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寺子屋ラッキー
おはようございます。
さて、職場マネジメントに当たる管理者は、組織目標を「部下」を通して成し遂げる責務があることについては申し上げました。そのため動態的組織運営に当たる管理者には、権限に基づく命令権が付与されています。命令の与え方は、組織の置かれた状況と部下の成熟度などによって「五段階」あることは既述した通りですが、適宜適切に使い分ける必要性があります。
それだけでなく部下を動機付け<モラールアップ>を図る管理者が配意したいことは、動かす相手が『自尊心の塊』である<感情の動物>だということです。
したがって、一度で説得できたとしたら、それは「強制説得」あるいは「押し付け説得」だったかもしれず、仕事の出来栄えに差が出ることが懸念されます。
しかし、管理者が自己の<信念>に確信が持てたならば何回相手に否定されても、仕事の『教え方の原則』と同じく根気よく繰り返し、部下の心を<否定から肯定へ>と変化させていく。それが『説得』というものです。
昔から『兵は将の顔を見て動く』と言います。とはいうものの管理者も人間です。とりわけ課題山積のご時世です。管理者が気分の滅入る場合も当然あります。どうもボルテージが高まらず部下を説得する<熱意>が涌いてこないということもあるでしょう。
ですが、「子は親の背を見て育つ」と言います。家庭における子供は父親の立ち振る舞いをそれはそれは良く観察しています。同じことは「上司の背を見て育つ」部下にもいえることです。
仮に管理者が歯痛などで沈痛な面持ちでいると、部下は上司の顔色を見ています。そのため上司の顔を見て行動する部下の<職場士気>に影響するかもしれません。
大脳への刺激はインプリンティング次第で脳細胞はその受け止め方が『混同』することもあるようです。そのため「悲しいから泣く」のではなく「泣くから悲しい」ということもあるものです。
そのようなことから数多くの部下から見上げられるリーダーは、たとえ『熱意』がなくても熱意があるかのごとく振る舞ってみましょう。やがてボルテージが高まってくるものです。気持ちだけは背筋をシャンと伸ばし、敢えてスタスタ颯爽と歩く積もりで外面で内面を意図的に律することです。
このことはサラリーマンが<スランプ>に陥った時、脱出するためにも肝要なことだと考えます。
とりわけ管理者は心身ともに逞しく<部下をパートナー>として下半期も組織目標達成に向けお励み下さい。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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