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皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『社員研修』 (260) 「3ムを減らし 生産性を向上させ 完全週休二日制の実現を!」

                            (2020年8月23日 投稿分)
                            【リンク修正 加筆再投稿】
ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。週休三日制が話題になる現在です。一方半ドンも含め土曜出勤の方もおいででしょう。因みに働き方改革が求められているご時世です。どんな制度も導入にはデメリットを伴うのが普通です。それでもこの先お世話になるかもしれない介護施設への非正規社員の求人も「完全週休二日制」が未実施だと不人気と聞きます。
 今回は業務の与え方・受け方について、上司・部下双方の立場から採り上げます。


 早速ですが、部下が無理と思える仕事を避けることは、どうも消極的に思えます。普段のあなたの仕事ぶりを見ていて、職場でのあなたのことを一番良く知っているのは、あなたご自身より一番身近にいる直属上司です。あなたならそれだけの仕事ができるという「信頼」の元に、今の仕事が委任されているのです。


 ですからもしムリだと思っても、それをやり遂げるよう努力はしてみることです。仕事から、〝逃避〟していては、いつまで経っても実力は付きません。また、あなたの「潜在能力」が顕在化することもありません。


 しかしそうは言っても、上司も人間です。あなたの能力を〝過信〟している場合もあります。そのためあなたの能力以上の仕事を課してくることも十分考えられることです。その時は、上司と良く『相談』しましょう。上司の期待に応えようと無理に背伸びをすると、自分を追い込むかもしれません。普通、上司は部下が精神的に追い込まれる前に、あなたの行動を日々見ていて、事前に察知はすると思います。


 ただ困るのは、あなたの育成を<意図的・計画的>に考えての課業配分ではなく、部下の現状も把握せず、むやみやたらと押し付けてくる上司がいた場合です。結果責任を負うとはいえこうした上司がいては、その職場のモラールは低下し業績が上がるとは思えません。
  
 ここであなたにも再認識していただきたいことは、会社は「生活の糧」を得る場です。求人票フォーマットの限られたスペースへの記載は無くとも、会社は好きな仕事ができると考えたとしたら甘いです。


 特記すると人はあくまでも「仕事」を通して伸びていくものだということです。換言すれば、「仕事が人を育てる」のです。
 そのためには本を読み、インターネットで情報収集し、程度の差こそあれ知識・技術(技能)の習得を図るなどの「自己啓発」をして『能力開発』する努力も必要となってきます。


 「天は自ら助くる者を助く」は欧米でも通用するようです。そうすることで定年後の嘱託としての再雇用も一律ではなく有利な条件が得られることもあるでしょう。


 とにかく始めての仕事は誰でもが試行錯誤し限られた要員で職場運営されているご時世です。時には上司への事後承認(?)になっても「残業」続きで苦労することもあるでしょう。これは「正社員」なら無理ならぬことでもあります。ですが上司はそうした積極的姿勢のあなたに対しては、指導や協力は決して惜しまないと思います。
 ただ、慣れない仕事で苦労した結果の仕事の〝出来栄え〟を、上司がどのように評価するかは分かりません。結果は二の次です。


 それよりも「部下育成のメリット」でも申したように部下が仕事をやり終えた時に味わう「ヤッター!」という<満足感・達成感・充実感>は、何ものにも代えられないことです。お金では買えません。これが、将来の管理者としてのあなたの自信へ繋がるものと、私は考えます。『経験こそ我が師なり』です。


 とは言っても仕事への「取り組み姿勢」は、最終的にはあなたが決めることです。ただ、「ヤラサレ意識」が強いと仕事だけではなく会社へ行くのも嫌になり、最悪出社拒否症に陥ることが懸念されます。しかし、定年後を踏まえた将来の自分と大切な〝家族〟のためだと思えば、今は多少辛くても頑張れるのではないでしょうか。


 その点、<ム・ム・ム>を無くすことを『三無主義』といい『ダラリの法則』とも言われます。定年まで大過なくと組織にドップリ浸かり、身も心も「ダ・ラ・リ」としているようでは困ります。


 例えば、前に問題提起した「会議の進め方」を振り返ってみてください。会議の性格もあり一概には言えないものの顕在司会者である議長と潜在司会者である参加者とのいずれもがその役割を心得て参加する。結果して会議を効率的・効果的に進めていけば無駄な時間を排除できます。
 指定都市某地方自治体も同じでしょう。単なる勘ではなく裏付け資料があって申しています。


 昔は課長から「オイ松木、さっきから何をしゃっべているんだ。勤務中だぞ。私語を慎め!」と注意されたものです。生産ライン現場は別としてこれでは事務処理の生産性は低下するかもしれません。スマホで気になる持ち株の株価の〝分足〟をトイレで見ていては就業規則違反として懲戒処分の対象になるでしょう。


 しかし発想を喚起させ業務効率を上げるためパソコンのメディアプレーヤーに保存したお気に入りの曲をイヤホンで聞くなら許容されても良いように思えます。そのための音楽名を具体的に一曲だけ著書で紹介されている現役当時に能率学を指導していた元教授がおいででした。


 勤務時間は中身が勝負です。マンネリ化した会議運営時間あるいは日報の作文に費やす時間だけでなくパソコンを前にしても漫然と過ごさず、ビジネス文書もパラグラフシステムを応用して作成時間の短縮を図る。人の人たる証明ともいえる『創造力』を発揮してAIに負けないよう創意工夫して成果を上げましょう。そうすることで業種・業態の違いはあっても総労働時間を変えずに労使双方知恵を出し、『完全週休二日制実現』への条件を整え、その途を開くことを可能にしたいものです。


 会社は生活の糧を得るだけでなく人によっては<自己実現>を図る場でもあります。これからの「ビジネスパーソン」は〝やらされ意識〟を捨て、いくつになっても仕事に挑戦する「気概」を持ち続けたいものです。こうした姿勢がこのご時世における生き残るサラリーマンへの道だと考えます。いかがでしょう。御同輩? とにかく年末年始に向け大いに頑張ってください。今週もお疲れ様でした。


『追記』 SNSのご時世「謙譲の美徳」は通用しないようです。「合理化」が必要な場合も
    あるようです。
     当ブログは単なる体験談ではありません。言語データも含めそれなりの裏打ちは
    あります。今回も「マネジメント論」をベースにご理解いただけるようお話してい
    ます。
     しかし、一方的に講義調で書くと教場と異なり読み手の反応が掴めません。意
    見・質問を想定するとどうしても長くなります。そのようなことで今回も長くなり 
    失礼しました。
  
 では、今週もお疲れ様でした。良い休日を。ありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
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