社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方教育』 (174) 「部下との相互理解を図るには 質問・復唱で確認し合おう」

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 おはようございます。硬い話が続くと厭きられるため前回までの結論は先送りしテーマを変えます。あなたはこんな経験をお持ちじゃないでしょうか? 


 突然トップに呼ばれ所感業務である特約店との「サービス懇談会」の今後の在り方について意見を求められたとします。あなたは直立不動で日頃考えていることを話す。その時あなたの頭にある考えの何%が表現できるでしょうか。
 仮に準備をしていたとしても『言葉』に音声を付して口から100%出てくるとは思えない。朝夕礼での「3分間スピーチ」を想定し実験するとご理解いただけるのですが、良くて80%としましょう。


 では、社長はあなたの話を100%受け止めるだろうか。社長も色々考えながらあなたの話を聞いているかもしれない。ときには資金繰りなど他のことが頭をよぎる。「エッ、君今何て言った? もう一度話してくれないか?」
 しかし、聡明な社長のことである。あなたの話の90%を受け止めたとします。ということは、80%×90%=72%ということになる。


 つまり、管理者であるあなたの100%の考えは、コトバに音声が伴い口をついて出ると社長には72%、約7割しか伝わらないということになる。これは職場の部下との間でも同じです。  
 したがって、管理者は「命令(指示) ⇄ 報告」の場面だけでなく部下との齟齬をなくすためには繰り返すだけでなく、<質問する・させる、復唱させる>ことで「相互理解」を図ることが肝要な事と言えます。


 それだけではありません。人は「十人十色」です。お釈迦様は『人を見て法を説け』と言っている。職場の部下は、性格だけでなく能力・人生観・価値観>も皆違う。
 また、前にも申し上げた通り聞き手に共通する「本質(心理)」もある。これを考慮しないと話の効果は上がらない。クレー射撃でいえば、標的が動いているにもかかわらず的を見ずにむやみやたらと銃で射撃していては、いくら散弾銃でも当たるわけがない。


 部下の心理もこれと同じで常に揺れ動いている。的を見定めない話は聞き手に入らない。このことに気を配らずに、十把一絡げ(じっぱひとからげ)にすると、せっかくの話が「馬の耳に念仏」ともなりかねない。日常部下との接触では、ここに『人間関係維持』のヒントがあり軽視できないように思えます。


 では、肌寒い日ですが、風邪にも気を付けてお過ごしください。ありがとうございました。



❒ 話し方教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)