< ブログ『社員教育講師』>

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

<ブログ『社員教育講師』> - にほんブログ村

『話し方研修』 (296) 「話題引き出しの 語呂合わせ」

                                                                                   (1923年12月1日投稿分)

                            【リンク修正 記事補充】

ID:8559fx         

寺子屋ラッキー


 こんにちは。今回も遊びにおいでいただきお礼申します。感謝の気持ちとして多少なりとも仕事に役立つと思える記事で更新します。


 さて、日常会話では、『話題』に行き詰ると場がしらけた雰囲気になることがあります。おそらく欧米でも同じでしょう。これをフランスの諺では「天使が通る」といってやはり嫌うと聞いたことがあります。
 会話にもタバコを吸うなどして<間(ま)>があってもいいと思うのですが、禁煙の時代では許されません。では、どうするかの実践的方法は別途申し上げます。


 会話では話し方の巧拙よりも、お互いに「共通の話題」での会話(双方向)にするのが好ましいあり方です。聞き手が耳をそばだてる株式市場の動向あるいは相手の趣味が競馬だと知った場合には〝有馬記念〟といった賭け事を含む儲け話などの<金気(かねけ)>のほかに、<食い気>、異性についての品の良い<色気>などの話題も含まれます。


 そこで初めての人、特にお客様と会話(快話・回話)をするためには、共通の話題で話を切り出し、時には転換することも必要でしょう。そのための語呂合わせとして古典的なものとして「木戸に立ちかけせし衣食住」がつとに知られています。これをたたき台に「話し方教育 衣食住」として以下項目列挙しました。


 実際にはこの順番に捉われることなく全てが必要でもありません。適宜適切に使い、本来目的とする話へと移行なさって下さい。
 なお、時間がある時に『頭の体操』としてあなたも「オリジナル」なものをお考えになってみてはいかがでしょうか。


◎  話題引き出しのヒント 👉「はなしかた きょういく 衣食住」(語呂合わせ)
   
  は・・・・・・・はやり(流行)、時の話題・事件(ニュース)
  な・・・・・・・仲間・友人、共通の知人
  し・・・・・・・趣味(含むペット)・蒐集品(オークションでのコレクションなど)、嗜好
       (酒・グルメに関すること)、仕事、色彩(好きな色)
  か・・・・・・・金(株式市場の動向、儲け話などの)<金気>、家庭 (家族・子供)
  た・・・・・・・旅(おすすめの旅館・ホテル)、体育(野球・サッカー・テニス・ゴルフ、
       フィギュアスケート・大相撲)、ダンス(金スマで浅田舞&オチョカップル
       が〝ラテン部門〟で情熱的に大きく踊った現在ではマイナーなモダン部門を
       含む社交ダンス)
    き・・・・・・・気候、天気
    よ・・・・・・・用心、健康管理
       う・・・・・・ 裏話
       い・・・・・・ 田舎(生れた所・育った所)、異性<色気>
       く・・・・・・ 苦労話 
       衣・・・・・・ 衣服
       食・・・・・・ 食事<食い気>
       住・・・・・・ 住まい(土地・家屋)


 なお、一対一の会話(対話)でコミュニケーションを深めるには相手に気持ち良く喋らせるのが〝本筋〟です。そのためには前にも申し上げたとおり、相手が(できれば喜んで)話しやすい「質問」をするだけでなく『聴き方』が大切となります。大口お得意さんだけでも研究なさってみて下さい。


 今日から師走です。旧(陰)暦各月の覚え方にも『語呂合わせ』があります。それは「むきやうさみふはなかしし」です。無意味ですが、一度覚えると忘れません。雑誌の付録で知ったことですが、著作権は無いようです。以下ご参考までに列記します。高校受験のお子さんがおいでの方は教えて差し上げてください。
 読み方は複数ある月もあります。念のため広辞苑など辞書(辞典)類で語源を含め読み方をご確認願います。


 旧歴(陰暦)12カ月の覚え方  👉 (語呂合わせ)「むきやうさみふはなかしし」


   む・・・・・睦 月(むつき) さ・・・・・皐 月(さつき)  な・・・・・長 月(ながつき)
   き・・・・・如 月(きさらぎ)み・・・・・水無月(みなづき) か・・・・ 神無月 (かんなづき)
     や・・・・・弥 生(やよい) ふ・・・・・文 月 (ふみつき)   し・・・・ 霜 月(しもつき)
     う・・・・・卯 月 (うづき)     は・・・・・葉 月 (はづき)         し・・・・ 師 走(しわす)


