』だけは済ませておくことにしよう」ということは、よくかどうかは別として職場で見聞きすることです。
 また、『言わない嘘(うそ)』はどこの世界にでもあることであり、メディア報道でも知る通り決して珍しいことではありません。


 問題は、仮にこのようなことが常態化していた場合です。管理者にとっての実践的『職場の問題解決』の対象になるでしょう。問題解決手法は数々あれど、一例としてその手順に則り「言語データ」で現状を洗い出して分析し核心的原因を把握し<手を打つ>必要があるかもしれません。


 刑事罰に該当する偽装表示をはじめ殊にその原因が企業体質(組織風土)に起因していた場合には、企業の存立にかかわることもあり看過できないと思えます。
 「企業パラダイム」の転換ともなると容易なことではなく社員教育(研修)から経営コンサルタントの範疇に踏み込むことにもなるでしょう。ベテラン管理者である上役・下役・ご同役のあなたはどのようにお考えになりますか? 


 では、大手企業の冬のボーナスが過去3番目に高いとテレビニュースが報じています。来年3月の春闘高額回答への「前兆」および中小企業への波及効果を期待したいものです。今日も一日お元気で。お立ち寄り頂きありがとうございました。


『追記』: 今朝のブログ作業を短時間で済ませるため今回は「予約投稿」しました。しかし、今朝8時の公開記事の更新作業をするに当たり記事内容を見直し加筆修正しました。そのため公開時とはニュアンスが変わっています。ご了解ください。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成

 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・