『管理者研修』 (262) 「反復効果の原則は OJTにも活用しよう」
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寺子屋ラッキー
こんばんは。連休最終日の夜をいかがお過ごしでしょうか?
働き方改革が問われる現在、生涯設計上必要な『能力開発』は業務遂行上とそれ以外に大別されることについては前に申し上げたことがあります。
ときに、消防自動車のホースから出る水の勢いは大変なものです。近くで掛けられたらまともに立ってはいられず、おそらくひっくり返ることでしょう。かつて警察の機動隊が暴徒を鎮圧するのにこの手を使っているのをテレビ中継で見たことがあります。確かに効果があるようです。
仮にこの勢いのある水を鉄筋コンクリートの壁に1~2時間かけて壁に穴があくでしょうか?
汚れが取れて綺麗になるかもしれないが、おそらく壁が凹むというようなことはないでしょう。これに比べると、軒下から落ちる雨だれの一滴の力は問題にもなりません。顔に当たったところでヒヤッとする程度です。別にどうということがないほど微々たるものです。
しかし、この雨垂れが長年かかってかいつしか寺院の軒下の置き石に穴を開けているのを目にしたことがあります。あの小さな雨だれが石に穴を開ける?
普通ならとても信じられないことですが『雨だれ石を穿つ』の諺通りです。「大脳生理学」を持ち出すまでも無く自然界を見ても、調べた限りでは石によっては、
1年に0.01mm、10年で0.1mm、100年で1mm、1000年で1㎝のペース
ということもあり、これは事実です。ここで私が何を申し上げたいかは、聡明なあなたには察しが付いていることと思います。
管理者の中には『能力開発』の必要性を感じている方は沢山おいでです。また、それを実行している人が数多いということも知っております。反面、中にはその効果がそれほど表れていない方がいたことも残念ながらまた「事実」です。それは何故でしょう?
その大きな理由の一つに『反復効果の原則』を軽視していることがあるように思えることがあります。(続く)
では、明日からに備えおくつろぎください。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
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