人材教育『期待される管理者となるために』 

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修講師』 (84) 「寸鉄人を刺す アイデア・キラー・フレーズ」 (その2)

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 今晩は。今日は暦の上では立秋ですが、これからが暑さ本番に突入でしょう。


 ときに、部下が折角よいアイデアを提案してきても改善意欲を潰してしまう管理者はいないでしょうか。「ダメだ、ムリだ、このご時世に何を考えているんだ!」と頭から否定していたのでは改善は遅々として進まず、部下に対してもマイナスの影響を及ぼしてしまいます。おそらくこれらの言葉を聞いた部下は失望し改善の意欲を失ってしまうことでしょう。また、心ない管理者に対して恨みや軽蔑の念を抱くかもしれません。


 上司がアイデア殺しの言葉を何気なく使うと、部下は「ヤル気」をなくし以後貝のように口を閉ざしてしまうことにもなるかもしれません。ですから「セルフキラー・フレーズ」同様、言葉は〝怖い〟のです。


 このような経験は、あなたも上司から言われたことがあるはずです。その時の気持ちを思い出してみて下さい。自分が言われたから、部下・後輩にも言う。これではゴーイング・コンサーンとしての法人の進歩・発展は期待できません。また、こうした態度では何一つ問題は解決されません。むしろそういう<組織風土>があれば積極的に解決しなければならないでしょう。アイデア殺しの言葉は、できれば安易に使わないよう気をつけたいものです。


 ただ実際問題として上司には、中間管理者としての立場上の考え方もあり言っていることでしょう。そのような時には、ただ〝頭から否定〟するのではなく、それが部下の経験不足・情報不足から言っているのであれば教え諭す、あるいは時間があれば一緒に相談に乗ってさらに良いアイデアにする姿勢が管理者には必要なことでしょう。これが「部下指導の機会と方法」の一つではないかと考えます。


 どうかあなたは、固定観念で部下・後輩のアイデアの芽を摘み取らず、部下の創意を生かす言葉を使えるようにしてほしいと思います。
 では、コロナに注意し暑さに負けないよう〝心身共に逞しく〟お過ごし下さい。ありがとうございました。



❒ 研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)

『管理者研修講師』 (83) 「寸鉄人を刺す アイデア・キラー・フレーズ」 (その1)

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 こんにちは。テレワーク導入へと職場環境は変わってもマネジメントに当たる管理者は部下に対して改善を奨める立場にあることは変わりないでしょう。改善の実績を上げるためにはまず管理者自身がその可能性を信じるということです。
 仮に、管理者が改善効果の可能性を信じなかったらどうなるでしょう。そうした管理者はせっかく部下が改善提案をしてきても不用意な言葉で改善意欲に水を差してしまうことにもなりかねません。


 たとえば、部下が消費者の購買動機やイメージ調査などを研究し、新方法を提案してきたとします。そのような時、上司が次のように言ったとしたらどうでしょう。


 〇 何を呑気なことを言ってるんだ。このご時世をどう考えているんだ
 〇 ダメダメ、やってみなくても分かっているさ
 〇 それは以前にもやったがダメだったよ
 〇 そういうことは今までやったことがないんでネ
 〇 わが社ではそのやり方は通用しないよ
 〇 きみは、われわれの方針を理解していないんだ
 〇 馬鹿言っちゃいかんよ。それはわれわれの問題外だ
 〇 時間の余裕がないね
 〇 上がウンと言うまいよ 
 〇 努力してもできるわけがないさ
 〇 時期が早すぎるよ
 〇 そんな幼稚な考え方じゃダメだネ
 〇 それをやるにはお金がかかりすぎるな
 〇 考えておこう (と言って実は考えない)


 などといった言葉を、「アイデア・キラー・フレーズ」といいます。あなただけでなく、誰もが言われたことがあり、また使っている言葉です。決して珍しくありません。
 でもどうなんでしょう? これを部下や後輩の前で不用意に使うのはいかがなものでしょう。また、こういう態度は部下にどのような影響を与えるでしょうか。


