『社員教育』 (78) 「失敗しても却って信用される 報告の仕方」
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おはようございます。サブタイトルについてこれまでを振り返り、以下箇条書きします。
1.先ずは報告し、上司の判断を仰ぎましょう。
誰の失敗も外部からみれば会社の失敗ということになります。また、上司からみれば
部下の失敗は、結果的には上司の責任でもあります。「叱られては?」と消極的姿勢にな
り、かつ評価が下がることを恐れていては、あなたの信用を落とすだけです。
『便りがないのは良い便り』はあくまでプライベート面で許されたとしても、「悪い報
告」ほど早くがビジネス現場の『原則』です。
従って、「事実」を歪曲せず正確に報告しましょう。大事なことなので繰り返します
が、隠したり嘘をついたりしてはいけません。
コンプライアンスが重視される時代、過去を見るとそのため却って問題が大きくなり収
拾がつかなくなることがあるからです。
2.人間ですから、失敗は当然誰にもあることです。
失敗は組織と同じく、活動しなければ発生しません。失敗は「成長への授業料」とも言
われます。同じ失敗を二度・三度と繰り返さないように気を付けましょう。
ここで強調したいことはケアレスミスは別として、必ず現状を分析しそれは何故生じた
かの原因を追求し、手を打つことが殊のほか肝要なことです。
3.自信を失わないようにしましょう。
一度の失敗で自信を失ってはいけません。仕事への取組み姿勢が消極的にならないよう
ず、失敗は、「成長への踏み台」だと前向きに考え、周囲に迷惑をかけたことを、他の面
で取り戻すよう努力しましょう。
4.言い逃れのため責任を他人に転嫁しないようにしましょう。
失敗をして他人のせいにするのは卑怯であり、職業人としては失格です。「仲間が協力
してくれなかったので・・・」と他人を責める前に、どうして協力してもらえなかったか
について、自問自答して見る態度が組織人としては大切な姿勢です。
暦上では冬至が過ぎ一歩ずつ春に向かい始めたとは言え、この先寒さ本番が待ち構えています。家庭でも仕事と同じく早め早めに手を打ちましょう。ありがとうございました。
❒ 社員教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼ 」)