 以上つまらないことのようですが、語呂合わせは米国の英語での『仕事の教え方』にも事例があった覚えがあります。あなたの職場でも衆知を結集してお考えください。
 なお、今回の投稿記事はネット反映後の更新作業全ては、都合で昼前後になります(念のため)。


 では、お手すきの時また遊びにお越しください。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『リピーターの皆様へ』
 お立ち寄りいただきお礼申します。ブログを読むのが面倒な方は、上から二段目のブログアドレスが表示された右端から5番目のアイコンをクリック願えますとパソコンの音声読み取りオプションをご利用いただけます。よろしければ部分的にでもお試しください。(寺子屋ラッキー)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』  (295) 「少しだけ意識すれば 分かり易い話となる」

                           【書庫変更 加筆修正補充】

:ID:8559fx

寺子屋ラッキー


 おはようございます。話はコトバ以外に音調および語調・口調並びに態度(表情・姿勢・動作・服装)から成り立っていることは、これまでにも例を挙げ繰り返しお話してきました。
 したがって、文字の羅列であるブログで毎回採り上げるテーマをご理解いただけるとは思いません.。それでも日頃「統制の限界」を超える部下の指導に当たる多忙な管理者の多少でも参考にして頂けるよう焦点を絞って申し上げています。
.
 ビジネスにおいて、話を分かりやすく伝えることに意識を向けることは大切なことです。伝えやすい話し方を身につけると、部下とのコミュニケーションや上層部へのプレゼンテーションあるいは会議・OJTなど色々な場面で良い結果に繋がります。分かりやすく話すということは難しいように思えますが、下記の四つのポイントを意識するだけでも伝わりやすい話しにすることができます。
 ただし繰り返しになりますが、結婚披露宴などでのスピーチでは与えられた時間内に納めるのは当然として話の目的から「生きた話」とするための創意工夫が必要でしょう。


1.結論から話すようにする
   結論(結果)から先に話すことで相手に話す内容が伝わり易いと言われます。実際に

 は意識していても結論を先に述べる話し方は思いのほか難しいものです。しかし、会議・

 説明会・報告会・発表会など限られた時間内で話す場面では、意識して結論から話すよう

 に工夫することも大切です。


2.簡潔に要領良く必要な情報だけを話す
   人に何かを説明したり伝えたりしている時に、話が本題からそれてしまうことはあり

 ませんか?
  多くの情報を相手に伝えようとしすぎて重要な情報が埋もれてしまい、結果として伝え
 たいことが上手く伝わらなくなる場合があります。本当に話したいことを伝えるために重
 要な情報はどれかということを意識して、簡潔に要領良く話すよう心掛けることも時には
 必要
でしょう。


3.話す速さや間の取り方を考える
   話す速さは聞く相手に合わせることも大切です。しかし、常に同じ速さで喋るより話

 すスピードを変えてみたり、間を取ったりすることで伝わり方は変わってきます。
  例えば、重要な話をする前後には意識して間を取るようにする。あるいは大事な部分を
 ゆっくり話すようにすることで、相手の理解度は格段に上がります。話をする際には重要
 な部分を際立たせることがポイントになります。


4.一文を短くする
     分かりやすく話すためには、ビジネス文書と同じく一文を短くすることが効果的で

   す。一文を短くすることで次の文を話す前に間を置きやすくなるため、相手も聞きやすく

   感じることができます。一文が長いかどうかはスピーチ実習をしていただければその改善

 点を把握できるものです。
  しかし、実際には自分では分かりにくいと思います。普段自分が一文をどの程度の長さ
 で喋っているのかに意識を向けてみることも無駄にはならないと思います。

  意識するのは実際には簡単なこととは思いませんが、スマホを活用するなどして<時間

 との対応をお考えください。


 では、また週明けに。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ
にほんブログ村

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『社員研修』 (259) 「社内規程類は 原則と許容範囲を知り 権限内での運用を」

                          (2020年10月15日 投稿分)

                          【リンク修正 記事補充】

ID:8559fx

寺子屋ラッキー


 こんばんは。当ブログでは「話し方教室」として記事を投稿することもありますが、「文章教室」ではありません。今回はこの先話を進める便宜上、変則的に〝ビジネス文書(書き言葉)〟を取り上げます。


 日常会話では「やっと娘が片付いてね」と父親が言うのを耳にすることがあります。整理ではないが物を片付ける印象を受けます。が、使い方に間違いはありません。ただ、この「片付く」にフリガナを振るとしたら「かたずく、かたづく」のどちらでしょう? 

