『社員研修』 (268) 「会社が楽しければ この世は天国」
ID:8559fx
寺子屋ラッキー
こんばんは。「生きがいとは何か?」で申し上げた通り『人はパンのみにて生きるにあらず』であり、仕事を通しての<自己実現>を社外に求めることは当然あることです。
ですが、幕政三大改革者でもあった田沼意次ではないが、お金があったらあったでさらに欲しくなるのが人間です。<人の欲求>は人様々で一律ではありません。
「美味い話は蜜の味」。『処遇』が不満だからと安易に転職を繰り返していると雇用条件がその都度良くなる場合は良いでしょう。しかし、このご時世を勘案すると退職金・福利厚生面を含む<生涯賃金>を考えるとどうしても不利になることが懸念されます。
他にも数多い企業の中には、職場の『人間関係』で悩んでいる方もおいででしょう。古今東西いつの時代でも同じであり、決して珍しいことではありません。
問題はそれが縁あって入社した社員が退職を余儀なくされる要因となる場合で、できれば避けたいことです。また、人は急には育ちません。当該社員にそれまで時間とお金を投資してきた会社にとっても、せっかくその企業の色(企業体質)に合わせ<指導・育成>してきたことを勘案するとやはり損失だといえましょう。
また、代替容易な社員は別として、技術系社員の場合簡単に手放すと以後大学の教授からは優秀な学生の推薦を求められなくおそれがあります。
そのため管理者には半年に1回1時間は部下と一対一でジックリ話し合う時間を持ち、「欲求・希望・不平・不満」を把握する時間を持つことが肝要だと「聞き方」を含め〝繰り返し〟申し上げてきた次第です。
ですが、当ブログの『一言メッセージ』にも記載してあるとおり、過去は変えられません。同じく、他人を変えることも難しいものです。
人間関係問題が組織風土に起因している場合はここでの対象外とします。それでも個々のケースで相手が変わることを求めていたのでは容易に問題は解決しないでしょう。
例えば、湯飲みにお茶を注いだ場面をイメージしてみてください。その時湯飲み茶碗の向こう側に茶柱が立ったとします。口に含もうと湯飲みを回しても茶柱は手前にはきません。
では、どうするか? 自分が席を立ちテーブルの向かい側に回れば容易に解決することです。
それと同じくビジネスマンは、業務遂行上仕事を多少でもやり易くするためには、相手との関係であまり〝面子〟にとらわれず自分を変えることが「早道」です。つまり、他責するより自責する態度がときには必要なこともあります。
『人間関係処理能力』も立派なビジネス能力です。軽視できません。この先ご一緒に考えてみたいと思います。
では、今回はここまでとします。お立ち寄り頂きありがとうございました。
❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・