社員教育講師『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『話し方教育』 (175) 「厳しいご時世だからこそ ユーモアを解せる 心のユトリを」 (その1)

ID:8559fx


 こんにちは。


 さて、人を説得するには、怒りと泣きと笑いとでは、どれが効果的でしょう。怒鳴ったり脅したりする手は、あまり策がないように思える。子供に嫌われる親父、部下に〝総スカン〟を食った昭和時代の管理者にはいたと聞く。


 泣き落としは昔から使ってきた手です。大の男でも選挙に立候補すると、涙を絞って有権者の同情に訴える。だが、もっぱらお涙頂戴式の拝み倒しというのは、現在ではいかにも古いように思える。


 その点、戦後強くなったのは女性とストッキングだといわれた時期があった。女性が「職場の花」ともてはやされた当時は、上司に叱られた女性社員が給湯室で一人涙ぐんでいた姿を見かけたことがある。その後男女機会均等法が施行され女性が社会進出してからは女性が泣いているところを見たことがない。身近な女性を見ていてもやはり心身共に強くなっているように思える。
 逆に若手男性社員が、女性社員から慰められている光景は見たことがある。


 「笑う角には福来る」という。江戸の商人がお多福や七福神を飾って先客万来を願ったのも笑顔の価値を知っていたからでしょう。笑顔は沈黙のうちに相手の心を温め冷たい心の氷壁を溶かし、説得への路線を開いてくれる。やはり笑顔が一番良いのでしょう。


 ところで、全て人間の筋肉は動かすものは発達し、使わない筋肉は段々と衰えていく。
笑う筋肉が発達すると、表情が明るく活発になって人を惹きつける魅力が生まれます。
 あなたも会社のトイレや自宅でマスクを外し鏡を見て笑うことです。そのときの笑った顔で怒鳴るマネをしてみましょう。多分できないことがお分かりになると思います。


 であるならば、いつでしたか「外面で内面を律しよう」とお話したように、笑顔を作ることによって、怒りや悲しみの気持ちを切り替えることができるはずです。「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」という名言もあります。


 哲学者カントも「明るい表情が 明るい精神を形作る」ことを強調し、笑いを習慣づけるようにと教えている。全然笑いのない会話ほど味気ないものはありません。なごやかな雰囲気作りに笑いは欠かせない要素です。
 といっても〝くすぐり〟を入れるのではなく、ユーモアとかウイットと呼ばれる種類の「上品な笑い」が欲しいものです。ただし、簡単なことではありませんが。(続く)


 では、昼休みをユックリとお楽しみください。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)




『管理者教育』 (32) 「(続・続)再度<寅さん>に学ぼう」 ※ 再投稿

ID:8559fx


 こんばんは。あなたの帰宅時刻には、だいぶ時間が早いようですが、失礼します。


 あなたは、たった〝一言〟で別れてしまった恋人同士の話を、お聞きになったことはおありですか?
 この世で最もとは決めつけないものの、<良い人間関係>である筈の夫婦でも「何よ聞
いてりゃ偉そうに! 碌な甲斐性も無いくせして、あなた一人が男じゃないわ !!」と言って、ご主人に殺された奥さんの不幸な話をテレビが報じていたのをご記憶ですか?


 令和元年の今年も押し詰まってきましたが、12月になるとそろそろ「忠臣蔵」がテレビで話題になります。学校では教わらなくても赤穂浪士で有名な、浅野内匠頭の刃傷事件ならご存知でしょう。塩田で藩の財政が豊かだった赤穂家お家取り潰しの引き金となった事件です。


 名門家旗本(徳川家エチケット・マナーの指導役)吉良上野介は地元では名君とも伝わっているようです。お芝居では上野介の〝いじめ〟に遭い「礼儀も知らぬ赤穂の鮒 フナ侍が ‼」と罵倒された言葉も要因の一つと言われている。赤穂家がお家取り潰しにあったのは歴史的事実だが、真相は〝謎〟です。


 話をビジネス社会に戻します。人間にとって非常に大切なものの一つとして<プライド>があります。昔から『一寸の虫にも五分の魂』と言われている。これは、職場で働くあなたの部下たちにも当然言えることです。


 プライドとは何か? 「そのような〝つまらぬ〟ことで悩むなら、プライドとやらをここへ出して見せて御覧なさい」では、悟りを開いたお坊さんとの禅問答です。
 ここで申し上げることは、トランプさんの多民族・多言語・多宗教国家アメリカだけでなく、性別・年齢・職業を問わず万国共通と考えます。