 かつて「殿・様」と同じく学者間で論争があったもののこれについては決着しています。


 ときに、過日ニュース映像の中で「遂行」(ついこう)という言葉を耳にしました。そこで、今回は簡単なテストから始めます。次の漢字を読んでみて下さい。


 「施行・重複・早急・発足(開始)・代替(エネルギー)・遂行」


 簡単ですよネ。左から順に「せこう・じゅうふく・そうきゅう・はっそく・だいがえ・ついこう」と仮に読んだ方は、正式には「全て間違い」です。以前の都立職業訓練校の通学希望者に課せられた一次筆記試験(国語)では知っておく必要がありました。


 正解は、「しこう・ちょうふく・さっきゅう・ほっそく・だいたい・すいこう」です。
 この根拠は、『内閣告示』による「常用漢字表」「現代仮名遣い」「送り仮名の付け方」によるものであり、NHKを始めとする放送局あるいは新聞社ではこれを遵守しているものと思われます。そのため新聞社では、この「遵守」という言葉を使わず「順守」を使っていたと記憶しています。


 ただ、内閣告示は「一般的な基準」を示したに過ぎません。ある語を他の同音同義語に書き換えることも認められています、
 一例を挙げれば、「相性」は「合性」でもなんら問題はありません。送り仮名にしても「原則」と「許容範囲」が認められています。


 ですから、代替を「だいがえ」と使う場合があるように、重複・早急・発足を「じゅうふく・そうきゅう・はっそく」と読んでも、遣い方によっては間違えとはいえないでしょう。

 従って、「正式には全て間違い」という決め付け的表現は、言い過ぎとも思えます。


 その点「菅内閣」の発足(ほっそく)時、閣僚のお一人が挨拶の中で遂行を「ついこう」と口にしていた覚えがあります。私の聞き違いでなければ間違いです。因みに一太郎は知りませんがワードに「ついこう」と打ち込んでも追行と変換され〝遂行〟は出てきません。
 ただし、パソコンに〝ついこう〟をキーワードに検索すると、キチンとフリガナを付した「遂行」と併せて読み間違えを指摘したメタタグタイトルおよび説明文が表示されます。


 対外的ビジネス文書での表記は、送り仮名一つにしてもいろいろ迷い悩むこともあるものです。誤用以外は表記方法も原則どおりにはいかないものです。
 以上縷々(るる)述べたことは、日常生活ではどうでもいいことであり、人間性を疑われる『教養』とは何ら関係ありません。


 ここで申し上げたかったことは、お客様からの相談内容を社内<規則・規程・基準>の原則だけで押し通すだけなら新入社員でもできるかもしれません。そうではなく「規程解明集・議事録」も含めて〝許容範囲〟を知り、あなたに与えられた『権限内』での運用を〝できれば〟図りたいものです。これも<サービス精神>表れの一環だと考えます。


 因みにここまでスピーチしたとすると5分間に収まりますが、ブログ記事としては長いためここまでとします。今回もご覧頂きありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に

   向かって挑戦しよう ‼」)

にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ
にほんブログ村

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (294) 「小さい声は 自信なげに聞こえ <損>をする」

                             【リンク修正 再投稿】

ID:8559fx

寺子屋ラッキー


 おはようございます。あなたの好きな歌手はどなたですか? 隙を与えぬ異性の年齢が不詳でも相手がその歌手名を知っていて同調すればおそらく同年代であり、おおよその年齢を推測できます。これにより『会話』を弾ませる<共通の話題>を増やすヒントが得られます。(これまでの経験上)


