『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (264) 「職場リーダーが 裸の王様に ならないために」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。終業時間帯に入りましたが失礼します。


 さて、落語家の世界では「噺家(はなし家)殺すにゃ刃物は要らぬ、欠伸 (あくび)の三つもすればよい」と伝わっています。これを捩(もじ)ってビジネス現場では、「上司殺すにゃ刃物は要らぬ、報告の三日も絶てばよい」とサラリーマン川柳にあった覚えがあります。この『報告』が「上司補佐」の範疇に入ることは、おそらく「万国共通」でしょう。


― オイッ今帰ったぞ!-
 「お帰り。ネーあなた、あなた、アナタ、チョット聞いてよ!」
― どうしたんだ、騒々しい。何かあったのか?ー
 「今日ね、太郎の新しい担任の先生と面談したの。そうしたらネ・・・」
― そうか、まずは着替えさせてくれないか。それからユックリ聞かせてもらうよ。ー


 ご主人は留守中の出来事を奥さんから知らされる(報告を受ける)からこそ家庭の現状を把握し、〝心置きなく〟働けるというものです。そのため、ときには「浄化作用」の受け皿役として、配偶者同士お互いに愚痴話を聞くことも家庭円満の秘訣かもしれません。


 仕事を管理していくプロセスでも、チェック機能の一つである報告は、重要な意味をもっています。部下が報告をしないでいると、上司はいつしか「裸の王様」となり、ともすれば「意思決定」を誤ることにもなりかねません。
 従って、部下はいつでもどこでも事実に基づいた「正しい報告」を、たとえ悪い場合であってもしなければならないのは、日本だけの話ではありません。


 たとえば、あなたが新しい業務企画を立案し、自信をもって実施したとします。成功することがあれば失敗することもあるのが世の常。その効果の測定は難しいものですが、顧客アンケートの結果は不評、つまり失敗に終わるケースもあるでしょう。
 そうした場合でも、事実は事実として、どこが悪かったのか、改善点はどこかを分析し、上司に報告しなければなりません。


 業務の「結果責任」は普通、良くも悪くも決裁し指示した上司にあるからです。上司はその報告を受けて、業務の管理サイクル(A→P→D→C→A)を回し、スパイラルアップを図っていくことになります。


 仮に報告が事実でなく歪められる場合もあるでしょう。それが特定部下あるいは職場体質に起因していたとすれば看過しないことです。「それはなぜか?」とその原因を追求する問題解決のプロセスが『実践的管理者』の課題として取り組む必要があると考えます。


 他責より自責。原因は以外にも管理者自身にあったと気付かされることがあるかもしれません。上役・下役・ご同役のあなた(貴方・貴女)は事実の程はともかくとして昨今のニュースも参考にしていかがお考えになりますか?


 「移ろいやすいのは 〇〇〇心と秋の空」と言います。日曜日はカラッとした晴れ間が多少でも期待できそうです。
 では、今週もお疲れ様でした。良い週末をお過ごし下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
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