 ビジネス社会でもトップの言葉でプライドをいたく傷つけられ(?)、不本意ながら会社を去った有能役員の話を聞いたことがあります。その後再就職することもなく家を売り払い、夫婦揃って米国へ移住し日本から送金される年金暮らしに入りました。英語が堪能なため言葉に不自由することはなかったが自動車の左ハンドルに慣れるのに苦労したとのことでした。


 かつて、大手商社のエリート課長が就業時刻過ぎ人気のなくなったオフィスで、執務中の課長の背後に回った部下にバットで撲殺されるという悲惨な事件がありました。これも課長に「お前の仕事ぶりは〇〇〇みたいだな」と何かにつけ言われていたのが、当該部下のプライドを傷つけたのが要因だったと、メディアが報じていた覚えがあります。


 課長は見込みある部下を〝鍛える〟つもりで言ったのかまでは、部外者には窺い知れま
せん。仮にそうだとして、部下指導上の必要性から<叱る>ことは、注意の前段階である、たとえ『忠告』であっても〝油断〟すべきでないと考えます。


 最近は、経営の神様であり叱り方の名人と評された「松下幸之助」さんと言っても若い方にはご存知ない人もおいでです。そのため補足すると、国民的歴史小説家である「吉川
英治」氏の言葉に『我以外皆師也』があります。
 そのようなことから参考にしたいのは、田所康雄も言っているではありませんか。「それを言っちゃ~おしめえよ」と。エッ、田所康雄をご存知ないですか? 
 「フーテンの寅さん」こと渥美清の本名です。


 寅さんの人気の秘密は、<関心>をもって人に声をかけることと、決して人を<無視>しないことでした。
 たとえば、挨拶一つにしても軽視すると相手には無視されたと受け取られることがあります。ハラスメントが問題視される現在これが要因の一つとなり、直近では訴訟にまで発展するケースもあります。


 そうしたことから、上司の一言でプライドを傷つけられ、当該企業の「人財」に将来なるかどうかは別として、新人が黙って職場を去っていくケースもあるでしょう。
 採用活動にお金と時間をかけ、短期間でも業務遂行上必要な<知識・技術・技能>をせっかく付与したというのに、組織内事情があるとはいえ勿体無いように思えます。


 このご時世、冬のボーナスをどこの会社でも支給するという訳にはいかないでしょう。
そこでイントロに戻り仮に冬の賞与が支給されないとしても、少なくても配偶者同士ではお互いに<思いやり>の気持ちを持ちたいものです。あなたはどのようにお考えになりますか?


 では、3回に亘る<寅さん>シリーズにお付き合い頂きありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)




『管理者教育』 (31) 「(続)再度<寅さん> に学ぼう」 ※ 再投稿

ID:8559fx


 おはようございます。


 さて、人間は産まれた時から〝赤い糸〟で結ばれているといわれる。出会いの違いであって、お見合いにしても恋愛にしても、あなたはどこかで最良(?)の〝ベターハーフ〟と巡り合い、現在幸せな家庭生活を送られているものと拝察します。
 ただし、「夫婦は一心同体」とは言っても最近の離婚率の推移をみる限り、中には〝一生の不作〟だったという方が数多くいても不思議ではなく、とりわけネット社会になってから始まったことではありません。


 このように考えると、まさに人と人との<出会い>は不思議なものです。あなたにも「あの時あの『上司』と出会っていなければ、良くも悪くも今の自分はない」ということはないでしょうか?
 その点、ヒョットして自分の将来を大きく変える<出会い>がありながら、あなたの体調がすぐれなかったということもあったでしょう。そのため、不調時の「話し方」が相手に悪い〝第一印象〟を与え、自らそのチャンスを逸し幸運を逃していたかもしれません。これは、『神のみぞ知る』ということでしょう。


 たとえば、役者は〝目千両〟と言われる。アイドルグループ「キャンディーズ」がデビューする4~5年前、都内赤羽のストリップ小劇場(?)の幕引きをしていた俳優志望の青年がいた。


