『管理者研修』 (340) 「【部下・後輩指導のヒント】 効果的話し合いの進め方」
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寺子屋ラッキー
おはようございます。インフレ下での混沌とした時代に限らず、いつのご時世でも「現状維持は退歩」です。業務の改良・改善を効果的に図る「問題解決の手順」を<部下・後輩指導のヒント>として以下申し上げます。
仮に問題が無いとすれば、それ自体が問題と言えます。問題意識旺盛な<職場風土>を形成するためにも現状を洗い出し、それは何故かを管理者の問題解決として考えることも意義あることと思えます。
1.話し合いの意義
話し合いとは、共通の問題をみんなで考え、意見を出し合って解決していこうとするも
のです。話し合いの経過で、あるいは結果において次のような成果が生まれ、そこに話し
合いの意義を把握することができます。
〇 相互に理解が深まる
〇 新たな事実に気がつく
〇 よりすぐれた意見も創られる
2.話し合いの手順
話し合いは、「共同思考」です。それぞれ自分勝手に問題の解決を図ろうとするので
は、いたずらに混乱を招き、時間だけがムダに流れます。これでは、目的を達成できない
ばかりか、かえって問題を複雑化することにさえなってしまいます。
話し合いを効果的に進めるには、参加者全員が話し合いの手順を知り、お互いに共通の
基盤に立って、一つ一つの段階を踏んで意思統一を図ろうとする努力が必要になります。
(1)テーマの意味を確定する。(意味づけ 👉 焦点合わせ、範囲を限定する)
(2)現状を分析し、問題点を洗い出す。
(3)原因を追究する。
(4)考えられる案を出し合う。
(5)最善の解決案を選ぶ。(選択)
(6)良い解決案の基準
a.希望条件をできれば全て入れたもの
b.実施するのが容易なもの
c.明白で、仮定が少ないもの
d.普遍性、一般性があるもの
(7)解決案を実施するための具体策を考える。
(8)実施後、結果を評価する。
以 上
では、また遊びにおいでください。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
#マネジメント
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