『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (337) 「部下から敬遠される話題は 謙虚な言葉で補おう」

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寺子屋ラッキー 


 こんにちは。予約投稿した記事が誤解を与えかねないため、午後になりタイトルを若干修正しました。今回採り上げたテーマは就業時間外での話です。(念のため)


 昔から「自慢高慢馬鹿のうち」と言われますが、これは管理者の場合でも同じです。特に管理者の役職にある者が〝部下の自慢話〟をするのであれば良しとして、そうでない場合は「気の置けない相手」は別として避けた方が賢明と思えます。


 しかし、実際には『部下指導』を意図した部下にとって<貴重>なはずの管理者の「体験談(苦労話・失敗談)」が無意識の中に『承認欲求』が頭をもたげ、いつしか成功談・自慢話となってくることがあります。それもアルコールで理性がよろめくためか、同じ話が飲むほどに酔うほどに度々となると聞かされる部下はウンザリしてくる。部下へのアドバイスかお説教と取るかどうかは聞き手が判断することです。
 ともかくビジネス社会に限らず世間には一部でもそうした人がいることはいつの時代でも見聞きすることで珍しい話とは思いません。
 そのようなこともあり以前「自慢高慢馬鹿のうち 加えて避けたい【三つの話題】」と題し申し上げたことがあります。


 自慢話をしたがる人の深層心理は、実はコンプレックスの強い人なのかもしれません。 このコンプレックスを何とかして補おうというためにあれこれと自慢をしたいというのが 偽らない気持ちなのです。
 このことはプライドを満たされている管理者と比較して見れば直ぐに分かります。そういう人は何にも威張る必要が無い。ですから「実るほど頭の垂れる稲穂かな」と言われる格言があるように非常に腰の低い人が多いはずです。


 その点、自慢話をしたがる人は、他人がそれをどう評価しているかということなどは一向に無頓着です。自分の奥さんがかつては職場の華として大事にされたとか、息子は大学入試に失敗したが名門予備校の東大コースにスンナリ受かった、というようなことを得々と話します。
 そういう自慢話をしたくても自慢の種の無い人は、常務が入社して仮配属だった一か月は何処へ本格配属されても困らないよう仕事の基礎をゼロから指導したが自分の人を見る目に狂いは無かったとか、あるいはペットの親犬は血統書付きのグランドチャンピオンだったせいか利口だが気位が高くしつけるのに苦労したとか、どこからか自慢の種を探してきてはそれを話材にするという態度です。


 しかし、こういう自慢話をして心からそれに共鳴し「なるほどたいした管理者だ」と、感心してくれる部下が一人でもいるでしょうか? お義理で同調したり感心したりしている部下はいます。しかし、ほとんどの部下は「おめでたい人だね」とか「うちの課長は単純な人だよ。自惚れのほかに惚れては無かりけりか」などと腹の中で馬鹿にされるのが落ちです。
 そして部下たちがスナックかどこかで一杯やるとき、そのことを酒の肴にされたりするのが関の山です。 


 人間誰でも時には嬉しさのあまり、自慢話めいたことを言うことはあります。念願の家を新築したとか、子供が大学に合格した。そういう私的なことから仕事の面で表彰されたとか、どこかに栄転の内示を受けたとか、普通なら嬉しくて誰かに聞いてもらいたいことは誰にでも色々あります。


 そういうことを〝たまに〟話すのであれば、部下としても喜ばしいことだな、良かったなという気持ちを表してくれることもあります。しかし、事実ではあっても謙虚さは示した方がいいと考えます。
 「なんだか自慢話めいて言いにくいんだけれどネ」、「自慢話のようになるが・・・」と
いうような言い方で話し始める。あるいは話しが終わったときには「なんだか自慢話のようになってしまったようだね」というように謙虚さを表す言葉を添えた方がいいでしょう。そうすれば部下も共感し喜びを共にしてくれると思います。


 以上については欧米人にも通用することでしょうか? AIの評価が楽しみです。では、また次回です。お立ち寄り頂きありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』  (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
   しよう ‼」)
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