 ある日劇場の狭い化粧室を兼ねた控室で3人いた踊り子さんの中のベテランお姉さんが青年に向かって言った。
「あんたいい人だからハッキリ言うけどサ、気分を悪くさせたらごめんネ。いつも役者になりたいって言ってるわよネ。でもね、歌舞伎役者や杉良太郎が〝目千両〟なら、アンタの〝目〟はどう見ても〝目一文〟よ。役者には向かないようにあたしには思えるの。偉そうに言えた身じゃないけどさ、ホント悪いこと言わないからやめときナ。未だ若いんだからサ、他の道を考えてみたらどうかしら?」と助言してくれた。


 青年は舞台が跳ねてから自室に戻り鏡をしげしげと見たが、〝好意〟で言ってくれたことには間違いはなかった。いつしか〝あふる涙を片手で拭い〟「だが待てよ?」と思った。よ~く見ると親からもらった顔は確かに目は小さいが、決して相手に不快感を与える顔でもない。平均的日本人をやや下回る程度である。
 ふとテレビから流れていた水戸黄門の歌詞が脈絡も無く頭を過(よ)ぎった。「くじけりゃ誰かが先に行く 歩いてゆくんだしっかりと 自分の道をふみしめて」。ここでへこたれたら負けだ。この逆境をバネにして更に頑張ろうと決意した。


 そこで、まもなく同劇場を辞めてからも「明日は檜(ひのき)になる」という『翌檜(あすなろ)精神』を捨てずに旅回りの劇団員となった。九州、四国、中国地方を巡りながら演技力向上のためにコツコツ努力を継続する。


 スマホが無かった当時のこと、東京に戻った時は演技力の糧とするため、あちらこちらの縁日・祭礼に出向き、露天商の〝バナナの叩き売り〟に見られる各種「啖呵売(たんかばい)」を幾度となく観察し研究する。『話芸』とも言える独特の口上、物言い、表情、仕草を頭に叩き込むことに余念がなかった。


 その間右肺摘出で2~3年間の療養生活を余儀なくされたものの初志貫徹。紆余曲折を経てやがて開花するチャンスが巡って来る。
 ある時テレビのチョイ役で出演していたのを山田洋次監督に見い出されヒットしたのが『寅さんシリーズ』。〝目千両〟のハンデを見事克服し、その後国民的俳優として「松竹の屋台骨」を担うこととなる。没後<国民栄誉賞>を受賞する。


 事程左様に人生における人と人との<出会い>は重大な意味をもっているものです。受動的印象は拭い切れないが、『人間万事塞翁が馬』です。
 そのようなこともあり、機会があれば挨拶を始め自己紹介、日常会話における「話しの働き」を振り返り、この先も新たな良い人間関係を公私ともに構築していきたいものです。


 今日から師走。休日でも出勤以外に国家資格取得受験で試験会場へ出向いている方もおいでの筈です。一発勝負の「たかが試験」とはいえ、サラリーマン人生を左右するかもしれない「されど試験」です。〝合否〟にとらわれず、日頃の自己啓発の成果がフルに発揮できるよう頑張っていただけることを願います。
 では、令和時代に入り初めての年末に向けエナジーを蓄えるため、今日も一日有意義にお過ごし下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)



『管理者教育』 (30) 「人を動かすには 再度<寅さん>に学ぼう」 ※ 再投稿

ID:8559fx


 こんにちは


 さて、管理監督者(説得者)の最終目標は、部下(相手)に「行動」を起こさせ『目
的』を達成することです。状況によっては、その行動を止めさせることも必要となります。職場には上司の意を呈してすぐに行動を起こす人もいるが、普通行動に踏み切るまでには、心の中で色々と葛藤を起こす。
 従って、人を動かすためには、相手の心にどのような反応を引き起こさせ、どのように心理的誘導をしていくかという一点にかかっています。
 ですが、家庭生活でもそうですが、ビジネス現場(職場)も理屈どおりに実際はいかないものです。
 いつでしたか「<寅さん>に学ぼう コトバは 心を傷つける」と題してお話したこと
がありますが、今回はその応用です。


 ところで、セールスの世界にマーケティング用語として「購買心理の6段階:アイドカス(AIDCAS)の法則」と呼ばれるものがあります。


 1.注 意(Attention)
 2.興 味(Interest)
 3.欲 求(Desier)
 4.比 較(Comparision)
 5.行 動(Action)
 6.満 足(Satisfaction)