 では、またです。ありがとうございました。



❒ 研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)

『管理者研修講師』 (82) 「アイデアは永遠にして不滅のもの」

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 こんにちは。かつてアメリカでは、同一製品だけを4年間作り続けているとその企業は倒産すると言われていたことがありました。物余りの現在、消費者は新しいもの(コト)を求めており、そのため各企業は「新商品開発力」・「技術力向上」にしのぎを削っています。これは御社も同様でしょう。この新商品(製品)・技術力を生み出す源泉は「創造力」です。


 ところで、職場の問題解決に欠かすことのできないものがアイデアです。アイデアの重要性については、あなたも既によくお分かりのことと思います。会社によっては「アイデア発想会議」を実施しているところもあることでしょう。


 一番良く知られているのが、「ブレーン・ストーミング法」です。ブレーン・ストーミング法はルールも「四つの約束事」だけの簡単なものであり、若手社員にはとっつきやすいといえましょう。
そこで雇用形態が複雑化している現在、誰にも分かる改善のためのヒント(キーワード)を次に挙げてみます。


  〇 競争相手に勝つアイデア
  〇 販路拡大するアイデア
  〇 大量販売をするアイデア
  〇 人の働きを楽にするアイデア
  〇 お金を儲けるアイデア
  〇 危険防止のアイデア


 など、アイデアの対象はいくらでもあります。
 もしもアイデアが無くなったら、それは「人間の歴史の終わる時だ」とまで言われているほど、アイデアは重要なものです。


 ですからあなたの会社、あなたの職場でも色々なアイデアを生み出し活用していることと思います。アイデアこそが経営に根本的な変革をもたらし、会社に新たな「利益」を生み出すもとになるのです。アイデアを生み出す態度としては、「問題意識」を旺盛にすることです。


 たとえば、A.F.オズボーンの「チェックリスト法」を参考にしてはいかがでしょう。


  〇 他に使い道はないだろうか
  〇 何か他からアイデアを借りられないだろうか
  〇 やり方を変えてみたらどうだろうか
  〇 大きくしてみたらどうか
  〇 ちぢめたり、小さくしてみたらどうか
  〇 何か代わりのものはないだろうか
  〇 反対にしてみたらどうだろうか


 などとあれこれと<固定観念>を破ってみることです。するとアイデアは面白いほど出てきます。図解するとご理解いただけるのですが、考える秘訣は既存の〝枠〟から飛び出してみることです。「アイデアは永遠にして不滅のもの」です。


 では、梅雨明けからの暑さに負けず新型コロナ感染に気を付けてご自愛ください。ありがとうございました。



❒ 研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)

『管理者研修講師』 (81) 「心ここに在らざれば 見れども見えず 聞けども聞こえず」 (その2)

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 ときに、何事を行うにしても目的があるものです。改善の目的は仕事の能率を上げコスト低減を図ることです。さらに言えば、事務処理を始めとする生産性・付加価値を高め、製品の品質およびサービスを向上させることでもあります。


 仕事の改善点は、組織にドップリ浸かった社員には分からない場合もあるでしょうが、お客さまは気がついているかもしれません。ただ、何も言わずにその会社から去っていくのです。これが、「怖い」のです。
 その意味で、苦情を言っていただけるお客さまには感謝したいものです。ここから、新商品が開発されヒットした話をあなたも今までにお聞きになったことがあると思います。


 『心ここに在らざれば、見れども見えず。聞けども聞こえず』と言います。これは問題意識のない社員についても当てはまることです。問題意識のない人は、どんなに問題がその辺に転がっていても、そのことに気がつかないものです。


 職場リーダーは、「俺について来い!」というタイプと、「みんなで一緒に考えよう ‼」というタイプとのどちらがよいのでしょう? これは、職場の置かれた環境・状況によって一概には言えません。ですがいつの時代でも管理者は、部下の創意工夫を伸ばすよう指導する責務があります。
 管理者が部下に改善意識を植え付けると、色々な点に問題意識を持つようになり効果が現れるものなのです。