 男女歌手の中には低音の魅力あるいはハスキーボイスでファンをしびれさせる人もいる。男性は中学を卒業.する前に〝声変わり〟をし、普通それまでよりも声が低くなる。中には職業柄、例えばラジオ全盛時代つとに知られた浪曲師2代目広沢虎造のように、渋い声を出すためにわざわざ声を潰すよう鍛える人もいる。
 役者も演技だけでなく声を訓練し役柄に応じて〝感情移入〟することで、渋い声、ドスの利いた声などそれぞれ個性を生かして観客を魅了する。


 芸能人の世界はさておき、ビジネス現場で聞き手に<好感を与える声>とはどのようなものでしょう。
 著名な小説家の『文体』にしても人には好みがあり一概に決め付けることはできません。声も同じでしょう。生来の声が悪声であってもキンキン、キャンキャン声といった人に不快感を与えなければ問題はないものです。


 加えて「明るい」,「キレイな」、「美しい」、「澄んだ」声と色々あるが、相手の〝感情〟に訴える話の場合は<響く声>が理想的だと考えます。それも「除夜の鐘」のように低音で響く声が出せれば申し分ないでしょう。『忠告』されていても別室という環境条件であれば不思議と素直に聴けるから不思議です。


 歌手でいえば、20世紀を代表する世界的エンターテイナーとも称された米国俳優であり歌手の故フランク・シナトラのハモンドオルガンのような声には異論ないでしょう(古いかな?)。
 声を聞いたことはないが甘いマスクで知られた故亀井勝一郎さんは、<信長・家康>を例に挙げ「歴史を読んでいて昔にさかのぼるほど、人間の声とその思い出というものが決定的な役割を果たしたからである」と、書き記している。


 家康をして心服させたと伝わる人物に南光坊天海がいる。山崎の戦で敗れた明智光秀だという説もある謎の人物である。その声は〝鐘のごとく〟であったことから家康が一言もなく従ったという逸話が残っている。


 それよりもオンライン職場は別として職場集会では、「オイッ、あの人今何て言ってたんだい? いつも声が小さいから聞いてて疲れるんだよな」ということが、今までにありませんでしたか? そこで、勉強会で見かける声についての事例を参考に気を付けたい点を三つに絞って申します。


 先ずは、蚊の鳴くような「小さな声」は、戦前の和服姿での女性は「お淑(しと)やか」だとプラスに評価されたが現在は違う。いくら良い内容の話でも聞き手には伝わりにくいのは拙いでしょう。性格が良くまた頭が良くても、その人が弱々しく自信なげに見える。それ以上に、話に力強さがないため、話の効果が上がらない。これでは『損』だと言えましょう。


 次に、入れ歯でなくとも口を十分開かずにモゴモゴと話す人がいるが、これも聞き取りづらいものです。言葉を出すのに不精をしてはいけないでしょう。
 シニア世代となり歯槽膿漏で前歯が数本抜けると〝そば〟をかみ切るのに苦労するだけでなく声がスカスカ漏れて誠に不便である。しかし、腹から声を出す訓練を意図的に行えば若者に負けない大きな「届く声」を出すことは十分可能である。


 最後は、語尾をハッキリ言わない人が目に付く。日本語は語尾決定といい、英語と異なり述語が最後にくる。そのため、職場(お客さまと)では「・・・・・できる」と言ったのか、「・・・・・・できない」と言ったのかをはじめ、あとで問題を惹き起こすことがある。それには、意識して「です」,「ます」を言うことです。


 ただし、一部女子高生のように「だから⤴ それで⤴ でもさ⤴」といった〝語尾〟だけを強調し過ぎると聞いていて不自然になり、これまたおかしなものです。このようなことから電話での問い合わせでは、度々聞き直すことがある。


 もしも以上三点のいずれかに該当する方がおいでなら、おそらく「癖(くせ)」だと思えます。一定の業種(警察・消防・自衛隊?)を除き「声が小さい!」と注意してくれる親切な人は少ないご時世です。
 ただし、職場は軍隊ではありません。バカでかい声は電車の中だけでなくT・P・O>を心得る必要があるのは当然のことです。


 吃音(きつおん)矯正とは異なります。ほんの少し意識すれば容易に直せます。その人の話しが明瞭になり力強さも加わり、安心して聞けるようになるものです。声に力強さと滑らかさを出すお金をかけない「訓練方法」は別途紹介します。


 では、良い週末をお過ごしください。今回もご覧いただきありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ
にほんブログ村

