『管理者研修』 (357) 「仕事の与え方は 『ダラリの法則』も 勘案しよう」
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寺子屋ラッキー
おはようございます。当書庫前回(356)に続けます。
それでは今の仕事がムリなようだったら、どうすればよいのでしょう。仕事を減らしてもらうように上司へ頼みますか?
でも、どうなのでしょう? それは消極的な考え方のように思えます。
普段の部下の仕事ぶりを見ていて、性格を含め部下のことを一番良く知っているのは、部下本人よりも人事考課の最終決定者である一番身近にいる直属管理者です。それだけの仕事はできるという「信頼」のもとに、今の仕事が任されられているのです。
したがって、部下としては仮にムリだと思っても、それをやり遂げるよう挑戦する姿勢が必要でしょう。仕事から〝逃避〟していては、いつまで経っても実力は付きません。また、当該部下の潜在能力が顕在化することもないでしょう。
しかしそうは言っても、上司も人間です。部下の能力を〝過信〟している場合もあります。部下の現有能力以上の仕事を課してくることも十分考えられることです。その時は一人で悩まず上司とよく『相談』しましょう。
上司の期待に応えようと無理に背伸びすると、「うつ病」をはじめとする精神疾患に陥らないとも限りません。当該部下の内面的態度は外面的態度(言動)となって表れます。普通部下がそこまで追い込まれる前に、上司は部下の言動を見ていて事前に察知できるように思えます。
部下育成の観点からの「課業再配分」は大切なことです。ただ困るのは、部下の育成を<意図的・計画的>に考えての課業配分ではなく、部下の現状も把握せずにむやみやたらと押し付けてくる上司がいた場合です。それでは職場のモラールは下がり、業績が上がるとは思えません。今回はここまでとし残りの問題提起はこの先とします。
では、夏本番到来という陽気ですが健康に留意して、今日も一日業務にお励みください。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
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