 職場の問題解決に欠かすことのできないものが「アイデア」です。部下が自分一人で解決できない問題に対しては、同じ職場の仲間たちと研究したり上役に相談したりするでしょう。ときには他部門の人からアイデアを借りることもあるでしょう。
 このように知恵を出し合うことは、お互いの協力意識を高めコミュニケーションも良くなり、ひいては「人間関係」も改善されるなど〝副次的効果〟が期待できるものです。


 創造性開発の手法は、マネジメント理論と同じく100以上あることでしょう。問題は使いこなせるかどうかです。
 しかし、その気になれば創造力は今以上に発揮できるものです。アイデア発想は効果が出れば良いのですから、あまりやり方に拘らなくてもいいでしょう。 


 要は、それをどのように実際の仕事に応用し、役立てるかということです。そういう点についても大いに部下たちを指導してほしいと思います。学歴にかかわらず若手社員が、意外と「既存の枠」にとらわれずに良い提案をしてくるかもしれません。職場での〝3密〟を勘案してOJTの進め方をお考え下さい。(以下サブタイトルを替え続く)


 では、また遊びにおいで下さい。ありがとうございました。



❒ 研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)

『管理者研修講師』 (80) 「心ここに在らざれば 見れども見えず 聞けども聞こえず」 (その1)

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 こんにちは。いつでしたか、私は新幹線の中で母親と五歳か六歳くらいの坊やの会話を聞くともなく聞いていました。やがて富士山が見えてきた時、母親が「坊やあれが富士山よ」と教えるとその坊やが、「ママどうして富士山て言うの?」とすかさず聞き返しました。母親は答えられませんでしたが、私はこの時 ハッとしました。


 新幹線はよく利用しており富士山もその都度見ています。ところがなぜ富士山という名がついたのか、その理由について私は一度も考えたことはありませんでした。それをこの小さな坊やは問題意識を持ったのです。


 ここでは、富士山の名前の由来がどうであるかということは問題ではありません。しかし自分の仕事については、こうした問題意識を大いに持ちたいものだと、そのとき改めて感じたものでした。
 そういえば、入学前の児童は色々なことに疑問を持ち、親や先生にしつこく聞きます。誰でもそうですが、この幼児や児童のように物事に素朴な疑問を感じる心は、大人になるにつれ薄れていきますが、どうしてでしょう?


 ときに、幼児や児童のような新鮮な目で、あなたの会社を見ている人たちがいます。それは、そろそろ戦列に加わろうとしている今年入社した御社の「新入社員」です。仕事が少しずつ分かりかけてくると、上司・先輩社員に、これと同じようなことを色々聞いてくるかも知れません。
 そのような時あなたが忙しく、「そんなつまらないことを言ってないで、言われたことをサッサとやれ!」とつい口に出したとしたら、以後新入社員は「私は貝になりたい」と疑問を呈することをしなくなるかもしれません。ただ言われたことを、そつなくこなすだけの社員になってしまうことも考えられます。


 これではフレッシュパーソンが、「仕事の改善」とそれに伴う「サービスの向上」だけでなく御社の「新商(製)品」・「新技術」の開発面で寄与することは期待できません。その意味で人材あるいは人財になるかもしれない「新入社員」を、どうか大切になさってください。
 また、都合を付けてたまには彼らの素朴な「疑問」にも耳を傾けることも必要なことでしょう。


 あなたの指導が良くて、何年か後にヒョッとすると頭角を現し、あなたの上司になるかもしれません。事実ありうることですが、これがサラリーマンの世界です。
 ですから、あなたも新入社員に負けないよう、自己向上の意欲と努力、つまり『自己啓発』をなさることです。
 担当業務に問題意識を持ち<あなた>を会社(上司)に認めさせるよう仕事の積極的改善に心がけてほしいものです。これが、生き残るプロサラリーマンの条件の一つではないでしょうか。(以下続く)


 終業時刻の早い会社では間もなく時間です。今日も一日お疲れ様でした。では、また。



❒ 研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)