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寺子屋ラッキー

　失礼します。今日は日没までに未だ時間があるためこんにちは。

　さて、ノンフィクション作家で評論家として著名であった故大宅壮一氏は「テレビの普及は日本人を総白〇化する」と喝破した。言い得て妙である。
　日々放映される深夜放送を含めても同感できる。民放はCMを一方的に流すが別に放送料を徴収している訳ではない。いやなら躊躇せずにチャンネルを切り替えれば良いだけのことである。
　その点、公共放送はどうか？　若者受けするような音楽番組を見ていると司会者が若者に迎合しているような受け答えで不快に思えることもある。反面、かつての名司会者（アナウンサー）が懐かしく想い出される。

　ときに、NHKは「日本（N）薄謝（H）協会（K）」の略であると講演会だけでなく著書に記述した先生がおいでになる。
　そうは言っても天下のNHKである。ステージ立てるだけでも箔が付き名誉なことである。

　身近な女性が朝方着物を着てそそくさと出かけた。たまたま表で掃除していた近所の奥さんが和服姿の彼女に目を留め朝の挨拶がてら声をかけた。
「アラ和服姿でどちらへお出かけ？」
　問われた女性はよくぞ聞いてくれたとばかりに嬉しそうに、
「今日はNHKホールまで踊りでチョット」

　この答えは嘘ではない。確かに、当日のテレビにはその他大勢ではあったが幸い好位置を得たことで、歌手の後ろで右へ左へと動く様子が顔出しで映っていた。しかし時間を戻すと、「今日は」というコトバには、次はまた他の舞台へ立つようにも聞こえた。

　帰ってきて「あがらないで間違わずに踊れたわ」と気分良くしているのに、水を差すように思え本人には当日だけでなく今日に至るまで注意していない。
　遥か彼方の過去の話になったが、彼女の心理を分析してみると、深層心理に潜んでいた「認識欲求」が刺激され無意識の中に言わせたように思える。女性の性と言うより私を含めた男達でも同じでしょう。人間ですから。

　今回申し上げたことは、ことさら珍しい話ではありません。職場でも見聞きすることでもあります。社員研修記事として念のために押さえますと、「言っていることは確かに正しいが都合の悪いことは言わない。」これを事実とコトバの関係をを研究する「一般意味論」では『言わない嘘』と言います。

　では、つるべ落としの秋の暮れ。日没時間が近づいてきたため、ここまでとします。
　今日は「犬の日」です。犬猫だけでなくペットを飼っている方は、夕食後ペットを思いっきり可愛がり、その後お返しに就寝時には布団に入れ癒されて下さい。

　そのためには、「犬畜生」呼ばわりしての虐待は論外です。それでも賢い犬猫でも黙っていては分かりません。飼い主からは２食昼寝付きで時には奥さんの美容院へ通う以上の頻度でトリーマーへ通うなどの待遇で普段から世話になっている。
　ご主人へ＜ご恩奉公＞することがペット犬の役目であることを普段から言ってきかせましょう。分かるかな？　我が家の他人受けは良いが、家人には無愛想な犬を見ていての所感です。ありがとうございました。

❒　社員研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして　職場目標を達成
　しよう ‼」）

#マネジメント　

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