『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (252) 「部下のモラールアップを図るには 心理説得を 試みよう」

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寺子屋ラッキー

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 こんにちは。リピーターのあなたには「まいどおおきに!」と、大阪人なら言うところでしょうか? 
 関西弁は東京弁(標準語)よりソフトな感じを受けることがあります。徳川幕府が瓦解し明治時代になった折、明治政権が首都を京都から東京に遷都せず関西弁を標準語にしていたとすれば、その後の文化だけでなく政治・経済も変わっていたことでしょう。


 ときに人は誰しも、赤ん坊が泣き声で〝本能的〟に母親へ訴えるのと同じく、自分が思うように他人を動かすことができることを望んでいます。同じく古来為政者は、誰しも自分が思うように他人を動かすことを望んでいたことでしょう。


 しかし、古今東西話力で決着がつかない時には、金権政治にみる「金力」があります。あるいは恐怖政治にみられるような「暴力」とかに訴えます。組織内で認められた権力までも否定するつもりはありません。それでも金力、暴力の力には自ずと限界があり、その効果はいつしか消滅し最後は「話力」で解決するものです。これはビジネス社会にも言えることだと考えます。


 『説得力』というのは自分の信念や部下に期待していること、あるいはアイデアなどを相手に話し理解・納得させ〝行動〟 させる能力、換言すれば「頭・心・行」(ズシンギョウ・・・・当方の造語)のことです。
 この理解・納得させるには、説得の前提としての「説明能力」が必要となります。これがなければ、上層部あるいはお客さまへの効果的プレゼンテーションが必ずしも上手くいくとは限りません。


 ところが、管理者の中にはこのことに気付いていない人がいるようにも見受けます。そうした人は、自分の説得力の無さを〝無意識〟のうちに権力だけに補っていることがあるものです。
 遂行責任だけでなく結果責任を問われる管理者が、自分に与たえられた権限で「俺の言うとおり黙ってやってりゃいいんだ!」と、部下の自主性・自発性を無視し仕事を強制し嫌々ながら仕方なく働くという態度を部下にとらせている人がいても不思議ではありません。


 その一因としては『性格』だけでなく、かつての自己の成功体験からの「内面的態度」が形成要因となり、自分の思うとおりに部下が動かないと気が済まないということもあるでしょう。〝職場事情〟による「サラリーマン管理者」には致し方無いことかもしれませんが、部下の<モラールアップ>を意図するには限界があるように考えます。


 説得の仕方(原則)については触れたことがありますが、それで済めばどなたも苦労は要りません。この先採り上げる『学問なき経験は経験なき学問に勝る』の観点から、説得の達人と評される方の書籍およびネットで必要に応じて研究なさってみて下さい。


 今月から10月にかけては台風来襲のシーズンであり、国内外での懸念材料が多い月でもあります。では、また次回に。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)

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