 以上を敷衍(ふえん)してみると、人の心は次のような心理過程を経て行動に辿りつくといわれている。


 まずは、「何だろう?」という注意を惹くこと
 次 は、「面白そうだな」という興味をもたせること
 第三は、「やってみたいな」という欲求を掻き立てること
 第四は、「言われたとおりにやれば間違いなさそうだ」という信用を与えること
 第五は、「ヨッシャ決めた」と決心させること
 第六は、「じゃーやってみようかな」と行動を起こさせること
 最後は、「やって良かった!」という満足感を与えること


 部下・後輩がこうした心のプロセスを経て行動するとしたら、上司・先輩は各段階に応じた言葉による刺激の与え方を考えることが肝要なことです。


 これは、デパートの実演販売をしている場面を想い出してみていただければご理解いた
だけるでしょう。それでもイメージしにくい方は、渥美清が演じたフーテンの寅さんの香
具師(やし)の名口上、
「さ~サ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。張って悪いは親父の頭、粋な姉ちゃん・・・・・・」と、寅さんの表情・姿勢・動作のシーンを頭に描けばお分かりいただけると思います。


 どのようにしたら〝ゆきずり〟の相手(聞き手)の注意を惹き⇒興味を募り⇒欲求をかきたて⇒ 信用を与え⇒ 決心させ ⇒ そして買わせて⇒ 顧客に満足を与えることができるかということです。


 部下のヤル気を左右するのは、職場リーダー(管理監督者)の『言葉』もあります。このステップと言葉のもつ力を応用し、職場への適用を考えてみてはいかがでしょう。あとはあなたの腕次です。


 では、今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)




『管理者教育』 (5) 「人文社会科学の世界には 原則はあっても原理はない?」 ※ 再投稿

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 こんにちは。


 さて、自然科学の世界には、「万有引力の法則」、「慣性の法則」といった<原理>があり、応用は利くものの普遍妥当性があり、人の力によって変えることはできません。 
 これに対し、人文社会科学の世界では<原則>と呼ばれるものはあるものの、これには例外が数多くあり、原理と言えるものが果たしてあるのか疑問に思える。
 仮に原理があるとすれば誰しもその通り行えば良い訳で、古今東西の指導者・為政者は説得・交渉事で苦労しないで済んだ筈である。強いて言えば人の『心理』が原理に近いものだと私は考えます。 


 ところで、これからのゼネラリストあるいはスペシャリストが、企業経営についての理論(学問)を研究することは、殊のほか肝要なことだと考えます。
 そうでなければ、たとえば囲碁および将棋で言えば、<戦略・戦術・戦闘>の各場面で〝定石(定跡)〟を知らずに打つ(指す)様なもので、「変化への対応」が出来ず、そこには自ずと限界があると思えるからです。


 同様に企業組織を取り巻く経営環境も変動要因が多く、理論どおりにはいかず、株価予想に導入されているAIをもってしても景気予測には限界があるでしょう。
 ただ、プロ棋士高段者の中には、数千ある定石の中で数百程度しか知らなくても、打った手が結果して定石になっていると聞いたことがある。「企業は人なり」。人間の秘めた無限の可能性を信じたいですネ。


 かつて、高度成長期の真っ只中、転職本だけでなく会社経営の本がベストセラーになったことがありました。当時は、トレンドで需要予測が出来た時代でもありました。(経験則上)
 著者の某国立大学の教授はその後退官し、会社を興したが結局は倒産。社員の能力を活かしきれなかったのかもしれないが、ビジネス社会では、中々理論どおりにはいかなかったようです。
 ビジネス現場は学校ではありません。「話し方」同様、原則はあっても例外も数多くあり、特にこのご時世、管理者にとっての組織運営は難しいものと考えます。


 さらに言えば、御社に規程・基準類が整備されていたとして、仮にお客さまから相談があった場合、<原則>で押し通すことは誰にでもできることです。
 顧客ニーズに応えるためには、それをあなたの<権限>の中でいかに解釈し運用するかが、あなたの「プロサラリーマン」としての〝腕〟のみせどころであり、顧客サービスにつながるものと考えます。


 この<原則>は、「社員教育(研修)」にもあり、〝あるべき姿〟を示すことはできます。
 しかし、日本的経営の三本柱が崩壊し非正規雇用率4割が依然として続いている現在、企業規模・業種・業態により、これが正解だと決め付けることは、やはり難しいものです。


 この先職場マネジメントで<人の側面>(含むOJT)を中心にアトランダムにサブテーマを取り上げていきます。よろしければお手すきの時お立ち寄り下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)