『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』  (316) 「叱り上手な上司になる前に 叱られ上手な部下になろう」

                         『タイトル2文字修正 再投稿』


【2024年2月26日投稿分】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。今日は日本史テストで「酷く寒い日2・26」と語呂合わせで記憶した「1936年雪の2・26事件」があった日です。重臣が暗殺され首相官邸・警視庁・NHKなどが占拠されたクーデター未遂事件が、降雪の跡が残る午前4時ころに起きたためこのように言われる。背景には当時の農村が疲弊し子供の人身売買があったと伝わっている。
 今年に入ってからも暖冬が続く中、今日の歴史的事件が頭を離れず、晩冬が予想されるため陽気は油断できないと申した次第です。


 ここでは<政治・宗教・思想>から離れた「情報提供力」についての社員研修用持ちネタがあります。しかし、SNSのご時世の「話題」としては時代背景よりもテーマを裏打ちする話材自体がいかにも古いため、今回の<テーマ・タイトル>は変えることとしました。


 ときに、最近の報道では叱責に起因する事件が懲戒処分の対象になったことを合わせ報じるニュースが耳に残ります。その点、褒め過ぎが新聞沙汰になることはありません。
 「管理者研修」では『部下は褒めて叱って 育てよう』とこれまで申してきました。実際にはバブルの頃でもいずれも簡単なことではありません。


 社員研修あるいは「実践的話し方研修」として「叱り方」を示唆から叱責までの5段階に分け具体例を入れ、相手との位置関係も含め申したことがあります。部下の立場からの「叱られ上手になる法」についてのアドバイスです。その上で将来リーダーになった場合の叱り上手な管理者になるためのヒントにして頂ければ幸いと考えます。


 さて、仕事で失敗すると、上司・先輩から注意されるだけでなく、叱られることもあるでしょう。辞書の定義は別として、ここでの「注意」および「叱る」は、話の働きでの目的から、広い意味での<忠告>に含めます。そこで、あなたにお考えいただきたいことがあります。   


 世間には「注意されるのが楽しみだ」、などという人はいるのでしょうか。まずいないでしょう。 ですが人間は誰にでも『盲点』があるものです。それは他人から指摘されないと実際には中々気付かないものです。
 「カスハラ」が問題視されるご時世ですが、これは組織が法人としての生命体を有した『企業』の場合でも同じです。その<盛衰の鍵>が存外ここに隠れていることもあります。


 職場で上司から注意されるのは、あなたに見込みありと期待しているから言うのです。どうでもいい人には、最低限の注意しかしないものです。嫌な顔をされ、怨まれるだけ<損>だからです。


 <上役・下役・ご同役>の皆さん! そうじゃないですか? 


 ただ、仕事は出来ても組織人として好ましくない場合には、人事考課の対象にする企業があるかもしれません。


 注意されない人間は、スマホ・SNSのご時世でも見放された人であり、「孤独」とも言えます。注意を素直に受け入れる部下は、上役から見れば〝可愛い〟ものです。上司からはますます目をかけられることになります。
 つまり、『言われるうちが花』です。夫婦間でも同じです。


 注意された場合には、「俺(あたし)のために嫌な思いをしてわざわざ言ってくれるんだ」と、先ずは『感謝』しましょう。それをですネ、


 「課長はそうおっしゃいますが、失礼ながら一方的見方じゃないですか? 日頃の私の仕事ぶりを観察されておっしゃているとはとても思えません。たとえばです。・・・・・」と、反論されて人がどのような気持になるかを考えて見て下さい。くどいようですが家庭でも同じです。


 私が上司なら「何を小癪な片腹痛い!」と、その場で切って捨てるかもしれません。映画館の時代劇で育った昭和二世にしても古いですネ。冗談です。
 したがって、同じ忠告(注意)されるなら、自分を伸ばし好感を与える「忠告(注意)」の受け方にも留意したいものです。


 ただしですよ。〝イエスマン〟になることではありません。職場は公的組織です。返事の仕方にしても上司には、聖職である学校の先生に対するそれとは違い、言いたいことがあれば<敬意>を表して「質問」する仕方で疑問点を訊いてみましょう。


 なお、当ブログで申し上げていることは、いわゆる健全な企業経営を<目指し・努力>している組織の多少でもお役に立てるよう、内容を創意工夫しています。業種・業態・企業(団体)規模を問わないことは、この先も変わりません。


 では、今週もお疲れ様です。今日は日差しは出るもののコートが必要な一日のようです。健康に留意してお過ごしください。ありがとうございました。


❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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