『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『社員研修』 (169) 「人間関係論から見た たかが挨拶 されど挨拶」

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寺子屋ラッキー


 こんばんは。挨拶についてはこれまで次のように申し上げてきました。
挨拶は人間社会の基礎的な「話し方」であり、人間関係をつくる働きをもっています。また〝第一印象〟もここから生まれるので、日常の挨拶を軽視してはいけないように思えます。
それは何故かと申しますと、人間は『感情の動物』であり、<好き・嫌い>で判断するからです。


 テレワークが普及する以前、あなたは通勤時、朝の満員電車では痴漢扱いされないようカバンを携えた手の位置には気を付けていたことでしょう。しかし反対に電車の揺れから、それも奥さんに綺麗に磨いてもらった靴を脇に並んだ若い女性のハイヒールのかかとでギューッと踏まれたことはありませんか? 重心が一点に集中されるため、アレは 痛いですよ。満員電車では致し方なしとグッと堪える


 そんな時でも「ごめんなさい。痛かったでしょう?」の一言があれば救われます。実際には相手の横顔を睨みつけても何も言わずに黙っていたことでしょう。些細なことで朝から一々腹を立てていたら身が持ちません。


 ですが、人通りの多い道すがら、前方から歩いてくる相手と肩が触れた場合「アッと、失礼」と言えば何事も起こらない。が、その<一言>がないために「オイッおじさん、チョット待てよ。人にぶつかっといて何とか言ったらどうなんだい!」と振り向きざまに言われる。
 「なんだと若造粋(いき)がりやがって、いちゃもんつけんのか? そういうテメ―はどうなんだ! 彼女が一緒だからってカッコつけんなよ ‼」と、<売り言葉に買い言葉>となる。挙句の果ては傷害事件にまで発展することは、レアケースとはいえ実際にあることです。


 サラリーマンはいくら仕事が出来ても加害者として警察沙汰になっては万事休す。会社の上司を始めとする組織は、社名の公表を抑えることはできたとしても全てをカバーしきれません。
 今日もボタンの掛け違いと思えるニュースをテレビで報じていました。当事者間では〝つまらん話〟では済まされないことでしょう。


 「サービスの向上」を経営理念に掲げていたとしても相手が特にお客さまの場合、〝悪印象〟を与えると、これを払拭するのは容易なことではなく、後々苦労するものです。そうしたことから挨拶は<仕事の一部>と言っても過言ではないでしょう。


 試しに出勤して、朝の職場で上司・同僚に挨拶をしないで日々過ごしてみると分かります。間違いなく嫌われるか変人扱いされ、自ら職場を住みにくくしてしまうケースがあるものです。ここが「自然発生的人間関係」の『家庭生活』および「自由選択的人間関係」の『学校生活』と「強制的人間関係」である『職場生活』との違いです。


 人の性格にはS・Z・E型がありますが別途申します。大別(?)すると「内向性」および「外向性」に分かれます。外向性の人には抵抗の無い挨拶も、内向性の人の中には苦痛に思える方がいても不思議ではありません。この先別途申し上げる性格の中心にある「気質」は親の遺伝による先天的なもので普通変わりません。
 難しいのは人の「性格」(S・Z・E型)および「態度」であり、一旦形成されると容易に変容できるものではないということです。そのため、内向性が強く職場不適応から退職という行動を取ることもあるでしょう。
 態度(内面的)の形成要因に関心のある方は、どのようなものがあるかをChatGPTにも照会してお考え下さい。


 では、明日から三連休の方もおいででしょう。雨にも負けず、風にも負けず、夏の酷暑にも負けずに乗り越えてきたご自身を褒め、心身共に癒して下さい。その蓄えたエナジーの勢いを駆って年末年始に向け邁進しましょう。ありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
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