社員教育『期待される管理者』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『 社員教育』 (3) 「グローバル化の時代、日本語にも関心を持とう」 ※ 再投稿

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 おはようございます。


 さて、当ブログでは「おはようございます」で始まり、「ありがとうございました」で終えることとしています。たとえ犬の卒倒(ワン・パターン)と言われても、<挨拶・(名前)・内容・(名前)・挨拶>の順序がスピーチの基本に沿っているからです。
 仮に「おはよう」で書き始め「ありがとう」で締めくくったとしたら、「上から目線で馴れ馴れしい失敬な奴だ」と、おそらくあなたには不快感を与えることになるでしょう。 


 では、「おはよう」に〝ございます〟が、「ありがとう」にも〝ございます〟が付けられるのに対し、「こんにちは」・「こんばんは」に〝ございます〟あるいは〝ございましたか〟を付けることができないのは何故でしょう?
 私は学者ではないので分かりません。しかし、今年入社した新人だけでなく職場に慣れてくるとお客様の前でも「こんにちは」の挨拶言葉が、いつしか「こんちは」と省略する若手社員がいるものです。そのような場合、上司・先輩は気が付いたらその都度注意する必要があるでしょう。これが、部下・後輩の指導面における「現行犯逮捕」の大切さです。


 ところで、あなたは子供の頃ご両親から「もっとひと(他人)が読めるような字を書きなさい」と注意されたことはありませんでしたか?
 いつでしたか民放で「古文書」のほんの一部である『織田信長の書簡』50通を読み解くのに『くずし文字解読辞典』を参考に一文字一文字丹念に<推理力>を働かせながら歴史を紐解く気の遠くなるようなチーム作業を放映していました。
 因みに、次の句点および平仮名のような文字は何と読むのでしょう。


 「、」,「し」


 これはいずれも「候(そうろう)」という文字の何十種類もある〝くずし文字〟の一つだそうです。この辞典を編纂するのに何年かかったかは知りませんが、今回の解読作業も同様におそらく最新のコンピュータを駆使しても容易にできないことであり、ここが<創造力>に代表される『人の人たる所以(ゆえん)』といえましょう。


 それはさておき、あなたがお持ちの国語辞典も編纂し出版されるのに相当の年月(10年前後)をかけているものもあるはずです。そのため改訂され収録された用語の数および意味の解釈は辞典ごとに異なっていても、いずれの辞典も表現は大同小異という言葉もあります。


 例えば、「馬鹿」という言葉の意味を調べてみて下さい。日常職場では「お前はいったい何回言ったら分かるんだ。そんなことでどうする。馬鹿な奴だ!」と、普通良い意味では遣われません。


 しかし、話し言葉には音律(音調・語調)・態度が伴うため、言った人(上司)の真意を忖度(そんたく)することも時には必要でしょう。


 恋人から「あなたって馬鹿ね!」と言われた場合は「あなたって可愛いわね」というニュアンスが含まれていることもあり、必ずしも否定的な言葉と決め付けることはできません。ここが理解できないと〝野暮な男〟とみられるでしょう。ここに、書き言葉と話し言葉の違いがあります。


 とにかく人間関係の潤滑油ともいえる『敬語』を始めとする日本語は、分かっているようでいて実は分からないものもあり、誤解・曲解を生じ歪曲されやすいものです。では、良い週末を。ありがとうございました。



❒ 社員教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)