『話し方教育』 (185) 「上司との齟齬(そご)を減らす 対話法」
こんにちは。
さて、対話法には「サンドイッチ対話法」、「フィードバック対話法」、「リズム対話法」、「ハヒフヘホ対話法」をはじめ色々とあります。その一つに「ななどいだど対話法」があります。
前に英国の小説家(詩人)ラドヤード・キップリングの「六人のお手伝い」を紹介したことがあります。それはあなたもご存じの「5W1H」です。これに手を加え『6W3H記憶法』と題して投稿したことがあります。計画の立て方・命令(指示)の与え方などでの漏れを防ぐことができ便利です。
ここでの語呂合わせにそれぞれ「~ですか?」を付け足し助詞を変化させれば、リズミカルな「聞き方」としての効果を高めることができます。
(な ぜ)☞「なぜですか、課長?」
(な に)☞「なにをですか?」
(ど こ)☞「どこへですか?」
(い つ)☞「いつですか?」
(だ れ)⇨(どなた)☞「どなたですか?」
(どんな)⇨(どのように)☞「どのようにですか、課長?」
適宜適切に要領良く用件を聞けば上司との齟齬を減らすことができるでしょう。使い慣れると意外と重宝なものです。お試し下さい。
使用上の注意点は矢継ぎ早に訊かないことです。そうでないと「詰問調」になり、
「いつからお前は刑事になったんだ! つべこべ言わずに黙ってやりゃいいんだ ‼」と、
上司によってはうるさい奴との悪印象を与えかねません。そうなっては間尺に合わず不本意というものでしょう。
なお、質問するときは〝メモ〟をとることを習慣づけましょう。
では、お歳暮商戦が本格化してきたようです。ホテルの売り上げに大きく寄与する料飲
部門と同じくデパートには外商部門があります。創意工夫して売り上げ向上活動に励まれ
ていることでしょう。
なにかと忙しない時期を迎えましたが、御社も同様と拝察します。安全管理にも配慮し
て午後からもお励み下さい。ありがとうございました。
❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)