『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (326) 「モラール低迷期の 仕事を与える 管理者の期待」

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寺子屋ラッキー


 こんばんは。本来人は指図されるだけで任せられず、「創意工夫」する余地が与えられないとすれば<モラールアップ>は期待できません。現在日本従業員の『やる気』の低迷が問題になっています。そこで、社員研修の視点から働く<人>への問題提起です。


 さて、生徒・学生時代に勉強できたことが必ずしも仕事ができることにつながらないケースは、世間にはいくらでもあることです。
 でもどうなのでしょう? 
 『誰でも最初は素人』です。自分に仕事を合わせるのでなく、仕事に自分を合わせる<努力>をすることが必要でしょう。
 つまり、仕事が<人を育てる>のです。換言すれば、人はあくまでも「仕事」を通して伸びていくものだと『プラス思考』することが大切です。これは、上級管理者だけでなく経営幹部でも同じはずです。


 そのためにはインターネットで情報収集し、本を読み通信教育の受講あるいは社外セミナーに参加するなどして、知識・技術(技能)の習得を図る「自学自習」をし、能力開発する努力も肝要なことです。


 もし、今の仕事がムリなようだったらどうすればよいのでしょう。仕事を減らしてもらうよう上司に頼みますか?
 どうも消極的な考え方のように思えます。普段のあなたの仕事ぶりを見ていて、あなたのことを一番良く知っているのは、あなた自身よりも人事考課の決定権を有する一番身近にいる<管理者>です。


 あなたに仕事を任せるということは、仮にあなたが仕事で失敗した場合、上司はその「結果責任」を負う覚悟でいるのです。あなたならそれだけの仕事はできるという『信頼』の基に今の仕事が任されられているということです。


 ですから、もしムリだと思ってもそれをやり遂げるよう<努力>をすることは必要なことです。仕事から〝逃避〟していては、いつまで経っても仕事力は現状のままです。またあなたの『潜在能力』が、当該業務を通して顕在化することも期待できません。


 それでも始めての仕事は誰しも試行錯誤し、時には残業続きで苦労することもあるでしょう。ですが上司はそうした積極的姿勢のあなたに対しては、指導や協力は決して惜しまないと思います。


 しかしそうは言っても、管理者も人間です。あなたの能力を『過信』している場合もあるでしょう。あなたの能力以上の仕事を課してくることは十分考えられることです。
 職場マネジメントで「メンタルヘルス」が重視されている現在、責任感旺盛なあなたが上司の期待に応えようとムリに背伸びして精神的に追い込まれポキンと折れ潰れてしまっては困ります。
 そのような場合は一人悩まず上司に忌憚なく『相談』しましょう。そのための上司であり、それができる上司であってほしいものです。 


 ただし、慣れない仕事で苦労した結果の「出来栄え」および「プロセス」を、上司がどのように評価するかは私には分かりません。結果は二の次です。たとえ浅くても、「仕事の幅」が拡がったことに満足しましょう。定年迄の長~いサラリーマン生活を考えた場合、このプロセスにおける「経験」が必ずどこかで役立つものです。
 つまり、『経験こそ我が師なり』です。


 加えて仕事をやり終えた時に味わう<満足感・達成感・充実感>は、何ものにも代え難いものです。お金では買えません。こうしたことが将来のリーダーとしてのあなたの「自信」へとつながると、私は考えます。 


 仕事への「取り組み姿勢」は、最終的にはあなた自身が決めることです。また、精神の強靭さは部下毎に異なります。「ヤラサレ意識」が強く「耐性の涵養」が図られていないと仕事が嫌になるでしょう。それだけでなく出社するのも嫌になり出社拒否から退職することになるかもしれません。
 しかし、あなたの『自己実現』とあなたに期待している『家族』のためだと思えば、今は多少辛くても頑張れるのではないでしょうか。


 ですから身も心も<ダラリ>としているようでは困ります。これからの「ビジネスパーソン」は、いくつになっても仕事に挑戦する<気概>だけは持ち続けたいものです。これが『成功するサラリーマンへの道』でもあるのです。


 では、「働き方改革」が問われるご時世でも共通する『未見の我』に向かって明日も背筋をシャンと伸ばして大いに頑張って下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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