『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (251) 「何を小癪な片腹痛い! 内面は外面に表れる」

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寺子屋ラッキー


 こんばんは。


 さて、職場の同僚だけではなくお客さまも、あなたの相手は十人十色・百人百色で様々なタイプの人がいることでしょう。したがって、その対応も十把(じっぱ)一絡げというわけにはいきません。
 その行動パターンもそれぞれ違うため、扱いやすい人もいれば扱いにくい人がいても当然である。あなたの相性に合った人もいればムシの好かない人もいるのが普通です。


 ただ、どんなタイプの人であろうと、苦手意識をもって避けていては仕事が進まない。
 そこで、相手のタイプに合わせた対応の仕方が必要となる。
 しかし、『窮鼠(きゅうそ)猫を噛む』と言う。相手がどんなタイプであろうとも「ディベート」すべき場面を除き、普段職場での日常行動では、理論で相手を追い詰めることはできるだけ避けた方がよいでしょう。


 人間の<性格>には、感情的と理性的、積極的と消極的、進歩的と保守的、大胆さと用心深さ、飽きっぽさと粘り強さ、せっかちとのんびり、といったようにいろいろなタイプがあります。
 昔から『議論に負けて商売に勝て』といわれている。折衝や交渉事の場合でも、議論をして相手をねじ伏せ得々としていてはいけません。理想は『説得』すべきです。
 それでは、議論と説得とはどこが違うのでしょうか?


 議論の目指すところは、「勝負」です。あなたの言い分が正しいか相手が正しいかということです。
「君はAと言うが、それは間違っているね。単なる思いつきじゃないのかい。現実は理屈が通らずもっと厳しい世界だよ。俺から見れば君は経験不足で未だ若いな。その点、俺の言い分は筋が通っているから絶対にBだ。Bが正しいんだよ。何故Bが正しいかって? そりゃー根拠となる理由があり裏付けとなる『事実』がチャントあるからだよ。なんならどっちが正しいか論じ合おうじゃないか。どうかね?」


 AとBという二つの立場に立って別々の地点からスタートし、どこまでもA・Bを言い争う。これでは一方が兜を脱ぐまで永久に平行線を突っ走ることになる。
 仮に議論に勝ってもこれでは両者の間には〝シコリ〟が残るだけで、相手の<行動を促す>ことは容易に期待できません。
 従って「実践的話し方」を求めるのであれば、< 話の目的>の一つである『説得』の働きについてその方法も含め改めて関心を向けることも必要だと考えます。
 とにかく人は内面を外面で律することが難しく、意識せずとも『内面は外面に表れる』のでご用心!


 では、今日も一日頑張って下さい。お付き合い願いありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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