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (293) 「電話応対の技法(話し方 を中心に) 伝えることの難しさ」

                            (2019年12月28日投稿分)
                            【紛失記事 補充】
ID:8559fx
寺子屋ラッキー

        


 こんにちは。スマホ・SNSの時代、<電話応対の基本>を「ビジネスマナー」というよりは、『話し方研修』の視点から焦点を当て、その<技法>について改めて考えてみたいと思います。連続で更新していきます。よろしければお付き合い下さい。


Ⅰ.は じ め に


 電話は『企業の顔』といわれ、電話応対の良し悪しは、そのままあなたの「会社のイメージ」を良くも悪くもします。
  受話器をはずして電話番号を押し、〝モシモシ〟からお互いに声を出して、話し合うことを電話応対の全てだと考えたら、大変な問題が起こるかもしれません。
 電話ぐらいと軽率に考えずに、電話を効果的に使う方法の学習と努力を更に進めていきましょう。
  
 電話会話は、<日常会話・話し合い>と並んで、生活の中では大切な場面です。電話はお互いの時間空間をうめ、その『人間関係』を深めると言う意味では、面接会話には無い働きをもっています。
 従って、効果の上がる電話の活用と、このための話し方は人間関係にとっては、大切な要素となってきます。



Ⅱ.電話の特質


 1.コミュニケーションの空間拡大時間短縮がなされます。


 2.電話は、お互いの「声だけが頼り」です。複雑な内容を伝えるには限界がありま
  す。従って、一層ていねいに話す必要があります。


 3.電話は、一方的な性質があります。従って詫びる気持ちを持ちましょう。(詳細は
  別途後述)



Ⅲ.電話応対に欠かせない技法


 1.言葉は正確に、はっきりと発音する必要があります。
   いつも聞き良い条件
  の中で通話が行われるとは限りません。あなたの職場が騒々しい場合もあります。
   また、あなたは相手(お客さま・上司)と面と向かって話しをしていても相手の〝
  真意〟がつかめなかったという経験をしたことがあると思います。


   特に、電話は相手が見えません。言葉(聴覚)だけが頼りです。その意味で電話の
  相手の音律(音調・語調)から、場合によっては、〝推理力〟を必要とされることも
  あります。ここに、電話応対の難しさがあり、同時に限界もあります。
   説明の複雑な話、感情的な問題(苦情など)が絡む場合は、特に気をつけなければ
  いけません。
     少なくとも、あなたは、明瞭な発音と声を必ず歯から外へ出すことを心がけて下さ
       い。


 2.よく分かる言葉を使うようにする。
          このことは、特に電話応対に限ったことではありません。


  (1) 難しい言葉を使わない
     難しい言葉を使うと、それ自体が理解の妨げとなって、自分の話にブレーキをか
       けていることになります。しかし、本人が気づかず、他人も注意してくれないこ               とから問題が起こるのです。
(2)  専門用語を使わない
       お客さまに向かって、社内用語を使ってはいけません。業界用語・技術用語を止
        むを得ず使う場合は、なるべく補足するように心がけましょう。
      そのためには、「〇〇ということは、例えば、・・・・・」と言って、聞き手の頭の中
     に〝イメージ〟できるように、分かりやすく話すことが殊のほか大切です。
      特に電話は、パンフレットを見せるとか書いて説明するといった、「視覚」に訴
       えることができないため余計大変なのです。


(3)  あいまい語や、よく知らない言葉を使わない。


(4) 言葉を省略しない。


(5) まとまった話をする。
    要点をつかんで、簡潔に話をする〝クセ〟をつけましょう。(「6W3H」で)


 ここで申し上げたことは、「伝えることの難しさ」の一端を書いたのであって、何も
『電話応対』だけに限ったことではありません。これができなければ、あなたがお客さま
に折角チャンスを与えていただいた「プレゼンテーション」も不成功に終わるかもしれません。
   また、あなたが上司や先輩に仕事の<報告・説明>する際にも、気を配っていただきたいことでもあるのです。(以下続く)


 あなたは手慣れた仕事は、パッパと日々手際よく処理しておいででしょうが、年末の片づけはこれでは不十分です。家族の総合力を発揮して、〝パパ・パット〟進めて佳いお年をお迎え下さい。では、また明日です。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』   (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ
にほんブログ村

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・