『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (266) (続)「リーダーに求められる 三つの基本的考え方」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。前回に続けます。


 第二は、自分の考えは価値があるものだと信じることです。会社および部下のためになり喜んでもらえるという強い<信念>をもつことです。つまり、自分の考えおよび行動に〝惚れ込む〟こととも言えます。


 最後は、<熱意>です。経営上層部および部下を信じることです。また、この相手には必ず分かってもらえると考えることです。
 「果たして私に賛成してくれるかどうか?」などと疑心暗鬼では、相手が警戒し賛成し
てくれるとは思えません。


 相手はこのことに賛成し協力してくれると信じ<熱意>をもつことです。自分を信じ、相手を信じる職場リーダーは、成功する可能性が高まります。
 そのような人は、「アノーすみません。ご賛成いただけないでしょうか?」などと弱気な言葉を吐きません。


 経営上層部へのプレゼン最中に、
「エーおそらく・・・。ですが、平常時と違い何分にも予期せぬ出来事続きの昨今です。ヒョットすると無理かもしれません。正直申しましてそう思えないわけでもありまして、どうしたものでしょう?・・・」などと曖昧な言葉も使いません。


 相手に質問されても必ずや確信に満ちた言葉で返事をすることでしょう。
 「ハイッこうなります。責任をもちます。大丈夫です! 私にお任せ下さい ‼」くらいの意気込みが望まれます。


 たとえば、日露戦争を勝利に導いた東郷平八郎大将は、明治天皇の信任が厚かった。バルチック艦隊との対決で戦場へ赴くに当たり天皇陛下に拝謁した。


 陛下からは日露海戦に当たっての勝算の有無についてご下問があった。東郷連合艦隊司令長官は、
 「主砲の数ではロシア艦隊に若干劣っているとの情報を入手しています。しかし副砲数では勝(まさ)っています。我が連合艦隊はバルチック艦隊を言うに及ばず世界に冠たる訓練による戦闘員の技能を有していると自負しております。戦略・戦術を駆使し副砲で代替できます。ご安心ください。誓って敵を撃滅奉ります」と、答えた(?)。仮に、
「さー何と申し上げたら宜しいのでしょうか? 我が連合艦隊は全力で頑張りますが、遠路はるばるやって来るバルチック艦隊も必死で向かってくることでしょう。勝負は時の運です。やってみなければ分かりません・・・?」と、自信なげに答えたとしたら陛下はおそらく不安に思われたことでしょう。


 その点、東郷に全幅の信頼を置いていた明治天皇は、
「この度は厳しい決戦であることは朕(ちん)も十分承知している。しかし、東郷は慎重なタイプではあるが司令長官としては余人をもって代えがたい提督(リーダー)だ。国民の期待に応えられるようこの海戦で日露戦争に決着をつけるべく全軍を鼓舞激励し奮励努力して欲しい ‼」と、強く望むことはあっても、東郷を〝更迭〟することはしなかったでしょう。


 こうした長い間かけて培われる「態度(内面的)」は、一旦形成されると容易に変わることはありません。<誠実さ>から構築された『信頼関係』も例外ではなく簡単には〝ヒビ〟が入らないと思えます。ビジネスパ-ソンとしてのあなたのお考えはいかがでしょう。


 では、季節外れの暑さ続きですが今日も一日頑張り、今晩の中秋の名月を含め良い週末をお楽しみ下さい。
 上半期もお疲れ様でした。よろしければ下半期もお手すきの時、お立ち寄り下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成

 しよう ‼」)

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